海外赴任するとき、持っていく荷物と置いていく荷物はどう分ける?

海外赴任するとき、持っていく荷物と置いていく荷物はどう分ける?

海外転勤をするにあたって、海外に持っていく荷物と国内に残す荷物を分類するのは、手間も時間もかかるもの。何を持っていくべきかを決めたら、さらにその荷物を手持ちにするか輸送するかといったことも考えなくてはなりません。また、残す荷物を処分するか保管するかに悩む人も多いのではないでしょうか。国内に残す荷物は、処分する以外にもトランクルームを活用するという手段もあります。

そこで今回は海外転勤の際に持っていく荷物の分類のコツや、日本に置いていく荷物の保管方法についてご紹介します。トランクルームとはどのようなサービスなのか、その特徴も見ていきましょう。

 

海外赴任するときの荷物はどうする?

海外赴任の準備をするイメージ
(写真提供:PIXTA)

海外赴任が決まったら、なるべく早めに海外へ持っていくものと置いていくものを分類することをおすすめします。

電圧や食文化、衣服のサイズの違いなど事前に生活環境や文化を調べて、現地で調達できないものは何かなど、細かく確認した上で荷物の選別を進めていきましょう。

まずは、電化製品・衣類・台所用品・日用品の選別のコツをご紹介します。

電化製品

赴任先の電圧事情は必ず確認しておきたいことのひとつです。電圧は国や地域によって異なるため、日本製の電化製品を使うには、その国の電圧に応じた変圧器やコンセントを準備しなければいけません。
変圧器を購入するときは、同時に使用する電化製品のワット数を合わせて、収まる容量の変圧器を選ぶ必要があります。

赴任期間が1~2年と比較的短いのであれば、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電は日本に残しておいてもよいでしょう。2年を超える長期赴任の場合は、お金と手間はかかりますが海外に持っていくか、誰かに譲る、または廃棄処分したほうが、トランクルームなどに預けるよりもお得です。

また、赴任国の電化製品に関する規制の有無についても確認しておきましょう。情報管理や宗教上の理由で持ち込みに規制がかかる電化製品もあります。
規制内容は年々変わりますので、依頼する引っ越し業者に相談してみるとよいでしょう。

衣類

現在使っている衣類は、そのまま持っていくことをおすすめします。多すぎる場合は、海外赴任を機に処分する、または売却してもよいでしょう。

近年、衣類は多くの国で大抵のものを入手することができます。しかし、国によっては品揃えに差があったり、欲しいブランドの取り扱いがなかったりするため、お気に入りの衣類は海外に持っていくとよいでしょう。

また、欧米系メーカーの衣類は日本人にはサイズが合わないものも多いです。サイズ感や日本人向けサイズの取り扱いがあるショップも確認しておくと、赴任先での買い物にも困りません。

台所用品

重くてかさばるものが多い台所用品。普段から使い慣れたものを厳選して海外に持っていきたいところです。

海外へ持っていくとしても、荷物をまとめてから出国するまでのあいだに使う台所用品をどうするか、ということも考えなくてはいけません。解決策として、「100円ショップなどで購入して代用する」「外食で済ませる」といった方法があります。

なお、赴任先に荷物が届くまでは1~2週間程を要します。荷物が届くまでのあいだは、必要最低限の皿や箸、スプーン、マグカップ程度を現地で購入しておくとよいでしょう。

日用品

日用品に関しては、現在愛用しているものはすべて持っていくと安心です。「現地でも購入できるだろう」と必要最低限のものだけを持っていき、ほかは処分したところ、赴任先で思うように入手できず不便な思いをするかもしれません。また、お気に入りのデザインや欲しい機能を備えたアイテムは、海外ではなかなか見つけられない可能性もあります。

たとえ日用品にこだわりがなかったとしても、現地であらゆる日用品を新たに買いそろえるとなると、お金も想定以上にかかってしまいます。

ハンガーや洗濯バサミ、タオル、スリッパ、サンダルなど、些細な日用品もまとめて持っていくと、必要なときにすぐに使えて便利です。

 

荷物の分け方と持ち込めない荷物について

海外へ持っていくものを選別できたら、手荷物にするものと輸送するものに分類します。その際、海外に持ち込めないものが入っていないかどうかも確認しましょう。

手荷物で持ち込むものと、輸送するものに分ける

手荷物は「赴任先へ到着したらすぐに使うもの」、輸送する荷物は「すぐには使わないけれど必要なもの」という基準で分類すると、スムーズに準備が進められます。

手荷物として持っていくもの

赴任先ですぐに使う仕事道具や衣類、日用品、簡単な調理器具などは、手荷物にまとめましょう。手荷物には制限があるため、トランクケース2つ程度に収まるようにしなければなりません。

なお、国や地域によっては食品を段ボールに入れられないところもあります。そのため、食品類を持ち込みたい場合は手荷物に入れましょう。

海外へ輸送するもの

航空便で輸送するのは、今後生活で使う家電や変圧器、洗濯用品、バス用品、台所用品、すぐには着ない衣類や靴、食器などが該当します。

段ボール5つ分程度に収まるようにすると、荷ほどきも楽になるでしょう。

手荷物はよく使うものを取り出しやすいようにまとめる

手荷物をまとめる際には、よく使うものを用途別にまとめて、すぐに取り出せるようにすることも大切です。

  • 消耗品(化粧品や常備薬など)
  • すぐに使いたい日用品
  • 頻繁に使う家電と変圧器
  • 衣類
  • 娯楽用品
  • 海外で入手できないもの

上記のように荷物を分類しておくと取り出しやすいので、中身がわかるように梱包していきましょう。

海外に持ち込めないものにも注意!

海外に持ち込みたい荷物の中に、輸入禁制品が含まれていないかは必ず確認しましょう。

輸入禁制品には武器などの危険物、危険な薬品、ワシントン条約規制の対象となるものなどがあります。ほかにも国や地域によって、情報管理や宗教上の理由で輸入を禁止したり、制限したりしている場合がありますので、赴任先の規制内容を確認することをおすすめします。

 

日本に置いていく荷物はどうする?

日本で住んでいる家を引き払った場合、日本に残しておきたい荷物の置き場所はなくなってしまいます。続いては、日本に置いていく荷物の処分方法や、保管方法について見ていきましょう。

廃棄処分やリサイクルに出す

海外に持っていかない荷物は思い切って廃棄処分にするか、リサイクルショップに買い取ってもらうという人は多くいます。リサイクルショップで買い取ってもらえれば、多少なりともお金が入るのでお得といえるでしょう。

ただし、廃棄処分することもリサイクルショップへ売ることも、手間と時間がかかります。余裕をもって荷物の分類と処分をする必要があります。

持ち家なら家具ごと貸し出す手もある

持ち家であれば、家具・家電など荷物はそのままで、海外赴任期間中は家具ごと貸しに出すという手もあります。

廃棄処分やリサイクルに出す手間はかかりませんが、貸し出していると帰国後すぐに住めない可能性もあるため、貸し出す期間は慎重に決めなくてはなりません。また、必ず入居者が決まるとは限らないため、決まらなかった場合の対策も考える必要があります。

トランクルームで保管する

海外には持っていけないけれど、「廃棄処分やリサイクルに出すのはもったいない」「帰国後、また使いたい」などの理由で国内に荷物を残しておきたい場合は、トランクルームで保管する方法がおすすめです。

トランクルームであれば、家具・家電類、衣類、思い出の品など、あらゆる荷物を保管することができ、帰国後すぐに取り出すことができます。

 

トランクルームにはどのような特徴がある?

トランクルームを利用する際には、大切な荷物を安心して預けられるかどうかは気になるポイントといえるでしょう。

加瀬のレンタルボックスは、セキュリティ環境や空調設備などが整っていますので、日本に置いていく荷物を大切に保管できます。収納スペースは屋内型と屋外型から選べ、それぞれ設備などが異なるため、預ける荷物の特性によって選ぶことが大切です。

トランクルームにはどのような特徴があって、どのように利用できるのかを見ていきましょう。

参考:トランクルームとは?サイズの選び方から種類まで徹底解説

屋内型ならセキュリティ完備、換気設備あり

加瀬倉庫のトランクルーム
屋内型トランクルーム

屋内型トランクルームなら安全性が高く、空調などの保管環境も整っているため、海外赴任中も安心して荷物を預けられます。

加瀬のレンタルボックスの屋内型トランクルームは、ALSOK(綜合警備保障)による24時間警備を導入、全拠点2重ロック体制となっており、セキュリティも万全です。

また、トランクルーム内には湿度センサーを搭載し、常に強制的に換気を行っています。24時間365日、快適な保管環境を維持しており、荷物の劣化などのリスクを軽減します。

24時間自由に出入りできるので、帰国したタイミングで荷物を取り出せる

加瀬のレンタルボックスの屋内型トランクルームは、24時間出入り自由です。好きなタイミングで荷物を取り出すことが可能なため、帰国したらすぐに荷物を使いたいという場合も安心です。

屋外型ならバイクやアウトドア用品が収納できる

加瀬倉庫のレンタルボックス
屋外型トランクルーム(レンタルボックス)

加瀬のレンタルボックスの屋外型トランクルームは、屋内型よりも使用料がリーズナブルで魅力的です。バイクやアウトドア用品などは屋外型トランクルームに保管するなど、トランクルームの特徴に合わせて荷物を振り分けることも可能です。

屋外型トランクルームは車で入り口横に乗りつけられるため、重くてかさばる荷物でも楽に搬入出できることもうれしいポイントです。

長期間でも短期間でも利用できる

トランクルームは短期間でも長期間でも気軽に利用できるというメリットもあります。トランクルームによっては最短1日から年単位まで、希望の期間に応じてご利用が可能です。加瀬のレンタルボックスでは、最短1ヶ月からご利用が可能です。

家賃は月単位でかかるため、賃貸物件に海外赴任中の荷物を保管しておくとなると、どうしても費用が高くついてしまいます。その点、トランクルームは家賃よりも安い料金で好きな期間利用できるため、荷物の保管におすすめです。

 

持っていくものと保管するものの分類は、早めの対応が大事

海外赴任時の荷物の分類方法や、日本に置いていくものの保管方法についてご紹介しました。

赴任先へ持っていくものと残しておくおのの分類や梱包、処分などは、いずれも手間や時間がかかるため、赴任が決まったらなるべく早く取り掛かることをおすすめします。赴任先の国や地域での暮らしや現地でも入手できるもの、できないものをリサーチして、引っ越しをしてからなるべく不便のないようにしたいところです。

また、日本に残す荷物を保管するには、トランクルームの利用がおすすめです。必要な期間だけ借りられるため、無駄な出費を抑えつつ、安全に荷物を保管することができるでしょう。

 


加瀬のレンタルボックス

監修・投稿者プロフィール

安武 亜希
安武 亜希
株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。

【資格】
整理収納アドバイザー1級

WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!

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