
野球道具はバットやグローブ、ヘルメットなど様々なものがあるため、収納場所が定まらない方も多いでしょう。しかし、玄関や屋外物置など、家庭環境に合わせた収納術を知ることで、日々の片付けをスムーズにすることが可能です。
野球道具の収納に悩んでいる方に向けて、道具・場所別のアイデアやしまうコツを分かりやすく紹介します。
目次
もう散らからない!野球道具のおすすめ収納場所
まずは、野球道具を収納するのに適した4つの収納場所について、収納場所ごとのメリットや注意点を紹介していきます。
玄関
玄関は野球道具を持ち出しやすく、汚れたままでも一時的に置ける便利な収納場所です。室内に泥や砂を持ち込まないで済むため、掃除の手間も軽減できます。
収納の工夫アイデア
- メッシュ素材のシューズラック:スパイクや運動靴を置いても泥や砂が下に落ちやすく、通気性も良い
- 壁面フック:バットやグローブを吊るして省スペース収納が可能
- 薄型収納ボックス:奥行の浅いタイプを使えば圧迫感なく道具を整理できる
- ハンガーパイプ:ユニフォームや帽子を掛けて収納し、帰宅後すぐに乾かせる
玄関に収納場所を設けることで、帰宅後の手入れや片付けを習慣化でき、外出前の準備もスムーズになります。
屋外物置
屋外物置は、玄関よりも広いスペースを確保できるため、バットやボールバッグなどかさばる野球道具をまとめて収納するのに最適です。汚れを気にせず置ける点も大きなメリットですが、温度変化や湿気の影響を受けやすいため、保管環境には注意が必要です。
収納の工夫アイデア
- 換気口付き物置:結露やカビを防ぎ、グローブやスパイクを長持ちさせる効果が期待できる
- 棚板の追加:高さを有効活用し、ボールや小物を整理して収納できる
- すのこ:床に直接置かず、通気性を確保して湿気対策できる
- 防湿剤・除湿剤:湿気の多い季節でも安心して道具を保管できる
屋外物置を利用する際は、定期的な換気や防湿剤の交換を習慣にすることで、道具をより良い状態で長持ちさせられます。
車のトランク(ラゲッジスペース)
車のトランクは、練習や試合への移動が多い人にとって便利な収納場所です。バッグや道具を積んでおけば、毎回の持ち運びの手間を省けます。ただし、高温や直射日光の影響を受けやすいため、長期間の保管には向きません。
収納の工夫アイデア
- 折りたたみ式コンテナ:使わないときは畳めるので省スペース、荷室をすっきり整理できる
- 防水性ケース:雨の日や泥のついた道具も安心して収納できる
- 専用収納ボックス:バットやボールなどを仕分けてまとめやすい
- 遮熱シート:夏場の高温対策として道具の劣化を防ぐ
車に収納するのはあくまで一時的な利用がおすすめです。使用後は早めに取り出して手入れを行い、革製グローブやスパイクの劣化を防ぎましょう。
トランクルーム
家の収納だけではスペースが足りないときや、大きな練習道具をまとめて保管したいときには、トランクルームの利用も有効です。特にオフシーズンや普段あまり使わない道具を預けておくと、家の中を広く使えるようになります。トランクルームには屋外型と屋内型があり、用途に応じて使い分けるのがポイントです。
収納の工夫アイデア
- 屋外型トランクルーム:料金が屋内型と比べると安い傾向にあり、多少汚れた道具も気兼ねなく保管できる。オフシーズンの道具や大型の練習器具に最適
- 屋内型トランクルーム:空調が整っている環境なら、グローブやスパイクなど湿気や温度変化に弱い道具を安心して保管できる
- 収納ボックスの活用:道具をそのまま置かず、コンテナやボックスにまとめることで汚れ防止・管理がしやすい
- 定期的なチェック:長期間預けっぱなしにせず、湿気やカビの有無を確認しておくと安心
家に置ききれない道具の保管や、ストック用に購入したバット・ボールなどの一時保管場所としても便利です。特にピッチングマシンやネットなど大きな練習道具の収納にはトランクルームが役立ちます。
野球道具の収納アイデアを道具別に紹介

野球に使う道具は種類ごとに形や特徴が異なるため、適した収納方法も変わってきます。
ここでは、それぞれの道具に合った収納の工夫や便利なアイテムを紹介します。
バット
バットは細長い形状のため、そのまま置いておくと倒れたり場所を取ったりしやすい道具です。立てて収納することで省スペースになり、取り出しやすさもアップします。
収納の工夫アイデア
- バットスタンド:専用スタンドに立てて保管すれば安定感があり、見た目もすっきりする
- 収納ボックスや傘立て:垂直に立てて保管でき、玄関や物置の隅に収まりやすくなる
- キャスター付き収納ボックス:移動がスムーズで、複数本をまとめて収納するのに便利
- バットケース:持ち運びと保管を兼ねられるので、遠征や試合にもそのまま活用可能
収納する前には必ず汚れを落とし、必要に応じてバットケースに入れておくと劣化防止にもつながります。
グローブ
グローブは革製品で型崩れや劣化が起こりやすいため、収納方法に工夫が必要です。特に捕球面(ボールポケット)の形を保つことが、使いやすさと寿命を左右します。
収納の工夫アイデア
- ボールを挟んで保管:捕球面にボールを1個挟んでおくと、ポケットが潰れず形を維持できる
- 立てて収納:横向きに平置きせず、親指と小指部分を下にして立てると型崩れを防げる
- 専用グローブケース:通気性があるタイプを使えば、持ち運びと保管を兼ねられる
- グローブホルダーや壁掛けフック:玄関や物置の壁面を活用して、省スペースで収納できる
湿気の多い場所や直射日光が当たる場所での保管は避けましょう。湿気は悪臭やカビの原因となり、日光は革のひび割れを招きます。収納前には柔らかい布で汚れを落とし、革用オイルでケアしておくと長持ちします。
ボール
ボールは数が多く、そのまま置くと散らかりやすいアイテムです。まとめて収納することで管理しやすくなり、練習や試合の準備もスムーズになります。
収納の工夫アイデア
- ボール専用バスケットやケース:玄関や物置の隅に置いて放り込むだけで整理できる
- 手提げ袋で仕分け:練習用・試合用・穴あきボールなど種類ごとに袋を分けると便利
- フックに掛ける壁面収納:袋を吊るせば省スペースになり、持ち出しも簡単
- キャスター付きコンテナ:大量のボールをまとめて収納・移動できる
収納前には必ず泥や砂をタオルで拭き取り、他の道具を汚さないようにしましょう。汚れを落としてから収納することで、ボール自体も長持ちします。
ユニフォーム
ユニフォームは普段着と混ざると取り出しにくく、臭いや汚れが気になる原因にもなります。専用スペースを作って分けて収納するのがポイントです。
収納の工夫アイデア
- 専用衣装ケース:ユニフォームだけをまとめて収納すれば、普段着と混ざらず探しやすい
- ハンガーラック:練習着やユニフォームを掛けておくとシワを防ぎ、通気性も確保できる
- 仕切り付きボックス:上下やアイテムごとに分けて整理できるため、着替えの準備がスムーズ
- 通気性カバー:長期間保管するときは不織布カバーを使うとホコリや臭い移りを防げる
収納する際は必ず洗濯・乾燥を済ませてからしまいましょう。泥や汗を残したままにするとカビや臭いの原因になり、ユニフォームの劣化を早めてしまいます。
靴(スパイク)
スパイクは泥汚れや水分が付きやすく、そのまま収納すると革の劣化や臭いの原因になります。使用後の手入れと乾燥を徹底することが長持ちのポイントです。
収納の工夫アイデア
- ブラシで泥を落とす:表面やスパイク刃に詰まった泥をしっかり取り除く
- 新聞紙で水分を吸収:雨天後や汗で湿ったときは新聞紙を入れて陰干しし、完全に乾かす
- シューズケースに収納:乾燥後にケースへ入れれば、他の靴や道具を汚さずに済む
- 乾燥剤・消臭スプレー:保管時に入れておくと、臭いやカビ対策になる
収納前に必ず乾燥を済ませることが大切です。湿気を残したまましまうと革のひび割れや悪臭の原因になるため、練習や試合から帰ったらその日のうちにケアを習慣にしましょう。
野球道具を長持ちさせるための簡単テクニック

野球道具は、きちんと手入れをしてから収納することで、より良い状態を長く保つことができます。
ここでは、収納前に実践したいお手入れのポイントを紹介します。
使用した後は必ず汚れを落とす
練習や試合のあとに道具をそのまま放置すると、泥や汗が染み込んで劣化を早めてしまいます。面倒に感じるかもしれませんが、使用後は必ず汚れを落とすことが長持ちの基本です。
ボールやバット、ヘルメットなどはブラシや雑巾で泥や砂を落としましょう。革製のグローブは土埃を払ったあとに革用オイルを薄く塗っておくと、乾燥やひび割れを防げます。スパイクは表面の泥を落とすだけでなく、刃の間に詰まった土も丁寧に取り除くことが大切です。
こうした手入れを毎回の習慣にすることで、道具を清潔に保てるだけでなく、使いやすい状態を長く維持できます。
直射日光が当たらないようにする
野球道具には革やゴムなど日光に弱い素材が多く使われています。直射日光にさらされると、革はひび割れや色あせを起こし、ゴム部分は硬化してしまいます。そのため、収納場所は必ず日陰や直射日光の当たらない場所を選びましょう。
玄関やクローゼット、窓の少ない部屋、屋外なら日陰にある物置などが適しています。一方で、窓際やベランダは直射日光が差し込みやすく、保管場所としては不向きです。どうしても窓際に置かざるを得ない場合は、遮光カーテンやカバーを使って日差しを遮る工夫をしましょう。
濡れたときはしっかり乾かす
帰宅途中に雨に降られたり、汗や泥で濡れたままの状態で放置したりすると、カビや嫌な臭いの原因になります。濡れた道具は必ず乾かしてから収納することが大切です。
洗えるアイテムは丸洗いしてから完全に乾かし、乾いた状態で収納しましょう。グローブやスパイクなど水洗いできないものは、陰干しで十分に乾かすのが基本です。
汚れがひどくて水拭きした場合も、自然乾燥でしっかり湿気を飛ばしてから収納してください。ビニール袋や密閉ケースに濡れたまま入れてしまうのは厳禁です。
野球道具をすっきり収納して長持ちさせよう
野球道具は、ちょっとした工夫で散らからずに整理でき、使いたいときにすぐ取り出せるようになります。収納場所や方法を工夫することで片付けも簡単になり、毎日の準備がぐっとスムーズになります。
また、収納前に汚れを落として乾かすといった基本のお手入れを習慣にすれば、大切な道具を良い状態で長く使い続けられます。日々の練習や試合を快適にするために、今日から取り入れてみてはいかがでしょうか。