
子どもが産まれてベビーカーを使うようになって「ベビーカーをどこに収納すればよいのだろう?」と悩んでいる人も多いでしょう。この記事ではベビーカーのおすすめの収納場所や収納アイデアを4つ紹介します。
ベビーカーを収納する際に気を付けたいポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
ベビーカーの収納アイデア4選

ベビーカーの収納アイデアは、次の4つです。
- 下駄箱内に収納する
- 傘立てのスペースに収納する
- 専用フックで壁掛け収納する
- 玄関のデッドスペースを活用する
それぞれ詳しくみていきましょう。
1.下駄箱内に収納する
自宅の下駄箱の棚板が外せるようであれば、ベビーカーを下駄箱内に収納できるかもしれません。
この方法では、棚板を外すことで、下駄箱内にベビーカーを収納できるだけのスペースを確保します。ベビーカーを立てたまま収納できるため、使用する際もスムーズです。
また、下駄箱の上段に小物などを置くスペースが取られている場合には、そこに折りたたんだベビーカーを収納する方法もあります。
ほかにも、シューズインクローゼットがある家であれば、シューズインクローゼット内にベビーカーを置くことも可能です。クローゼット内が狭い場合には、思い切ってシューズインクローゼットの扉を外すのもひとつの方法です。クローゼット内のスペースが広がることで、ベビーカーの出し入れも楽に行えます。
ただし、下駄箱内やシューズインクローゼットにベビーカーを収納する場合、ベビーカーによって靴の収納スペースが減ることはあらかじめ理解しておきましょう。
2.傘立てのスペースに収納する
玄関の傘立てスペースにベビーカーを収納する方法もあります。
この方法では、傘立てスペースにベビーカーを折りたたんで収納します。折りたたんだベビーカーがスティック状になるタイプや薄くなるタイプであれば、収納できる可能性が高いでしょう。
ただし、傘立てのスペースにベビーカーと濡れたままの傘を一緒に入れてしまうと、湿気によってカビが発生する恐れがあるため、注意してください。ベビーカー用の収納カバーが市販されているため、カバーをかけて収納しておけば水濡れなどの心配もありません。
3.専用フックで壁掛け収納する
収納スペースがないという方には、ベビーカーを収納するための専用フックを用いた方法がおすすめです。
壁や扉などに専用フックを取り付け、そこへベビーカーの持ち手部分を引っ掛け、つるした状態で収納します。壁への穴開けも不要なため、賃貸物件で暮らしている方でも安心です。
壁に掛けて収納するため、収納スペースを取らないほか、転倒対策にもなる点が魅力です。さらに、浮かせて収納するため、ベビーカーのタイヤで床を汚す心配もありません。
専用フックを購入する際は、以下の点に注意しましょう。
- 耐荷重
- クッションの有無
- フックの向きを調整できるかどうか
ベビーカーの重さは平均10kg前後といわれています。使用しているベビーカーの重さを量って、それに見合った耐荷重を持つ製品を選びましょう。また、ドアに触れる部分のクッション性も重要です。傷防止クッションなどが付いていれば、ドアを傷つける心配もありません。
ベビーカーのハンドルを引っ掛けるフックの向きを自由に変えられれば、引っ掛ける位置や方向を調整する際にも便利です。
4.玄関のデッドスペースを活用する
玄関にある下駄箱の隅や下などのデッドスペースを活用してベビーカーを収納する方法もあります。
いずれの場合も、収納できるスペースは限られていることが多いため、あらかじめ寸法を測って収納できるか確認しておきましょう。
それらのスペースがない場合は、玄関を一段上がったところへ置く方法も考えられます。ベビーカーを折りたたんだ状態で自立するタイプであれば、立たせて保管することが可能です。
ただし、ベビーカーのタイヤについた汚れも自宅内に持ち込むことになるため、あらかじめ汚れを拭いたうえで、ベビーカーの下にプラスチックトレーなどを敷いて立てかけるなどの工夫をしましょう。
【賃貸】ベビーカーの収納におすすめの置き場所

ここからは、ベビーカーの収納におすすめの置き場所を賃貸、持ち家それぞれで紹介します。
賃貸(マンションやアパート)の場合、玄関や車のトランク、ベランダなどの置き場所が考えられます。それぞれの特徴をみていきましょう。
玄関
賃貸の場合におすすめの置き場所が玄関です。玄関であればお出かけの際にすぐに持ち出せるほか、ベビーカーに付いた泥などを室内に持ち込まずに済みます。
コンパクトにたためるタイプのベビーカーであれば、前述したような方法で下駄箱や玄関のデッドスペースに収納できるでしょう。
車のトランク
室内にベビーカーを収納するスペースが確保できない場合におすすめなのが、車のトランクです。車のトランクにベビーカーを収納しておけば、お出かけの際にも手間がかかりません。
ただし、車まで赤ちゃんを抱えて移動する必要があるほか、車のサイズ(車種)によってはトランクにベビーカーが入りきらない可能性がある点には注意が必要です。
その場合は、後部座席のシートを倒してベビーカーを収納する方法もあります。なお、タイヤの泥がシートに付着する可能性があるため、レジャーシートなどをあらかじめ下に敷いておくようにしましょう。
また、車内は夏場に高温多湿となるため、夏の長時間保管は避けることをおすすめします。
ベランダ
室内や玄関などにスペースがないときには、ベランダに収納する方法もあります。ただし、ベランダは玄関まで遠い場所にあることが多いため、お出かけの際に多少の手間がかかる点には注意しましょう。
また、ベランダは日光や雨風の影響を受けやすいため、カバーを付けるなど劣化対策が欠かせません。さらに、賃貸物件の場合は、ベランダに物を置いてよいのかなどの規約を事前に確認しておく必要があります。
【持ち家】ベビーカーの収納におすすめの置き場所

続いて、持ち家(戸建て)の場合におすすめのベビーカー収納場所について紹介します。
持ち家(戸建て)の場合、庭やガレージ、サービスルームや納戸がおすすめの置き場所です。それぞれの特徴をみていきましょう。
庭やガレージ
自宅に庭やガレージがある場合は、そこにベビーカーを置く方法もあります。庭やガレージであれば、外出時に取り出しやすい点がメリットです。
一方で、屋外になるため盗難やいたずら対策が欠かせません。ベビーカーに念のためカギを付けておくと安心です。
また、ベランダ同様、雨風対策としてベビーカーにカバーをして劣化対策も行いましょう。
サービスルームや納戸
自宅内にサービスルームや納戸がある場合は、ベビーカーの収納場所として活用できます。玄関から近い位置にサービスルームや納戸があれば、お出かけの際もスムーズに取り出せて便利です。また、室内に収納するため盗難の心配もありません。
ただし、ベビーカーを直置きするとタイヤの汚れが床に付着する可能性があるため、レジャーシートを敷いておくと安心です。
ベビーカーを収納する際に気を付けたいポイント

ベビーカーを収納する際に気を付けたいポイントについて紹介します。主なポイントは、次の6つです。
- ベビーカーのサイズを事前に確認しておく
- 屋外に収納する際はカバーをかける
- 使用後はタイヤの汚れを落とす
- 高温多湿な環境は避ける
- 屋外に保管する場合は盗難対策が必要
- 不要なベビーカーは早めに処分を検討する
ベビーカーのサイズを事前に確認しておく
まずは、ベビーカーのサイズを事前に確認しておくことが重要です。ベビーカーには大きく分けてA型とB型の2種類があり、それぞれサイズが異なります。
また、折りたたんだ際の形状も異なるため、それぞれに応じた収納方法を選択するようにしましょう。
屋外に収納する際はカバーをかける
ベビーカーを屋外に収納する際には、カバーをかけるようにしましょう。ベビーカーを屋外に収納すると、雨風にさらされるほか、ほこりや花粉が付着します。
それらを防ぐためにも、専用のカバーをかけた状態で保管するようにしましょう。
使用後はタイヤの汚れを落とす
ベビーカーを収納する際には、タイヤの汚れをしっかりと落としてから収納することが大切です。タイヤの汚れは、収納場所が汚れる原因になるほか、タイヤの劣化の原因にもなります。
タイヤのロック部分に土や砂が詰まっている場合は歯ブラシなどで取り除きましょう。タイヤ自体やフレームの汚れは、布で水拭きしてください。
ベビーカーの劣化を防ぐうえでも、ベビーカーを使用するたびに掃除をしておくのがおすすめです。
高温多湿な環境は避ける
ベビーカーを収納する場所の環境にも注意が必要です。直射日光や湿気、極端な温度変化が生じる場所では、ベビーカーが劣化する可能性があるためできるだけ避けましょう。
車のトランクなどに収納している場合は、季節や気温に合わせて収納場所を変更することも検討しましょう。
屋外に保管する場合は盗難対策が必要
庭やガレージなど、屋外に収納する場合は、盗難対策も欠かせません。盗難対策として有効なのは、「盗難防止アラーム」「盗難防止ロック」などです。
盗難防止アラームは振動を感知してブザーを鳴らすことで防犯対策になります。盗難防止ロックは柱などに付けて固定したり、タイヤ同士を固定したりすることで、盗難防止に役立ちます。
不要なベビーカーは早めに処分を検討する
ベビーカーには安全に使用できる期間(標準使用期間)が設けられているため、不要なベビーカーがある場合は処分を検討しましょう。ベビーカーの標準使用期間は「新規購入後5年」です。
標準使用期間を経過したベビーカーは、部品の経年劣化によって安全性が低下する可能性があります。
ベビーカーの収納に役立つトランクルーム

「自宅にベビーカーの置き場を確保できない」「ベビーカーをしばらく使う予定がない」という場合は、トランクルームを収納場所として活用するのもおすすめです。
トランクルームには屋内型と屋外型があり、それぞれに特長があります。
屋内型は空調設備が整っているものが多く、ベビーカーだけでなく湿気や温度変化に敏感なベビー用品の収納にも適しています。
一方、屋外型は同じ広さの屋内型と比べて費用が抑えられることが多く、コストを重視したい方に適しています。車を横付けして荷物を出し入れできるため、ベビーカー以外にも荷物が多いときや、赤ちゃんを車に乗せたまま短時間で作業を済ませたいときに便利です。
どちらのタイプも24時間出し入れ可能な施設が多いため、必要なときにいつでも取り出せる利便性も魅力です。
ベビーカーは安全で劣化を防げる場所に収納しよう
ベビーカーの収納場所としては、玄関や車のトランク、庭やガレージ、サービスルームなどがあげられます。ただし、収納する際にはベビーカーの劣化を防ぐためにも、カバーをかけたり、タイヤの汚れを落としたりするなど、対策が必要です。また、屋外に保管する場合には盗難対策も欠かせません。
自宅にこれらの条件を満たした場所がないのであれば、トランクルームの活用を検討してみてはいかがでしょうか。屋内型のトランクルームなら、湿度や温度が管理された環境でベビーカーを保管できます。また、使わなくなったベビー用品や季節ごとに使う育児グッズも一緒に収納すれば、自宅のスペースを有効に使えます。
ベビーカーだけでなく、育児用品の収納場所として、トランクルームの利用をぜひ検討してみてください。