扇風機の収納方法・しまい方とお手入れのコツをご紹介

扇風機の収納方法・しまい方とお手入れのコツをご紹介

夏の間は大活躍する扇風機ですが、暑い時期を過ぎると使用頻度も少なくなります。意外とかさばる扇風機の収納方法について考えてみました。

扇風機を収納する前のお手入れ方法

扇風機を手入れするイメージ
収納前に汚れを落としましょう(写真提供:PIXTA)

扇風機を収納する前に、まずはシーズン中にたまった汚れを落としましょう。よく見ると羽根やガードにはホコリがたまっています。そのままにしておくと汚れが落ちにくくなってしまうので、落としやすいうちに手入れをしておくことが大切です。

【1】電源プラグをコンセントから抜いて、取扱説明書に従い組み立てと逆の順番で各パーツを取り外します。

【2】大まかな汚れやモーター部分のホコリを掃除機で吸い取ります。ブラシ付きのノズルでなでるように吸い取りましょう。

【3】羽根、ガード(カバー)、支柱、ベース(台座)などの各パーツの汚れを、水またはぬるま湯に浸してかたく絞った布で拭き取ります。水拭きだけで汚れが落ちなければ、中性洗剤を薄めた水に布を浸してかたく絞ったもので拭き取りましょう。
※洗剤を使用した場合はさらに水拭きして、洗剤の成分が残らないように仕上げます。

【4】水拭きした水分が残らないよう、十分に乾かしてから収納しましょう。

 

扇風機を収納する方法

収納前のお手入れが済んだら、自分の収納スペース事情にあった方法で収納していきます。ここでは3つの方法を紹介するので、参考にしてみてください。

分解して収納する

収納スペースに余裕がない場合は、扇風機を分解して保管した方がコンパクトに収まります。

専用の段ボール箱に収納する

扇風機をしまう段ボール
専用の段ボールは省スペースで収納できて便利(写真提供:PIXTA)

扇風機を購入したときの専用の段ボール箱は、省スペースで収納ができるよう工夫されています。段ボール箱には各パーツの収納方法も詳しく記載されていることが多いので、案内に従って分解して収納しましょう。

衣装ケースを活用する

専用の段ボール箱がない場合は、衣装ケースや収納ボックスを活用するとよいでしょう。複数台の扇風機がある場合は、パーツごとに分けてボックスに収納するとまとまりやすくなります。
ただし、支柱とベース(台座)が取り外せないタイプの扇風機だと、衣装ケースなどには収まらない場合があるので、タイプやサイズをよく確認したうえで準備を進めましょう。

扇風機の分解方法

タイプによって分解方法は異なりますが、参考までに一般的な扇風機の分解手順を紹介していきます。

【1】前カバーを外す
扇風機の前カバーを外す
カバーについているクリップを外し、前カバーを手前に引いて外す

【2】羽根を外す
扇風機の羽根を外す
羽根を固定しているキャップ(ネジ)を外し、羽根を外す

【3】後ろカバーを外す
扇風機の後ろカバーを外す
後ろカバーを固定しているキャップ(ネジ)を外し、後ろカバーを引いて外す

【4】支柱とベース(台座)を分解する
扇風機の支柱とベース(台座)分解する
キャップやネジなどの細かいパーツは、紛失しないようまとめて袋に入れて保管しておきましょう。

分解しないで収納する

扇風機にカバーをかける
分解しない場合はカバーをかけて(写真提供:PIXTA)

収納する度に分解して、また組み立て直すのは手間だと感じる方は、使用していた状態のまま保管するという方法もあります。汚れが少ない場合は分解して掃除する手間も省け、次に使用したいときにもすぐに使えるので便利です。

分解せずにできる範囲でホコリや汚れを落とし、専用の収納カバーを被せれば保管中にホコリがつくのを防ぐことができます。専用の収納カバーは100円ショップでも購入できますし、大きなゴミ袋でも代用が可能です。

ただし分解しないで収納するには、ある程度の高さや幅が必要となるため、押入れやクローゼットなどのスペースに余裕がある方におすすめの方法となります。

収納しないで冬も使う

扇風機を収納するスペースがない、いちいち片付けるのは面倒だ…という場合は、1年を通して扇風機を活用するという方法もあります。

冬の暖房効率をアップさせる

エアコンやヒーターの暖かい空気は部屋の上部にたまり、反対に冷たい空気は下部にたまりやすくなります。そこで、部屋の空気を循環させるためにサーキュレーターが使われますが、代用として扇風機を使うこともできます。

扇風機の風は壁に向けてなるべく上の方向へあてると、暖房の暖かい空気を効率よく循環させることができます。

梅雨時期や冬場の洗濯物対策に

洗濯物に扇風機の風を当てる
部屋干しにも扇風機が活躍(写真提供:PIXTA)

梅雨時期には外に洗濯物が干せなかったり、冬場は外に干しても乾きにくい…といった洗濯物の悩みにも扇風機は活躍します。

洗濯物に風をあてることで水分を吹き飛ばし、普通に部屋干しするよりも早く乾かすことができます。また、早く乾かすことで雑菌の繁殖を減らすことができるため、嫌な部屋干しの臭いを防止することにもつながります。

洗濯物同士の感覚を空け、洗濯物の真横から風があたるように扇風機を配置して、首振り設定にして風をあてましょう。

 

扇風機のおすすめ収納場所

自宅での保管場所

扇風機の収納場所としては、クローゼット・押入れ・天袋などが考えられます。扇風機のような季節家電は年に1~2回出し入れする程度なので、収納スペースの下段や奥の方など、多少取り出しにくい場所に収納してもよいでしょう。

ただし、季節家電は重量が大きいこともあるので、奥にしまいすぎると取り出すときに負担になります。キャスター付きの土台やラックを活用して、出し入れがスムーズに行えるよう工夫しましょう。

他にもベッド下や床下収納、自宅の物置などが収納スペースとして考えられますが、十分なスペースはなかなか確保しづらいものです。

そこでおすすめなのが、季節家電を交代して収納する方法です。夏に使う扇風機、冬に使う暖房器具などの季節家電は、シーズンが過ぎてしまえば使用頻度が低くなります。夏に使わない暖房器具を収納しているスペースに、冬は扇風機を収納するというように入れ替えで収納すれば、季節家電を2台置くスペースを確保しなくて済みます。

トランクルームという選択肢も

使用頻度の低い季節家電のために自宅で収納スペースを確保できないという場合は、トランクルームを使用するという選択肢もあります。

加瀬のレンタルボックスには屋内型と屋外型のトランクルームがありますが、扇風機のような家電を収納するのであれば、空調設備の整った屋内型がおすすめです。屋外型でも家電を保管することはできますが、収納前のお手入れや湿気対策により気を使う必要があります。

トランクルームのサイズは0.5帖~8帖以上のものまでさまざまです。一番小さな0.5帖サイズでも扇風機の他にスーツケースや衣装ケースなどを一緒に収納することができます。季節の変わり目に衣替えと季節家電の片づけを同時に行えば、オフシーズンの荷物をまとめてトランクルームに預けることができるのでおすすめです。

 

扇風機は工夫して収納を

手軽に使えて活躍の機会も多い扇風機ですが、複雑な形ゆえにコンパクトに収納するのが難しい家電でもあります。面倒くさいからといってシーズンが終わった後そのままの状態で放置するのではなく、収納場所を決めてスマートに片付けたいものですね。

 


加瀬のレンタルボックス

監修・投稿者プロフィール

安武 亜希
安武 亜希
株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。

【資格】
整理収納アドバイザー1級

WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!

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