
趣味専用の部屋を手に入れる方法として、賃貸物件とトランクルームのどちらが適しているのでしょうか。
賃貸物件は居住空間としての機能が充実しているため、自由度が高い反面、費用がかさむことが懸念されます。一方、トランクルームはコンパクトで手軽に利用できるスペースですが、設備面での制約があることも事実です。
ここでは、賃貸物件とトランクルームそれぞれの特徴やメリット・デメリットを比較し、趣味用の部屋に適した選択肢を見つけるお手伝いをします。
目次
賃貸物件とトランクルームの違い
賃貸物件とトランクルームの特徴を比較してみましょう。
賃貸物件の特徴
居住スペースの提供
アパートやマンション、一戸建てなど、賃貸借契約に基づき貸し出されている居住スペースです。
長期的な契約
基本的には長期的な契約が必要になり、一般的には1年間や2年間がよく見られます。
賃料の支払い
毎月一定額の賃料を支払う必要があり、敷金や礼金などの初期費用もかかる場合があります。
管理人の存在
管理人は契約の管理や、入居者の管理、修繕やトラブル対応に応じる役割を担っています。
利用の制限
部屋の利用について制限される場合があり、ペットを飼うことができない場合があったり、壁や天井を自由に塗装できない場合があったりします。
トランクルームの特徴
保管スペースの提供
すぐに使わない荷物や自宅に収納しきれない荷物の保管スペースを提供するもので、家具や衣類、書類など様々なものを保管することができます。
短期的な利用
基本的には短期的な利用が可能です。必要なときに借りることができ、必要がなくなったら解約することができます。
柔軟な契約条件
契約条件は賃貸物件と比べて柔軟です。期間やスペースの広さなど、必要に応じて自由に選ぶことができます。
安全性の高さ
監視カメラやセキュリティーガード、不審者に対する警報装置などが設置されています。
24時間利用可能
24時間利用可能な場合が多く、必要なときに荷物を自由に出し入れすることができます。
参考:トランクルームとは?サイズの選び方から種類まで徹底解説
趣味の部屋として利用するメリットとデメリット
では実際に趣味の部屋として利用する場合、賃貸物件とトランクルームはどちらが適しているのでしょうか。メリット・デメリットを比較してみましょう。
賃貸物件のメリット

作業スペースがある
複数の部屋があれば、自分の趣味のものを好きなようにレイアウトする鑑賞部屋の他に、フィギアを組み立てたりメンテナンスをする作業部屋を別に設けることもできます。
趣味の時間に没頭できる
トイレ・バス・キッチンなどの生活に必要な設備が整っているため、趣味の時間に没頭しても、長時間滞在することができます。
週末は趣味の部屋で1日過ごすなど、自分だけの空間を満喫することができます。
賃貸物件のデメリット
費用がかかる
契約時にかかる敷金・礼金、毎月の家賃・管理費、契約更新の際には更新料など、維持していくにはある程度まとまった費用が必要となります。
契約期間が長い
賃貸物件の賃貸借契約では、1年間や2年間というのが一般的な契約期間となります。定められた契約期間の途中で解約する場合には、違約金が発生する可能性があります。
トランクルームのメリット

短期の利用も可能
運営会社によっても異なりますが、一般的には1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年といった単位での契約となります。契約は必要に応じて更新することができるため、必要な期間だけ柔軟に契約することができます。
賃貸物件に比べてかかる費用が少ない
賃貸物件とは異なり、契約時に敷金・礼金などの費用がかからないのが一般的です。(運営会社によっては、事務手数料や管理費などの費用がかかる場合があります。)
また、月額の利用料はトランクルームのサイズによって細かく設定されているため、自分にあった予算で選ぶことができます。
トランクルームのデメリット
作業スペースがない
トランクルームは荷物を一時的に保管するための収納スペースとして貸し出されているため、スペース内での作業は禁止されています。
例えば、バイクを収納するついでにメンテナンスを行いたい、コレクションしているスニーカーの手入れをしたい、といった場合は別の場所で行う必要がでてきてしまいます。
保管環境を確認する必要がある
トランクルームには大きく分けて、屋内型と屋外型があります。屋内型は空調・湿度管理がされている場合が多いですが、屋外型は外置きしたコンテナを収納スペースとして貸し出している場合が多いため、保管環境は外気の影響を受けやすくなります。
温度や湿度の影響を受けやすいコレクションは、屋内型で設備の整っている環境を選ぶ必要があります。
趣味の部屋としてトランクルーム活用はアリ!

賃貸物件とトランクルームを趣味の部屋として利用する場合の違いについて紹介しました。
賃貸物件は広さや設備が充実していて、自由にアレンジできる空間が魅力ですが、費用が高くなることがデメリットとして挙げられます。
一方、トランクルームは費用面で手軽に利用できる反面、設備面での制約があることが課題です。
自分の適正な予算、立地やサイズ、セキュリティなど、賃貸物件とトランクルームそれぞれの特徴を比較・検討して、最適な趣味の部屋を見つけてみてください。
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