洋服が大量にあると、何から手をつければいいのか、どのように収納すればいいのか迷うことが多いでしょう。とはいえ、特に大切な洋服はきちんと収納して、次に着るときも気持ちよく着られるようにしておきたいものです。
そこで今回は、大量の洋服を効率よく収納する方法や、押さえておきたいポイントを詳しく紹介します。
大切な洋服を良好な状態で保管するためのヒントとしてお役立てください。
洋服を収納する前のチェックポイント
はじめに、洋服を収納する前にチェックしたい点を紹介します。
汚れや傷みがひどくないか
洋服を収納する前に汚れや傷みがないかチェックしましょう。きれいに洗濯したつもりでも、見落としていた汚れが残っていることがあります。また、気づかないうちにほつれや破れが生じていることもあるでしょう。
軽い汚れなら再度洗濯やクリ―ニングをしておくと安心です。また、ほつれや破れも収納する前に補修しておくのがおすすめです。ただし、ひどい汚れや傷みがある場合は、洋服が寿命を迎えたと考えて処分を検討するとよいでしょう。
サイズや好みが合うか
サイズや好みが合うかどうかも改めてチェックしておくことが大切です。
サイズや好みは日々変わるものです。まだ着られると思っていても、実際にはサイズが合わなくなっていることがあります。また、好みが変わり、色やデザインが気に入らなくなる場合もあるでしょう。
サイズや好みが合わない洋服は不要と考え、思い切って処分するとよいでしょう。
同じようなアイテムが必要以上にないか
同じようなアイテムやデザインが必要以上にある場合、まずは不要なものを整理することが大切です。似たデザインの服はよく着るものだけを残し、残りは処分やリサイクルに回すことを検討しましょう。
また、手持ちの服を把握するために、デザインや色ごとに分類しておくと、重複を避けられます。さらに、今後は買い足す前に似た服がないか確認する習慣をつけることで、無駄を防ぎ、収納スペースに余裕を持たせられるでしょう。
今後も着る予定があるか
着る予定のない服を保管し続けると、収納スペースが不足し、本当に必要な服が見つけにくくなる原因になります。
過去に一度だけ着たものやバーゲンで衝動買いしたもの、いただいたけれど気に入らない服などを見直し、リサイクルや寄付などで手放しましょう。定期的に整理する習慣をつければ、収納スペースがすっきりとし、効率よく使えます。
大量の洋服を片付けるための4ステップ
大量の洋服を片付けて収納するための4ステップを紹介します。
1.不要な洋服を仕分けて処分する
まずは、不要な洋服を仕分けして処分しましょう。物量が大幅に減り、収納するのが格段に楽になります。
具体的な仕分け方法については、この記事の「洋服を収納する前のチェックポイント」を参考にしてみてください。不要な洋服は、自治体の回収に出すほか、状態が良いものは知人に譲る、買取に出す、リサイクルするなどの方法もあります。
2.洋服を種類ごとに分ける
次に、収納する洋服を種類ごとに分けましょう。種類別にすることで、どんな洋服がどれだけあるかが分かり収納しやすくなります。
Tシャツやセーターは収納ボックスにたたんで入れ、スカートやスーツ類はハンガーで吊るすとよいでしょう。収納場所や収納道具に合わせて選んでください。
3.収納しやすいようコンパクトにたたむ
洋服は収納しやすいようにコンパクトにたたみましょう。たたむ際には、収納ケースのサイズに合わせ、同じ方法で形を揃えると見た目もスッキリします。また、生地を引っ張らないように注意しましょう。
4.収納道具に収納していく
最後に、たたんだ洋服を収納道具に整理して入れていきます。重ねるのではなく縦に並べると、多く収納でき、取り出しやすくなります。収納しきれない場合は、再度仕分けをして物量を調整するのもおすすめです。
洋服を良好な状態で収納するために
大切な洋服を状態よく収納するためのポイントを紹介します。
汚れをしっかり落としてから収納する
洋服は、収納前に汚れをしっかり落とすことが基本です。
皮脂や汗、ホコリ、汚れなどが残っていると、嫌な臭いやシミの原因になり、保管中にカビや害虫が発生する恐れもあります。自宅で洗濯できない大切な洋服は、クリーニングに出しておくと安心です。
除湿対策やカビ対策を徹底する
洋服は湿気を吸収しやすく、カビの原因になります。特にカビは一度繁殖すると完全に除去するのが難しいため、汚れをしっかり落とした上で、湿気を防ぐ対策が必要です。
無理に詰め込まず、余裕を持って収納する
洋服は無理に詰め込まず、余裕を持って収納しましょう。ぎゅうぎゅうに詰めると取り出しにくくなり、生地が傷む原因にもなります。また、湿気もこもりやすくなるため、適度なゆとりを保って収納しましょう。
定期的に取り出して湿気を逃がす
収納した後も定期的に洋服を取り出して湿気を逃がしましょう。除湿剤の期限切れや結露などで湿気がこもる可能性もあるため、収納場所にも風を通して除湿を心がけることが大切です。
自宅に十分な収納スペースがない場合
自宅の収納スペースが足りない場合、大量の洋服を効率よく収納するためのアイデアを3つご紹介します。
1.ベッド下や家具の隙間を活用する
ベッドやソファ下など、デッドスペースを収納場所として活用しましょう。
引き出し式の収納ボックスや収納ケースを使えば洋服をコンパクトにまとめることができ、手軽に出し入れできます。シーズンオフの衣類やあまり頻繁に着ない服を収納するのに最適です。
2.吊り下げ式の収納ラックをクローゼット内に追加する
クローゼットの中に吊り下げ式のラックを追加することで、縦のスペースを有効に活用できます。
ラックにポケットや棚が付いているタイプを選べば、洋服だけでなく小物も一緒に収納できて整理整頓がしやすくなります。また、軽いアイテムやたたみやすい服を収納するのに適しています。
3.トランクルームを活用する
自宅にスペースが足りない場合、トランクルームを活用して洋服を収納するのも有効な方法です。
特にシーズンオフの衣類や、頻繁に着ない冠婚葬祭用の服などをトランクルームに預けることで、自宅の収納スペースを有効に使えます。また、トランクルームは空調管理やセキュリティが整っているため、洋服を良好な状態で保管でき、安心して長期間預けることができます。
まとめ
大量の洋服を効率よく収納するためには、不要な服はなるべく整理して、必要なアイテムだけを残すことで収納スペースが確保できます。より多くの収納スペースを確保するには、ベッド下のデッドスペースやクローゼットの吊り下げラックなど、隙間を有効に活用しましょう。
限られたスペースでも洋服をスッキリと収納するコツはいくつかあります。自分に合った方法を取り入れ、快適な収納環境を目指しましょう