
ついつい買ってしまう食器は、いつの間にか増え、食器棚があふれる原因となります。しかしながら、「断捨離したくても、もったいなくて捨てられない」と悩む方は多いでしょう。断捨離する場合、まずはどの食器を手放すのか、その基準を決める必要があります。
本記事では、断捨離する食器の基準や断捨離するメリットを紹介します。さらに、食器の処分方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
断捨離する食器を決める基準

食器を断捨離する際は、「どれを残し、どれを手放すのか」という基準を明確にすることが大切です。使用頻度が高く、お気に入りの食器だけを厳選すれば、無駄が減り、収納スペースにも余裕が生まれます。
ここでは、手放すべき食器を見極める判断基準を紹介します。
全体的に劣化している
断捨離する食器を決める基準のひとつは、全体的に劣化しているかどうかです。長年使用している食器のなかには、ひび割れや欠け、傷、色あせ、カビなどの劣化が見られるものがあります。
これらの食器は、見た目が悪いだけでなく、衛生面や安全性にも問題があります。全体的に劣化している食器は早めに処分するのがおすすめです。
デザインや大きさが重複している
デザインや大きさが重複しているかどうかも、断捨離の基準です。同じデザインや大きさの食器が複数ある場合は、頻繁に使うものを残し、ほとんど使わないものは手放しましょう。
特に、中くらいの大きさのプレートやマグカップは増えがちです。必要な数だけを残し、ほかは処分を検討しましょう。
使用頻度が少ない
使用頻度が少ないことも、断捨離の基準のひとつです。「いつか使うかもしれない」と思いながら、数年間一度も使っていない食器は、不要である可能性が高いです。
特別な機会にしか使わない高級食器や大人数用の大皿は、実際に使わないばかりかスペースを圧迫してしまいます。実際に使う機会の少ない食器は、断捨離の際に処分しましょう。
サイズや形が使いづらい
断捨離する食器を選ぶ重要な基準のひとつが、サイズや形の使いやすさです。収納しにくい形状の食器や、大きすぎて扱いづらいものは、日常的に出番が少なくなりがちです。
たとえば、深すぎるボウルや特定の料理にしか使えない食器は活躍する機会が限られるため、断捨離の対象になります。
食器を断捨離する3つのメリット

「もったいない」と思って捨てられずにたまっていた食器を断捨離すると、キッチン全体に余裕が生まれます。本当に必要な食器だけを手元に残すことで、料理もはかどることでしょう。
ここでは、食器を断捨離することで得られる主なメリットを3つ紹介します。
1.食器棚のスペースを有効活用できる
食器を断捨離するメリットのひとつが、食器棚のスペースを有効活用できることです。必要な食器がどこにあるのかが一目でわかり、食事の準備がスムーズに行えます。
また、食器棚の掃除もしやすくなり、清潔に保てるのもメリットです。
2.食器の衝動買いが減る
食器の衝動買いが減ることも食器を断捨離するメリットです。必要な食器の種類や数を把握できれば、不必要な食器を購入する機会が減ります。その結果、似たような食器を重複して購入したり、「かわいいから」または「安いから」といった理由で衝動的に買ってしまったりする機会は減るでしょう。
さらに手持ちの食器が厳選されていれば、新しい食器を購入する際も「本当に使うのか」と慎重に選べるようになります。無駄な出費を抑えつつ、シンプルで使い勝手のよい食器棚をキープできるのは、断捨離の大きなメリットです。
3.料理の準備がしやすくなる
食器を断捨離すると、料理の準備が格段にしやすくなります。食器の出し入れがスムーズに行え、調理時間の短縮につながります。
また、必要な食器がすぐに見つかるため、イライラすることがなくなるでしょう。忙しい料理タイムにおいても心の余裕が生まれます。
断捨離した食器の処分方法

使わなくなった食器を手放す際は、適切な処分方法を選ぶことが重要です。「ゴミに出すのは気が引ける」という場合は、再利用できる方法を試してみるとよいでしょう。
ここでは、断捨離で食器を手放すための具体的な方法を紹介します。
自治体のゴミ回収日に出す
断捨離した食器の処分方法のひとつが、自治体のゴミ回収日に出すことです。多くの自治体では、陶器やガラス製の食器を「不燃ごみ」として回収しています。事前に自治体のルールを確認しておきましょう。
フリマアプリに出品する
フリマアプリに出品する方法も、食器の処分方法のひとつです。状態のよい食器は、フリマアプリで販売すれば臨時収入につながることもあります。ブランド食器やセット食器は需要が高く、高値で取引できる可能性もあります。
ただし、食器の写真を撮ったり購入者とやり取りをしたりといった手間や時間が必要です。「手間暇かけても、欲しい人に使ってほしい」と思う方におすすめの方法です。
リサイクルショップを利用する
リサイクルショップの利用も、断捨離した食器を手放す方法として有効です。特に食器をすぐに処分して現金にかえたい場合にぴったりです。未使用の食器やブランド食器であれば、高値で買い取ってくれるかもしれません。
買取先には、リサイクルショップのほかに食器の買取専門業者もあります。
必要とする人に譲る
断捨離した食器の処分方法には、友人や家族、寄付団体など、必要とする人に譲る方法もあります。特に学生や新生活を始める人にとっては、もらうとうれしいアイテムです。
特定のイベントやシーズンによって必要となるお食い初めの食器やおせちのお重などは、探している方に喜ばれます。
不用品回収業者を利用する
不用品回収業者の利用は、依頼する手間と費用がかかりますが、断捨離した食器を処分する方法のひとつです。特に、大量の食器をまとめて処分したい方には助かる方法でしょう。引っ越しで時間のない方にもおすすめです。
食器の断捨離に迷ったらトランクルームがおすすめ
「断捨離をしたいけれど、使用頻度の低い食器も残しておきたい」、「今は使わないけれど、思い出のあるもので捨てられない」といった場合は、トランクルームを活用するのもひとつの手です。トランクルームであれば、食器以外にも、使わないキッチン家電やキッチン用品も一緒に収納することが可能です。
トランクルームには「屋内型」と「屋外型」があり、特徴が異なります。ここでは、それぞれの特徴を紹介します。
屋内型トランクルームの特徴

屋内型のトランクルームは、多くの場合、セキュリティ対策や空調管理がなされています。空調により湿度や温度が保たれているため、高温多湿を避けたい食器の収納にも適しています。
特に、陶器やガラス製の食器は湿気や急激な温度変化に弱く、カビやヒビ割れの原因となることがあるため、安定した環境での保管が重要です。
屋内型トランクルームは、温度や湿度も適切に管理されている他、直射日光や急激な温度変化の影響を受けにくく、食器を長期間保管しても劣化しにくい環境が整っています。
屋外型トランクルームの特徴

屋外型のトランクルームは、屋内型に比べて外気温の影響を受けやすいですが、アクセスのよさが魅力です。通常、扉の前まで車の乗り入れが可能で、大きな荷物の積み込みも簡単に行えます。
「加瀬のレンタルボックス」では、0.7帖から8帖と幅広いサイズを用意しており、用途に応じた収納スペースを選べます。食器だけでなく、使用頻度の少ない家具や家電製品、季節ごとに入れ替える生活用品などもまとめて保管できるため、自宅のスペースを有効活用できるのがメリットです。
同サイズの屋内型よりも比較的安価で利用できる傾向にあるため、お財布に優しいのもうれしいポイントです。レンタル収納スペースの鍵は自分で管理でき、出し入れも自由に行えます。
食器を断捨離し自宅の収納スペースを有効活用しよう
食器を断捨離する場合、「どの食器を残し、どれを手放すのか」の基準を決めることが重要です。全体的に劣化しているものや長年使っていない食器は、断捨離の際に思い切って処分しましょう。断捨離をすることで、食器棚にスペースが生まれ、使い勝手もよくなります。
それでも「捨てられない」と感じる食器があるなら、トランクルームの活用がおすすめです。自宅に置く必要のない食器を安全に保管できるうえ、家具や家電、季節用品もまとめて収納できるので、生活空間がより快適になります。