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公開日2025.08.18
最終更新日2025.08.13

ベランダ収納で置いていい物・ダメな物とは?注意点もチェック

ベランダ収納で置いていい物・ダメな物

ベランダを収納スペースとして上手に活用するにはどうすればよいのでしょうか。限られたスペースを有効活用するには、収納に適したアイテム選びや利用時の注意点を理解することが大切です。

快適で安全なベランダ収納のコツを知ることで、室内の収納スペースに余裕を持たせることができます。ぜひ参考にしてみてください。

ベランダに収納できる物・できない物

ベランダは屋外の限られたスペースながら、工夫次第で収納場所として活用できます。

ただし、すべての物が適しているとは限らず、収納に向いている物・向いていない物を見極めることが大切です。
ここでは、ベランダ収納に適した物と不向きな物について、具体的に紹介します。

なお、マンションやアパートなどの集合住宅では、ベランダの使用に制限があるケースもあります。収納アイテムを置く前に、管理規約や使用細則を必ず確認しておきましょう。

ベランダ収納に向いている物

ベランダに収納しても問題のない物は、気温や湿気、直射日光などの屋外環境にある程度耐えられるアイテムです。

特に集合住宅では、ベランダが避難経路や共有スペースとされている場合もあるため、軽くてすぐに移動できる物だけを置くのが基本です。いざという時にすぐ撤去できるよう、収納物は最小限かつシンプルにまとめましょう。

以下は、ベランダ収納に適した物の一例です。

アイテム具体的な内容
洗濯用品ハンガー、ピンチ、物干し竿など、日常的に使用する洗濯関連アイテム
ガーデニング用品じょうろ、スコップ、剪定ばさみ、軍手、園芸用の肥料など
掃除用具外まわり用のほうき、モップ、ちりとり、バケツなど
工具ドライバーやペンチなどをまとめた工具箱。屋外作業用に限定して保管

ベランダ収納に向いていない物

先述のとおり、火事や災害時にはベランダが避難経路として指定されている場合もあるため、移動しにくい物や大きくてかさばる物の設置には注意が必要です。

また、屋外の環境下では、湿気や直射日光に弱い物、劣化しやすい物は保管に不向きです。加えて、火災や悪臭の原因になる物もトラブルを招く恐れがあるため、避けるようにしましょう。

以下は、ベランダ収納に適していない物の一例です。

アイテム理由・注意点
自転車・バイク駐輪場の利用が推奨され、避難や通行の妨げになる可能性あり
電化製品湿気や雨で故障・漏電のリスクが高まる
ゴミ類(可燃・不燃・生ゴミ・古紙など)発火・悪臭・虫や鳥の発生源・カビの原因になるなど、衛生面・防災面の両面で問題があり。近隣トラブルや管理規約違反にもつながる恐れも。

ベランダ収納で注意すべきポイント

ベランダに干された洗濯物

ベランダは収納スペースとして便利な反面、使い方を誤ると事故やトラブルにつながる恐れがあります。特に集合住宅では、自分たちだけでなく周囲への配慮も欠かせません。

ここでは、ベランダに物を置く際に気をつけたい4つのポイントについて紹介します。

高温・多湿に注意

ベランダは直射日光や雨風の影響を受けやすく、気温や湿度の変化が激しい場所です。特に夏場は熱がこもりやすく、真夏のベランダ床面温度が60℃を超えることもあります。

こうした環境は、収納している物の劣化や変形、ニオイの発生につながるおそれがあります。

たとえば、プラスチック製品は熱で変形したり、スプレー缶や洗剤は高温で破裂・変質するリスクもあります。また、湿気の多い季節にはカビやサビの原因にもなります。

収納する物の素材や耐久性をあらかじめ確認し、可能であれば遮熱シートを敷いたり、通気性のある収納ボックスを使うなどの工夫をしましょう。気温・湿度の影響を軽減する対策が、収納物を長持ちさせるポイントです。

避難経路を確保する

集合住宅のベランダは、火災や災害時における「共用の避難経路」としての役割も担っています。そのため、ベランダ収納を考える際は、万が一のときに通行の妨げにならないかを常に意識することが大切です。

特に注意したいのが、隣室との境にある隔て板(仕切り壁)の周辺です。ここは非常時に破って避難するための通路になるため、物を置かないのが原則です。

収納したい物が多くても、「すぐに動かせるか」「通路を塞がないか」といった観点で配置を見直しましょう。

においが強いものを置かない

ベランダ収納では、においの発生源となる物を置かない配慮も欠かせません。特に集合住宅では、ベランダが隣戸と空間的につながっているため、においによるトラブルが起きやすい環境にあります。

以下のような物は、悪臭の原因になりやすいため注意が必要です。

  • 生ゴミや食品ごみ
  • 洗っていない空き缶・ペットボトル
  • コンポストや腐敗しやすい有機物

においは不快なだけでなく、虫や鳥を呼び寄せたり、火災リスクを高めたりする要因にもなります。特にゴミ類の仮置きは避け、回収日まで屋内で管理するのが基本です。

転落・事故のリスクを避ける

小さなお子さんがいるご家庭では特に注意したいのが、ベランダ内に「踏み台になりそうな物」を置かないことです。

収納ボックスやイスなどの上に登ってしまい、手すりを越えて転落する危険性があります。特にベランダは屋外で足場が不安定なため、思わぬ事故につながる恐れがあります。

次のようなアイテムは、設置場所に気を配る必要があります。

  • 収納用コンテナや大型ボックス(つい登りたくなる高さ)
  • イスやスツール、ベンチ(窓際に置くと踏み台になる)
  • エアコンの室外機(よじ登りやすい位置に注意)
  • 折りたたみ式のテーブル(広げたまま放置すると足場になりやすい)

これらを設置する場合は、手すりから距離を取る、使用後はたたんでおくなどの工夫が大切です。

ベランダを安全に使うためには、「登れる高さの物は置かない」「置くなら必ず位置と使い方を決める」といった意識を持ちましょう。

ベランダに置く収納アイテムの選び方

屋外用収納ボックス

ベランダを快適に使うには、収納アイテムの選び方が重要です。屋外環境や安全面を考慮しながら、使いやすく長持ちするものを選ぶのがポイントです。

防水性・撥水性に優れた素材を選ぶ

ベランダは雨風や直射日光の影響を受けやすいため、収納アイテムには防水性・撥水性に優れた素材を選ぶのが基本です。雨水の浸入を防げれば、収納物の劣化や虫の発生を抑えることにもつながります。

特に、蓋付きで密閉性の高いタイプや、ロック付きでしっかり閉じられる収納ボックスは、屋外でも安心して使えるためおすすめです。。

サビに強い素材を選ぶ

ベランダは風雨や湿気の影響を受けやすいため、収納アイテムにはサビに強い素材を選ぶことが大切です。

なかでもおすすめはアルミ製の収納グッズです。アルミはサビにくく、屋外でも劣化しにくいため、長期間の使用にも適しています。また、プラスチック製よりも耐久性があり、重い物を入れても安定感があるため、ベランダ収納には最適です。

スチール製の収納アイテムは、そのままだとサビやすいため、粉体塗装やメッキなどの防サビ加工が施されたタイプであれば、耐久性が高まり屋外でも安心して使用できます。

素材を選ぶ際は、見た目や価格だけでなく、屋外での使用に適した加工がされているかどうかもポイントです。長く快適に使える収納環境を整えましょう。

防犯面も考慮して選ぶ

ベランダ収納を選ぶ際は、防犯性にも目を向けておくと安心です。特に集合住宅などでは、外部からの視線や不審者によるいたずらなども考えられるため、中身が見えにくい不透明タイプの収納を選ぶと安心です。

また、収納ケースの中には蓋に鍵をかけられるタイプもあります。お子さんが誤って開けるのを防いだり、長期保管用の大切なアイテムを守ったりする用途にも向いています。

ただし、ベランダのフェンスなど共用部分を使ってロックするような設置は、マンションの管理規約に抵触する可能性があるため、事前に確認しておきましょう。

ベランダ収納に荷物が収まらなかったときの対処法

加瀬の屋外型レンタルボックス0.7帖

ベランダを収納スペースとして活用しても、すべての荷物が収まりきらないこともあります。無理に詰め込むと使い勝手が悪くなり、安全性や衛生面にも影響を及ぼしかねません。

その場合は、他の収納場所を見直したり、荷物を整理したりする工夫が必要です。

クローゼットや押入れを整理する

まずは、クローゼットや押入れの中を見直してみましょう。整理してみると、使っていない物が眠っていたり、無駄なスペースができていたりと、意外に収納の余地が見つかることもあります。

特に、何年も着ていない服や、使っていない寝具などが詰め込まれているケースは少なくありません。そうしたアイテムを整理するだけで、かなりのスペースを確保できる可能性があります。

また、下駄箱や洗面台の下など、他にも活用できる収納場所がないか合わせて確認してみましょう。家全体の収納を見直すことで、ベランダに置ききれなかった荷物の行き先が見つかるかもしれません。

思い切って断捨離する

収納スペースを見直しても物が収まりきらないときは、思い切って断捨離を検討しましょう。収納が足りないのは、収納場所の問題だけでなく、そもそも物が多すぎることが原因になっていることも少なくありません。

まずは、壊れて使えないものや使用期限が過ぎたもの、1年以上使っていないものなどから手放すのがポイントです。必要な物を厳選していくことで、本当に大切にしたい物だけが残ります。

物が減れば収納にも余裕が生まれ、暮らしの中でのストレスも軽減されるでしょう。

トランクルームなど外部サービスの利用もおすすめ

ベランダに物が入りきらない場合は、屋外型トランクルームなどの外部収納サービスを活用するのも一つの手です。

特に、ベランダに置きたかったアウトドア用品やガーデニング道具、自転車などは、屋外型トランクルームとの相性が良好です。風雨や温度変化にも強く設計されており、普段は使わないけれど保管しておきたいアイテムの収納に適しています。

また、「家の外に収納スペースを持つ」ことで、ベランダをすっきりと整えられ、避難経路や見た目の印象も損ねずに済みます。

収納不足を感じたときは、自宅内の整理と並行して、こうした外部サービスの活用も視野に入れてみてください。

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ベランダ収納はルールと工夫で快適に使える

ベランダ収納を有効に活用するには、「置いていい物・ダメな物」を正しく見極め、管理規約や防災面の注意点を守ることが大切です。

収納には防水性・耐久性に優れたアイテムを選び、スペースが足りない場合はクローゼットの見直しやトランクルームなどの外部サービスも検討しましょう。

限られたスペースでも、工夫次第で快適な収納環境が整えられます。

yasutake
監修・投稿者プロフィール安武 亜希

株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。
【資格】
整理収納アドバイザー1級
WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!

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