使わなくなった教科書の収納方法やコツをお探しではないでしょうか?学年が上がって使わなくなった教科書でも、後々役立つこともあり、簡単には捨てられないと感じる方も多いでしょう。
多くの教科書をスッキリと収納するには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。そこで今回は、使わなくなった教科書を上手に収納するアイデアやコツ、保管時の注意点などを紹介します。
使わない教科書を捨てずに保管したい理由
まずは、使わなくなった教科書を捨てずに保管しておきたい理由について見ていきましょう。
復習したいときに役立つ
使わなくなった教科書を保管しておくと、後日復習したいときに役立ちます。教科書は誰にでも分かりやすい文章と表現で説明しているため、分からないことを勉強し直すのにぴったりです。
また、一度学習した範囲なので、当時の記憶が残っていることが多く、復習がはかどりやすいのもメリットです。
成長の記録や思い出の品として残したい
成長の記録や思い出の品として残したいというのも、教科書を捨てずに残したい理由でよくあるパターンです。教科書は、子どもの成長と深く関係しており、簡単に捨てられない人が多くいます。
実際に、大人になっても、教科書の内容をある程度覚えている人は多く、思い入れのある教科書を捨てずに保管しておきたいという気持ちは十分に理解できるものです。
雑学を得る読み物として優秀
教科書は、雑学を得る読み物としても優秀です。教科書には、最低限これだけは学習すべきと認定された内容が厳選して記載されているため、読むだけでも教養を深めることができます。
しかも、教科書は正確な情報に基づいて編集されているため、間違った認識を得る心配がありません。雑学を身につけるための読み物として、これほど適したものはないでしょう。
教科書の収納場所に適した条件は?
それでは、教科書を収納する場所として適した条件について見ていきましょう。
湿気やホコリが少ない
教科書は湿気やホコリに弱い素材でできているため、これらの影響が少ない場所に保管することが重要です。湿気やホコリは、教科書の劣化を早く進めてしまいます。
たとえば、屋外の物置などは雨や雪などによる湿気の影響を受けやすいため、おすすめできません。また、掃除が行き届いていない、ホコリが溜まりやすい場所も避けましょう。
直射日光が当たらない
直射日光が当たらないことも、教科書の収納場所に必要不可欠な条件といえます。直射日光は、教科書の色あせやシミなどの原因になりやすいからです。
たとえば、窓際などで直射日光が直接当たる場所や、時間帯によって直射日光が差し込む可能性がある場所は、避けたほうがよいでしょう。窓がある場所で教科書を保管する場合は、遮光カーテンを使用し、日中はカーテンを閉じておくことをおすすめします。
物量に合ったスペースがある
教科書を良好な状態で保管するためには、物量に合った十分なスペースがある収納場所を選ぶことが大切です。スペースが狭過ぎると、教科書が収まりきらず、無理に詰め込むことで教科書が傷む原因にもなりかねません。
無理に詰め込むと、教科書が変形しやすくなるほか、湿気の逃げ道がなくなってカビが繁殖したりシミができたりすることがあります。
使わない教科書を収納するコツ
使わなくなった教科書を上手に収納するコツを紹介します。
学年ごとに分けて収納する
使わなくなった教科書は、学年ごとに分けて収納すると、前の学年に戻って復習したい場合などに便利です。学年ごとに分けて収納するコツは、以下を参考にしてください。
- 学年別に教科書を分ける
- さらに、「国語」「理科」「算数(数学)」など、教科ごとに並べ替えて収納する
学年ごとに収納する方法は、いつ使った教科書かを把握しやすい一方で、特定の教科だけを復習したい場合にはやや不向きなことがあります
教科ごとに分けて収納する
教科ごとに教科書を収納するのも、一つの方法です。特定の教科を復習したい場合には、教科ごとに分けて収納してあると便利です。収納する際のポイントは、以下のとおりです。
- 教科書を教科ごとに分ける
- さらに、教科の中で学年ごとにまとめて並べて収納する
この方法は、時系列に沿って遡りやすくなり、使った後も戻す場所が明確なため、整理しやすいのがメリットです。
使わない教科書の収納方法
ここでは、使わなくなった教科書の収納方法を紹介します。
書類ケースやファイルケースに立てて入れる
教科書は、書類ケースやファイルケースに立てて収納することで、折れを防ぎつつ効率的に整理することができます。学年ごと・教科ごとにまとめて入れておくと、より分かりやすいでしょう。特に、サイズが大きめで薄い教科書や資料・ノート類の保管に向いています。
この方法は、書類ケースやファイルケースに入れた教科書をそのまま収納ラックに並べたり、収納ボックスに入れて保管することが可能です。複数の学年の教科書をスッキリ整理できるため、おすすめです。
透明・半透明の収納ボックスや衣装ケースに入れる
透明または半透明の収納ボックスや衣装ケースは、外から中身が見えるため、どの教科書がどこに入っているか一目でわかり、必要なものをすぐに取り出せます。
また、プラスチック製で耐久性が高く、教科書を湿気やホコリからしっかり保護できる点も魅力です。積み重ねて保管すれば、限られたスペースを有効活用できるため、使わなくなった教科書の保管に最適な方法といえるでしょう。
トランクルームを活用する
使わなくなった教科書の保管に、トランクルームを利用するのも一つの選択肢です。使用頻度の低いモノを自宅に保管すると、どうしても収納スペースを圧迫してしまいますが、トランクルームを利用することで自宅のスペースを有効活用できます。トランクルームなら、教科書を長期間保管しつつ、自宅の収納スペースを他の用途に使えるのが大きな利点です。
また、教科書だけでなく、使っていない家具や季節用品、趣味のコレクションなども一緒に保管できるため、家の中がすっきり片付きます。さらに、トランクルームは空調管理やセキュリティが整っており、教科書を湿気やホコリから守りながら、安全に保管できる点も魅力です。荷物の出し入れも自由に行えるため、必要な時にすぐ取り出せる便利さも備えています。
教科書を良好な状態で保管するための注意点
教科書を良好な状態で保管するには、いくつか注意すべき点があります。
乾いた布で汚れを拭いておく
教科書を収納する前に、乾いた布で汚れを拭いておきましょう。教科書には、ホコリや手垢といった汚れが付着しており、保管中に劣化する原因になります。
汚れを拭くときは、教科書が傷まないよう、ゴシゴシとこすらないようにしましょう。また、汚れているからといって、洗剤を使ったり水拭きしたりするのも厳禁です。
除湿剤と一緒に保管する
使わなくなった教科書は、必ず除湿剤と一緒に保管しましょう。除湿剤が湿気を吸収してくれるため、教科書が傷むのを予防できます。
ただし、除湿能力を超えてしまうと効果が薄れるため、定期的な交換が必要です。また、除湿剤を交換する際は、教科書も一度取り出し、教科書と収納場所の湿気を逃がすとより効果的です。
無理に詰め込み過ぎない
収納する際は、無理に詰め込み過ぎないことも大切です。すき間を埋めたくなる気持ちも分かりますが、無理に収納すると教科書が折れたりゆがんだりする原因になります。
また、湿気がこもりやすくなるのも問題です。次に使うときまで、良好な状態を保つためにも、余裕があると感じるぐらいに、スペースにゆとりを持たせて収納しましょう。
まとめ
今回は、使わなくなった教科書を収納する方法やコツなどについて紹介しました。もし自宅に最適な収納スペースが確保できない場合は、トランクルームの利用を検討してみてはいかがでしょうか。