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公開日2025.10.14
最終更新日2025.10.07

モノが多い部屋でもきれいに見せる3ステップ|片付け・収納・維持のコツ

モノが多い部屋でもきれいに見せる3ステップ

部屋にモノが多いと、どれだけ片付けてもすぐに散らかって見えてしまいます。「収納が足りない」「どこに何を置けばいいかわからない」と悩む人も多いのではないでしょうか。

でも、「モノが多い」=「汚い部屋」とは限りません。ちょっとした工夫で、たくさんのモノがあってもスッキリ見えるおしゃれな部屋をつくることがでます。

モノが多くてもおしゃれに見せる収納アイデア

モノが多いと、どうしても雑然とした印象になりがちです。収納の配置や色づかいを少し意識するだけで、同じ量のモノでもすっきり見せることができます。

モノはカテゴリーごとに分ける

まずは、モノをカテゴリーごとに分けて収納することから始めましょう。本や文房具、コスメや掃除用品など、ジャンル別にまとめるだけでも部屋がすっきり見えます。

同じカテゴリーのものをそろえて保管すると、視覚的にも整って見えるうえに、探しやすく片付けやすくなります。スタッキングボックスやバスケットなど、アイテムの大きさに合った収納グッズを選ぶのもポイントです。

また、カテゴリー別に分けることで、自分がどれくらいの量を持っているのかを把握しやすくなります。「似たものを買いすぎていた」と気づくきっかけにもなるので、無駄な買い足し防止にもつながります。

仕分けができたら、それぞれの定位置を決めておくと、片付けがぐんと楽になります。

同じ系統のカラーでまとめる

収納アイテムや家具の色を同じ系統でそろえるだけでも、部屋がぐっとスッキリ見えます。色のトーンを合わせることで、自然と統一感が生まれ、雑多な印象を抑えられるからです。

まずは、部屋にある家具や収納グッズの色を一度チェックしてみましょう。「木目系」「ホワイト系」「グレー系」など、メインになる色味をひとつ決めるのがポイントです。

色数は少ないほど空間が整って見えるため、1部屋につき3色以内が理想です。以下の割合を目安にすると、バランスの取れた空間をつくりやすくなります。

  • ベースカラー(約65%):床・壁・大きな家具など、部屋全体の印象を決める色
  • サブカラー(約25%):カーテン、ラグ、収納ボックスなど中サイズのアイテム
  • アクセントカラー(約10%):クッション、観葉植物、小物などで個性をプラス

新しいインテリアや収納用品を買い足すときは、既にある色味とトーンを合わせることを意識しましょう。たとえ物が多くても、色が統一されているだけで“整って見える部屋”を簡単に演出できます。

高さや奥行きをそろえて並べる

収納アイテムの高さや奥行きをそろえることで、空間がすっきり整って見えます。形や色をそろえるだけでなく、サイズ感を合わせることで統一感が生まれるからです。

まずは、並べたい収納アイテムを一度すべて出して高さを比較してみましょう。高いものは壁際や奥に、低いものは手前に置くと、奥行きが出て圧迫感を抑えられます。

また、同じ高さ・奥行きのボックスを並べるだけでも、きれいにそろった印象になります。スタッキングできる収納ボックスなどは、同シリーズで高さをそろえるのがおすすめです。

収納スペースの幅や奥行きをあらかじめ測っておくと、無駄なすき間を作らず、収納量を最大限に活かせます。

見せる収納と隠す収納を使い分ける

収納では、「見せる収納」と「隠す収納」を上手に使い分けることが、すっきり見える部屋づくりのコツです。

まず、見せる収納にはお気に入りの雑貨や本、観葉植物、帽子やバッグなどデザイン性のあるものを置きましょう。出しっぱなしでもおしゃれに見え、インテリアの一部として楽しめます。

一方で、隠す収納には生活感が出やすい日用品のストック、掃除道具、書類やケーブル類などをまとめます。中身が見えないボックスや引き出しを使えば、見た目もすっきり整います。

さらに、収納棚の中やオープンスペースが気になる場合は、ロールカーテンやファブリックパネルで目隠しをすると効果的です。“見せる部分”と“隠す部分”を意識して配置するだけで、物が多くても整った印象に仕上がります。

壁面収納を活用する

収納スペースが足りないときは、壁を「見せる収納スペース」として活用するのがおすすめです。ウォールラックやフックを取り付ければ、デッドスペースを有効に使いながら、見た目もすっきり整えられます。

たとえば、よく使うバッグや帽子を掛けておけば出かける準備がスムーズになりますし、棚を取り付けてお気に入りの雑貨や植物を飾れば、おしゃれなアクセントにもなります。

石膏ボードの壁なら、賃貸でも設置できる「ピンタイプ」や「ホチキス留めタイプ」の壁面収納グッズも多くあります。取り付け前に物件の管理規約を確認し、安全に使える方法を選びましょう。

モノが多い部屋でも片付けが楽になるコツ

引き出しの中に分類して収納された化粧品類

モノが多い部屋でも、片付けのコツを知っていれば整理整頓が楽になります。ここでは、毎日の片付けがスムーズになる収納の工夫や、散らかりにくい仕組みづくりのポイントを紹介します。

モノの定位置を決める

モノをしまう定位置を決めておくだけで、毎日の片付けがぐんと楽になります。使ったモノを「元の場所に戻す」が自然に習慣化できるからです。

まずは、部屋の中にあるものをざっと見渡してよく使うもの・たまに使うもの・ほとんど使わないものに分けましょう。
たとえば、リモコンや文房具、鍵など毎日使うものは手に取りやすい場所に、ストック用の日用品や来客用の食器など使用頻度が低いものは高い棚や奥の収納にまとめておくのがおすすめです。

また、あまり細かく定位置を決めすぎると、新しくものが増えたときに見直しが必要になります。「文房具はこの引き出し」「ケーブル類はこのボックス」など、ざっくりとしたルールでOKです。

家族や同居人がいる場合は、誰でもすぐわかるようにラベルを貼るなど、共有しやすい工夫を取り入れると片付けがスムーズになります。

ワンアクションでしまえる収納にする

モノを使う・片付ける際にワンアクションで対応できる収納アイテムを選ぶことも大切です。

フタを開ける、引き出しを引くなどの手間があるだけで、使った後にしまうことが面倒くさくなりがちです。開け閉めに複数のアクションが必要のない、シンプルな構造の収納アイテムを選びましょう。

特によく使用するモノを収納する場合は、オープンシェルフやワンタッチ式のボックスなど、開け閉めの手間がかからないアイテムを活用するのがおすすめです。

動線に沿った収納配置をする

収納場所を決める際は、日々の生活に役立つ配置にすることも重要です。

キッチンで使用する頻度が多いモノはキッチンに、家族が共有で使用するモノはリビングに、通学や通勤に必要なものは玄関に置くなど、生活動線を考慮した上で収納アイテムの配置場所を決めましょう。実際に使う場所の近くに収納アイテムを置くことで、使った後に戻しやすくなります。

また、収納アイテムが置いてあっても問題なく通れるかを確認した上で、収納アイテムの大きさを決めることも大切です。

キャスター付き収納で移動をラクにする

大きめの収納アイテムを購入する際は、キャスター付きタイプを選ぶのがおすすめです。簡単に動かせるため、掃除や模様替えがしやすくなり、片付けのハードルが下がります。

特に、ベッド下収納や衣装ケース、ワゴンタイプの収納はキャスターがあると便利です。掃除のたびに重い家具を動かす必要がなく、隙間のホコリもサッと掃除機をかけられます。

また、頻繁に使うアイテム(文房具、掃除用品、子どものおもちゃなど)を入れておくと、必要な場所へ簡単に移動できるため、片付けと家事の効率化にもつながります。

モノが多い部屋をきれいに保つための習慣

物が多くてもきれいに収納されているリビング

モノが多くても部屋をきれいに保つためには、整理整頓を習慣化することが大切です。

はじめは慣れないかもしれませんが、日常生活に組み込んでいくことで、スッキリかつ、整った部屋へと生まれ変わらせることができます。

定期的にモノを整理する

部屋をきれいな状態で保つには、定期的に持ち物を見直す習慣が欠かせません。
一気に断捨離をしようとすると疲れてしまうので、少しずつ整理する仕組みを作るのがポイントです。

たとえば、週に1回「どこか1か所だけ見直す日」を決めておきましょう。今週はキッチンの引き出し、来週はリビングの棚、次はクローゼット…というように、エリアごとに分けて見直すと負担が少なく続けやすくなります。

手放すか迷ったときは、次の基準を目安にしてみてください。

  • 壊れていて使えないもの
  • 同じ種類が複数ある場合は、状態のよいものだけ残す
  • 使用期限が切れている、または長く使っていないもの

無理に完璧を目指さなくても、気づいたときに1つ減らすくらいの気軽なペースでも、続けるうちに部屋の印象がどんどん変わっていきます。

使ったらすぐ元の場所に戻す習慣をつける

モノを使ったら、その場で定位置に戻す習慣をつけましょう。これが身につくと、部屋が散らかりにくく、探し物のストレスもぐっと減ります。

ものを出しっぱなしにすると、見た目が乱れるだけでなく、家族が使いたいときに見つからなかったり、どこにあるかわからず同じモノを買い足してしまうこともあります。

定位置さえ守っておけば、使いたいときにすぐ取り出せ、無駄な買い足しも防げます。小さな習慣ですが、「使ったら戻す」ができるだけで、部屋の印象は大きく変わります。

季節ごとに収納を見直す

季節の変わり目は、収納を見直す絶好のタイミングです。衣替えだけでなく、リビングの雑貨やキッチン用品、書類や家電なども「今後使うかどうか」をチェックしてみましょう。

たとえば、使わなくなったレジャー用品や季節家電、賞味期限が近い食材のストックなど、季節の入れ替え時に確認しておくと、無駄を減らしやすくなります。

無理に一度で完璧にしようとせず、「次の季節までに使うかどうか」を基準に軽く見直すくらいの気持ちで続けていくと、ムリなく整理が習慣化していきます。

捨てられないモノは外部に預ける

どうしても捨てられないモノがある場合は、トランクルームなどのサービスを活用して外部に預けるのも一つの方法です。

トランクルームは、一時的または長期的にモノを預けられるサービスで、大きく分けて屋内型・屋外型・宅配型の3種類があります。

屋内型はビルやマンションの一室、屋外型はコンテナなどの施設を間借りして保管します。一方、宅配型の場合は預けたいモノを箱に入れて集荷してもらい、箱ごと専門業者の倉庫で保管する形式です。

料金や預けられる期間はサービスによって異なるので、預けたい荷物をきちんと決めた上で自分に合ったサービスを選びましょう。

モノが多くても工夫次第で「きれいな部屋」は作れる

モノが多い部屋でも、見た目をスッキリ整え(収納)・片付けやすい仕組みを作り(整理)・きれいを保つ習慣を続ける(維持)という3ステップを意識すれば、無理に物を減らさなくても快適で心地よい空間をつくれます。

もし自宅の収納スペースに収まりきらないモノがある場合は、トランクルームなどの外部収納サービスを活用するのも一つの方法です。思い出の品や季節用品などを上手に預ければ、大切なものも安心して保管できます。

ちょっとした工夫と外部サービスを組み合わせて、モノが多くてもきれいな部屋を無理なく維持していきましょう。

トランクルームなら「加瀬のレンタルボックス」

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監修・投稿者プロフィール安武 亜希

株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。
【資格】
整理収納アドバイザー1級
WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!

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