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公開日2025.04.01
最終更新日2025.04.01

断捨離で捨てる服、捨てない服を選ぶコツ!服の収納方法も紹介

服の断捨離

「服が増えすぎて収納しきれない」「買ってはみたもののあまり着ていない服が多くある」というお悩みはありませんか?ついつい服を買ってしまい、収納や処分に困っているという方には、手持ちの服の「断捨離」をおすすめします。

本記事では、服の断捨離のコツやメリット、処分や収納の方法について紹介します。無駄な買い物を避け、本当に気に入った服で収納を満たせるよう、ぜひ参考にして取り組んでみてください。 

【アンケート調査概要】

 調査方法:Uvoice調べ 

※記事内の一部項目は加瀬倉庫の取得データではありません

アンケート日時:2025年2月 有効回答者数:21,105人

計測対象:服の断捨離経験がある方

※アンケート調査は性年代別人口とネット利用率に合わせたウェイトバック集計をおこなっています。

「断捨離」とは?

断捨離とは

断捨離とは、もともとはヨガに関連する言葉です。やましたひでこ氏が2009年に出版した『新・片づけ術「断捨離」』という本により流行語となりました。それ以降、断捨離という言葉は片付けのメソッドを指すものとして広く用いられるようになっています。

片付けにおける断捨離とは、不要なものを手放し、家という限られた空間の新陳代謝を生むものです。ヨガを行う上で身に付ける「断行」「捨行」「離行」から着想を得て提唱された言葉であり、それぞれ以下のような意味を持ちます。

  • 断行:不要なものが入ってくるのを断つこと
  • 捨行:不要なものを捨てること
  • 離行:ものやことへの執着をなくすこと

断捨離では、ただものの数を減らせばよいわけではありません。自分にとって必要・快適であるものの量を保ち、執着のない状態で新たなものを入れたり古いものを手放したりできる状態を目指すものです。単なる片付けのメソッドではなく、ものへの向き合い方や自分のあり方をあらためて考えるものといえます。

断捨離とあわせて連想される「ミニマリスト」という言葉は、ものを最小限しか持たない人を指します。断捨離によって余計なものを減らすことで、ミニマリストを目指すことも可能です。

ただし、断捨離の目的は「ものを減らすこと」ではなく「本当に自分に必要なものを見極めること」にあります。ものを減らしたいあまりに、本当に必要なものまで処分してしまわないようにしたいものです。

いる?いらない?断捨離の服を選ぶコツ

断捨離の服を選ぶコツ

「高かったからもったいない」「いつか着るかもしれない」という気持ちから、服を処分する決心ができない方も多いのではないでしょうか。

服の断捨離をされたことがある方向けのアンケート調査(※表1)でも、「服の断捨離で困ったこと」として「思い入れのある服を捨てることに抵抗を感じる」「断捨離の判断基準が分からない」と回答された方が多く、断捨離したいと思っているものの、なかなか実行できない方が多いことがわかります。

▼※表1 アンケート調査「服の断捨離で困ったこと」(n=21,176)

表1 アンケート調査「服の断捨離で困ったこと」

※アンケート調査は性年代別人口とネット利用率に合わせたウェイトバック集計をおこなっています。

断捨離では、処分する服の選び方やプロセスを明確にしておくと迷いにくくなります。
以下では、処分する服を選ぶ3つのコツを紹介します。

1年以上着ていない服から選ぶ

1年以上着用していない服は、処分を検討しましょう。春夏秋冬を通して一度も着ることのなかった服なら、次のシーズンでも着る可能性は低いといえます。

処分に抵抗がある場合は、その服を今着たいと思えるか考えましょう。着たいと思えない服は、潔く処分してしまうことをおすすめします。新たに着たいと思える服が見つかったときに、収納スペースを心配する必要がなくなります。

迷ったときは保留にする

判断に迷った服は、「保留」の箱や袋を作って入れておくことをおすすめします。いったん保留にしておき、別のタイミングにあらためて検討することで、後悔のない判断ができるでしょう。

服の断捨離は、処分するか取っておくかを1着1着判断しなければならないため、時間がかかります。迷ってしまうと作業が前に進みません。すぐに判断できないものは保留にすることで、効率的に仕分けられます。

2軍アイテムから断捨離する

着用頻度が少ない、いわば「2軍」のアイテムから処分することも方法の1つです。「買ってはみたもののあまり着ていない」「かわいいいけれど着回しにくい」というものは、思い切って処分してしまうことも検討しましょう。

日常的に着ているアイテムのみで着回してみて、追加で欲しいアイテムができれば購入することをおすすめします。必要な服だけを購入することで、手持ちの服を無駄なく着回せます。

断捨離で服を捨てるメリット

断捨離で服を捨てるメリット

断捨離のプロセスを経ることによって、次のメリットを得られます。

  • 収納スペースに余裕ができる
  • 自分の好みを把握できる
  • 無駄な消費が減る

断捨離では手持ちの服を厳選することに加えて、服を購入するときの意識を変える効果も期待できます。以下で詳しくみていきましょう。

収納スペースに余裕ができる

不要な服を処分すると、収納スペースに余裕ができます。収納スペースの中にある服がわかりやすくなるため、日々の服選びもスムーズになります。服の取り出しや片付けもしやすくなり、気持ちも清々しくなるでしょう。

自分の好みを把握できる

手持ちの服を1着1着確認し、残すかどうかを判断することで、自分の好みが明確になってきます。「なぜこの服を残したいと思うのか?」と掘り下げて考えれば、自分がファッションにおいて何を大切にしたいかがわかるでしょう。

断捨離をしたあとは自分の気に入ったアイテムのみが残っているため、そのアイテムを活かしたコーディネートも組みやすくなります。

無駄な消費が減る

断捨離によって、本当に必要なアイテムを選ぶという意識が高まるため、衝動買いや無駄な買い物を減らせる可能性もあります。自分のファッションに関する軸を見つけられれば、新たな服を買うときにも活かせます。

処分した服の金額や、断捨離の大変さを思い出すことも、無駄な出費の削減につながるでしょう。不要な服を再利用できる形で処分することや、そもそも不要な服を買わないことで、エコにもつながります。

服を断捨離する流れ

服を断捨離する流れ

実際に服の断捨離をするときは、すべての服を出して「必要」「不必要」「保留」に仕分け、収納するというプロセスで行います。それぞれの具体的な方法について、以下でみていきましょう。

1.しまっている服をすべて出す

まずは自分の持っている服をすべて出しましょう。手持ちの服はどれくらいの量があるか、どのようなものがあるかを把握できます。

一部の服から小さく始めるよりも、すべての服を出して始める方が効率的です。手持ちの服全体から要不要を判断することで、「同じようなものがあった」「このテイストの服はあまり着ない」などの共通点を見つけられるためです。

クローゼットや押し入れだけでなく、衣替えでしまっているオフシーズンの服なども出して検討しましょう。

2.「必要」「不必要」「保留」に服を仕分ける

出した服を1着1着確認し、前述のコツを参考に「必要」「不必要」「保留」に仕分けます。大きな段ボールやゴミ袋を用意し、ラベルを貼って仕分けるとわかりやすいでしょう。

収納スペースの広さを踏まえて、「シャツ5枚」「パンツ3枚」など、残す服の数量をあらかじめ決めておくとスムーズに進みます。残す服の量は、収納スペースの8割程度が理想的です。

3.服を収納する

「必要」に入れた服は、クローゼットや衣装ケースなどに収納します。シワが付いたり取り出しにくくなったりしないよう、余裕を持たせて収めます。

衣装ケースにたたんで入れる場合は、服を積み重ねるのではなく立てて入れましょう。ケースを開けたときに、すべての服を確認できます。

収納スペースに入りきらない場合は、処分する服を増やすか、収納方法や場所を検討しましょう。

断捨離後に不要になった服を処分する方法

断捨離した服を処分する方法

断捨離で不要と判断した服を処分するには、以下の方法が考えられます。

  • ゴミとして処分する
  • リサイクルショップやフリマアプリで売る
  • 知り合いに譲る

それぞれの進め方と注意点について、以下でみていきましょう。

ゴミとして処分する

不要な服を処分する方法の1つが、ゴミに出すことです。自治体のルールに従い、適切な方法で出しましょう。

量が多い場合は、ゴミ処理場に直接持ち込む、不用品回収業者を利用するという方法もあります。費用がかかる場合もあるため、事前に確認することが大切です。

リサイクルショップやフリマアプリで売る

まだ着られそうな服であれば、リサイクルショップやフリマアプリで売却することも方法の1つです。

リサイクルショップでは、ノーブランド品や特定のブランドのものは買取不可の場合があります。宅配買取を利用する場合は、事前に確認しておくと安心です。店舗に持ち込む場合は、査定額を踏まえて売却するかどうかを考えましょう。

フリマアプリであれば、自分の好きな価格を設定して出品できます。ただし、出品作業や梱包・発送作業などの手間が必要です。

知り合いに譲る

不要になった服を知り合いに譲ることも、処分方法の1つです。「まだきれいだがサイズが合わなくなった」「特定の機会にしか着ないため手放したい」というものであれば、次の持ち主に使ってもらえる可能性があります。

服を譲りたい場合は、相手の好みや必要かどうかを事前に確認しておきましょう。

断捨離後に服を増やさないためのポイント

断捨離後に服を増やさないポイント

断捨離をして不要な服を減らしたあとは、以下のポイントに注意しましょう。

  • 試着やサイズ確認をしてから購入する
  • 衝動買いはせずよく検討する
  • 手持ちの服との組み合わせを検討する

購入する前に「自分に合っているか?」「本当に必要か?」「着回せるか?」と冷静に考えることで、後悔したり着なくなったりすることを防止できます。

服の数を増やさないよう、新しい服を1着買うときは古い服を1着処分すると決めてもよいでしょう。数を一定に保てるほか、新しい服を購入するときによく考える癖がつきます。

結婚式用の服や喪服など、着用の機会が少なそうな服であれば、必要なときにレンタルすることも方法の1つです。

断捨離しても服の収納場所が確保できないときの対処法

断捨離した後の服の収納場所

断捨離をしても、家の収納スペース自体が狭い、残したい服が多くあるという理由で、収納が難しい場合もあります。

断捨離を行ったことがある人に対して、断捨離の結果どの程度服が残ったかアンケート(※表2)を実施したところ、約9割の方に処分できずに保管した服があることがわかりました。 

▼※表2 アンケート調査「服の断捨離結果」(n=21,176)

表2 アンケート調査「服の断捨離結果」

※アンケート調査は性年代別人口とネット利用率に合わせたウェイトバック集計をおこなっています。 

以下では、断捨離で捨てきれなかった服の有効な収納方法や家以外の収納場所について紹介します。

収納アイテムを活用する

収納アイテムを使うことで、より多くの服を保管できるようになります。

たとえば、収納ボックスやケースはクローゼットの下部分の活用に有効です。引き出しタイプのものや蓋付きタイプのもの、キャスター付きのものなどさまざまなタイプから、自宅に合ったものを選びましょう。

シーズンオフの衣類やたまにしか使わないアイテムは、蓋付きケースに入れることでホコリの付着を防止できます。

バッグやマフラーなど小物類の収納には、クローゼットのポールや突っ張り棒に取り付ける吊り下げ収納が便利です。

シーズンオフの服であれば、圧縮袋を使ってもよいでしょう。中を真空にすることで服の体積が減るため、省スペースにつながります。

トランクルームを利用する

断捨離をしても服の収納スペースが足りない場合は、トランクルームを利用するという選択肢もあります。オフシーズンの服や着用機会が限られた服、子どもの思い出の服など、常に手元になくてもよい服であればトランクルームでの収納がおすすめです。

トランクルームには屋内型と屋外型があります。空調設備が整った屋内型のトランクルームであれば、湿気やダニ・カビの発生を防止でき、服の収納に理想的な環境が整うでしょう。

「加瀬のレンタルボックス」の屋内型トランクルームでは、パーティションや天井に通気性を重視した素材が使用しています。湿気やカビを避けられる環境のため、服の保管におすすめです。

断捨離や収納術でお気に入りの服を上手に整理しよう

断捨離をすることで、不要な服を処分して余裕を持った収納が可能です。服への意識が変わり、購入するときも慎重になるというメリットもあります。

自分にとって本当に必要な服だけを持つことで、収納や日々の服選びの手間も省けるでしょう。断捨離は、服が多くなって困っている方におすすめの方法です。

どうしても服が多くなってしまうという方は、収納を工夫したりトランクルームを活用したりすることをおすすめします。特にトランクルームは、服の量に合わせた広さを選択でき、服に適した空調管理がされているものを選ぶと、大切な服を安心して保管できるでしょう。

トランクルームなら「加瀬のレンタルボックス」

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監修・投稿者プロフィール安武 亜希

株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。
【資格】
整理収納アドバイザー1級
WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!

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