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公開日2024.11.28
最終更新日2024.11.28

漫画の正しい保管方法は?劣化させずに長く保管するには

漫画の正しい保管方法は?劣化させずに長く保管するには

漫画が好きな人にとって、大切なコレクションをどのように保管すればよいか悩むことは少なくないでしょう。
お気に入りの漫画が増えるほど、保管場所や劣化防止の方法に困る場面も多くなります。

この記事では、漫画をきれいに保管するための方法やコツを紹介します。コレクションを長く楽しむためのポイントをさえ、保管中のダメージを防ぎましょう。

漫画の保管でよくある困りごと5つ

まずは漫画を保管する際の困りごとについて見ていきましょう。

大量の漫画を保管する場所がない

漫画が増える一方で、収納場所に困っている人は多いものです。
本棚に収まりきらず、床や棚の上に積み上げてしまい、収納スペースが足りなくなるケースが見られます。

状態よく保管する方法が分からない

本棚に並べて保管するだけでは、時間が経つとシミや色あせが発生することがあります。
漫画を良好な状態で長く楽しむためには、適切な保管方法を知ることが大切です。

漫画が行方不明になることがある

漫画を読んだ後に定位置に戻さないと、特定の巻が行方不明になりがちです。
特にシリーズ物の漫画がバラバラになると、読もうと思ったときに探す手間が増えてしまいます。

大切な漫画ばかりで処分できない

どれも思い入れがあり、処分をためらってしまう人も多いでしょう。
その結果、新たな漫画が増え続け、収納が追いつかなくなることがあります。

漫画が増えると本棚の高さや数が増え、防災面で不安

漫画が増え続けると、本棚の数が増えたり、収納量を確保するために背の高い本棚を使用するケースが増えてきます。しかし、背の高い本棚は防災面で不安が残るという問題があります。

地震などで揺れた際に本棚が転倒するリスクがあり、特に重量のある漫画が入っている場合は大きな危険を伴います。転倒防止グッズや突っ張り棒で補強する方法もありますが、賃貸物件では壁に固定ができないことも。

また、天井が弱い場合は突っ張り棒が効果を発揮しない場合もあるため、防災対策に工夫が必要です。

漫画を状態よく保管する5つのポイント

漫画の正しい保管方法は?劣化させずに長く保管するには

次に漫画を状態よく保管するためのコツポイントについて確認しましょう。

直射日光が当たらないようにする

漫画は、直射日光が当たらない場所で保管することが基本です。直射日光により、表紙の色があせたり、紙質が劣化したりする原因になります。保管場所は、窓際を避け、日中も暗めの環境を維持できるクローゼットや押し入れなどが適しています。

また、窓の近くに収納する場合は、遮光カーテンを使用して日光を遮る工夫をしましょう。収納ボックスに入れる場合も、通気性が良く密閉しすぎないものを選ぶと、環境に適した保管が可能です。

表面の汚れを拭き取っておく

漫画の表面には、ホコリや皮脂が付着することがあります。これを放置すると汚れが蓄積し、劣化やシミの原因になります。保管前には、乾いた柔らかい布やハンカチで優しく表面を拭き取りましょう。

汚れを拭き取る際に力を入れすぎると、紙を傷つけたり折り目がついてしまいます。なるべく軽く汚れを拭き取りましょう。

また、布に湿気があると紙を傷める恐れがあります。水拭きは避け、必ず乾いた布を使ってください。

除湿対策をしっかり行う

湿気は漫画にとって大敵です。紙が湿気を吸収すると、波打つようによれたり、カビが発生する原因になります。

収納ケースや本棚で保管する際は、必ず除湿剤を使用しましょう。引き出し型の収納ケースを使う場合も、隅に除湿剤を置いて湿気を吸収させる工夫が効果的です。

また、保管場所の湿度をチェックすることも重要です。湿度が高い場合は、除湿機やエアコンを利用して適切な湿度(40~60%)に保ちましょう。

梅雨の時期や押し入れ・ベッド下など湿気がこもりやすい場所は、特に注意が必要です。

立てて保管する

漫画は立てて保管するのが基本です。横に積み上げると、下の漫画が重みで潰れたり、背表紙が変形してしまうことがあります。立てて保管すれば、1冊1冊に均等な重さがかかるため、劣化を防ぎやすくなります。

立てて保管する場合は、本棚や収納ケースに適切な仕切りを設け、漫画が倒れないように支えを作りましょう。

また、同じ高さ・サイズの漫画をまとめて並べると、きれいに見えるだけでなく取り出しやすくなります。ブックエンドを使用するのも効果的です。

余裕を持って収納する

収納する際には、漫画同士の間に適度な余裕を持たせましょう。ぎゅうぎゅうに詰め込むと、取り出すときに擦れて表紙が傷つくことがあります。また、通気性が悪くなって湿気がこもる原因にもなります。

特に大量の漫画を収納する場合は、1か所にまとめすぎず、いくつかのスペースに分けて保管するのもおすすめです。収納場所を分散させることで、通気性が保たれ、出し入れもスムーズになります。

全体のバランスを見ながら、整理整頓を意識して保管しましょう。

漫画を保管するときのアイデア

漫画の正しい保管方法は?劣化させずに長く保管するには

大切な漫画を効率的に管理・収納するためのアイデアをいくつかご紹介します。

保管中の漫画を一覧にまとめておく

保管している漫画を一覧にまとめておくことで、管理が簡単になります。特にシリーズものや同じ作者の作品が多い場合は、保管場所とあわせて記録しておくと、後から探す手間を省けます。

おすすめは、タイトルや巻数をテキストでリスト化する方法です。表紙をスマホで撮影して、画像付きでリストを作るのも良いでしょう。

クラウドサービスやスマホのメモアプリを活用すれば、外出中でもリストを確認でき、同じ漫画を重複して購入してしまうことを防げます。

透明な収納ケースやキャスター付き収納道具を活用する

透明な収納ケースは、中にどの漫画が収納されているか一目で分かるため、特に大量の漫画を保管する場合に便利です。

また、キャスター付きの収納道具を使えば、重い収納ケースでも簡単に移動できるため、収納スペースを頻繁に見直す人におすすめです。

たとえば、収納場所を変えたいときや掃除をするときなど、キャスター付きなら力を使わずに移動できます。また、透明なケースにラベルを付ければ中身がより分かりやすく、探し物の時間を短縮できます。

よく読む漫画は取り出しやすい位置に保管する

よく読む漫画は、取り出しやすい場所に保管するのがポイントです。収納棚やケースの手前側や中段など、日常的に取り出しやすい位置を選びましょう。

一方、あまり読まない漫画や保管優先のものは、奥や高い場所に配置すると効率的です。

漫画の保管におすすめの場所と保管方法

漫画の正しい保管方法は?劣化させずに長く保管するには

これまでの内容をふまえ、漫画の保管におすすめの場所と保管方法について考えてみましょう。

押し入れ・クローゼット

押し入れやクローゼットは、直射日光が当たりにくい点で漫画の保管場所として優れています。さらに適切な湿度管理を行えば、漫画を良好な状態で保管しやすくなります。

押し入れやクローゼットに漫画を保管する際には、収納ボックスやケースを使うと整理がしやすく、取り出しも簡単です。押し入れやクローゼットは湿気がこもりやすいので、収納ケースには除湿剤や湿度計を設置し、湿度を40~60%に保つようにしましょう。

さらに、定期的に扉を開けて空気の入れ替えを行うと、カビや劣化を防ぐ効果が期待できます。

ベッド下

ベッド下は、デッドスペースを有効活用できる収納場所として便利です。引き出し式やキャスター付きの収納ケースを活用することで、ベッド下の奥側まで効率よく使えます。

漫画を収納する際は、ケースごとに分類し、ラベルを付けると管理しやすくなります。ただし、ベッド下も湿気がこもりやすく、ホコリがたまりやすい場所です。収納前には防湿シートを敷いたり、収納ケースの中に除湿剤を入れるなど、湿気対策を徹底しましょう。

また、ホコリが蓄積すると漫画が傷む原因になるため、こまめな掃除も重要です。

階段下

階段下の空間を収納スペースとして活用するのもおすすめです。狭いスペースでも、収納ボックスを組み合わせたり棚を設置したりすることで、漫画専用の収納場所を作れます。

特に、漫画をすっきり見せたい場合は、上部に突っ張り棒を取り付けてカーテンを付けると、見た目が整うだけでなく、ホコリからも守ることができます。

また、階段下は比較的暗い場所が多いため、直射日光の影響を受けにくいという利点もあります。ただし、湿気がたまりやすい場合があるため、除湿対策を忘れないようにしましょう。

本の預かりサービス

読まなくなった漫画や保管場所に困った漫画は、本の預かりサービスを利用するのも一つの手段です。宅配便を使って業者に預けることができ、月額料金も数百円程度から利用可能です。

サービスを利用する際は、保管環境やセキュリティ対策について事前に確認しておくと安心です。ただし、自分で保管条件を確認できない点や、預けた本を気軽に取り出せないという制約もあるため、大切な漫画や頻繁に読むものには向いていないかもしれません。

トランクルーム

大量の漫画を保管する場合、トランクルームは便利な選択肢です。

屋内型トランクルームなら、空調管理が整った環境で、長期間にわたり漫画を良好な状態で保管できます。また、収納スペースの広さを自由に選べるため、漫画の量に応じたスペースを確保できるのもメリットです。

加瀬のトランクルームには「ワークトランク」というサービスがあり、トランクルーム内で軽作業を行うことができます。このサービスを利用すれば、漫画の保管だけでなく、読書ルームとしても活用可能です。趣味の部屋として、お気に入りの漫画を読みながらリラックスするスペースを作るのもおすすめです。

まとめ

漫画を長く楽しむためには、適切な保管方法と環境が欠かせません。直射日光や湿気を避け、収納場所に余裕を持たせることで、劣化を防ぎつつ整理整頓も実現できます。また、収納スペースの限界を感じた場合は、ベッド下や階段下のデッドスペースを活用するほか、トランクルームを利用するのも一つの手段です。

趣味を楽しみながら大切な漫画を良い状態で保管するために、自分に合った方法を取り入れてみてください。

yasutake
監修・投稿者プロフィール安武 亜希
株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属【資格】整理収納アドバイザー1級WEBを活用した集客施策を担当しています。トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!

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