
トランクルームで快適に荷物を保管する上では、空調設備の有無は気になるところです。今回はトランクルームの空調設備に注目して紹介していきます。
目次
空調とは
空調とは「空気調和設備」を略したもので、温度だけなく湿度や気流、空気の清浄度などを調節し、人や物にとって快適な環境に空気の状態を整える設備のことです。
トランクルームの種類別 空調の有無について
トランクルームの種類には大きく分けて屋内型・屋外型・宅配型の3つのタイプがあります。それぞれの室内環境について見ていきましょう。
屋内型
建物のフロアを細かく仕切って収納スペースとしています。屋内のため雨風や日差しの影響を受けません。多くの施設で空調を完備し、温度や湿度の管理を徹底して行っています。
※「加瀬のレンタルボックス」には空調設備のないトランクルームもございます。
屋外型
海上輸送用のコンテナを屋外の敷地に設置して収納スペースとしています。換気口はありますが空調設備はないため、カビや結露の対策が屋内型よりも必要になる場合もあります。
宅配型
荷物を箱に詰めて宅配便で送り、倉庫で保管してもらうサービスです。荷物を保管する倉庫は空調・セキュリティも徹底した環境となっています。
参考:トランクルームとは?サイズの選び方から種類まで徹底解説
空調完備のトランクルームのメリット

トランクルームに空調が完備されていると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
湿度管理でカビを防止
カビは湿度が60〜80%以上、温度が20~30℃の環境で繁殖しやすくなります。そのためカビの発生を防ぐには、湿度と温度の管理が重要になってきます。空調の常時運転により一定の低温低湿環境を保つことで、カビの発生を防ぐ効果があります。
温度管理で劣化防止
電子機器や電化製品は熱に弱いため、劣化を防ぐためにも適切な温度管理のもとで保管することが大切です。また、空調設備のないトランクルームで注意したいのが外気温との差による結露の問題です。室内温度と外気温の差によって窓や壁に結露が発生してしまうと、湿気によって荷物の劣化につながることになってしまいます。
気流管理で湿気防止
湿気は空気がよどんだところに溜まり、それが結露の原因にもなります。空調設備によって空気の流れをつくり出すことで、湿気が溜まりにくい環境になります。
なお、空調が完備されいてもカビや湿気の発生を完全に防げるわけではありません。カビの発生原因となる湿気を少しでも抑えるためには、湿気対策の記事も参考にしてみてください。
参考:トランクルームの湿気・カビを防ぐ対策として必要なこととは
「加瀬のレンタルボックス」での空調設備について
「加瀬のレンタルボックス」のトランクルームには屋外型と屋内型があります。
屋外型トランクルームはコンテナを利用した収納スペースのため、空調設備はありません。屋内型トランクルームは施設によって空調の有無が異なりますので、空調完備の施設がご希望の場合は契約前に確認することをおすすめいたします。
屋内型トランクルーム 空調有無の確認方法
屋内型トランクルームを選ぶ判断材料としていただけるよう、設備・特徴の項目数によってランク分けを行っています。ランク基準はS・A・B・Cの4つに分類し、WEBサイトの各物件紹介ページにランクアイコンを設置しています。

各設備の項目を参考に「空調」「換気」が設置されているかをご確認ください。
空調完備のトランクルームが適している荷物
湿度や温度変化の影響を受けやすいデリケートな荷物は、空調設備のあるトランクルームでの保管をおすすめします。

- 衣類
- 布団
- 書籍
- アルバム
- 電子機器
- 電化製品 など
反対に、空調設備のない屋内型トランクルームやコンテナ型の屋外型トランクルームでは、低温・高温に強い素材の製品、温度変化の影響を受けにくい荷物の保管をおすすめします。

- 建築資材
- 機械部品
- アウトドア用品
- 自転車
- タイヤ など
預ける荷物に適したトランクルームを選びましょう
トランクルームの種類によって空調や換気など、設備の環境は変わります。一般的に立地条件が良く設備環境が整っているトランクルームは月額使用料が高くなる傾向にあるため、屋外型トランクルームや空調設備のないトランクルームも視野に入れることで、安くお得に借りられる場合があります。
それぞれの保管環境に適した荷物を選び、かしこくトランクルームを活用してみてください。