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公開日2025.07.14
最終更新日2025.07.09

飾っていないフィギアの収納術|大切に保管するための注意点

飾っていないフィギアの収納術

飾らずにしまっているフィギュアは、気づかないうちにホコリや湿気の影響で劣化してしまうことがあります。

また、きちんと収納していても、保管場所の環境によっては変色やひび割れなどのトラブルが起きる可能性もあります。

この記事では、手軽に取り入れられる収納アイデアや、省スペースを上手に活用するテクニックを紹介します。大切なフィギュアをできるだけ長くきれいな状態で保ちたい方は、参考にしてみてください。

飾っていないフィギュアの収納方法5選

せっかく手に入れたフィギュアだからこそ、きちんと保管して長く楽しみたいと考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、保管場所や方法を誤ると、知らないうちに変色や劣化が進んでしまうこともあります。大切なコレクションを守るためには、収納環境を適切に整えることが欠かせません。

専用のフィギュアケースに収納する

フィギュアをきれいに保管したいのなら、専用のフィギュアケースの使用がおすすめです。フィギュアの収納を前提に設計されているため、劣化のリスクを抑えながら安心して保管できます。

たとえば、以下のような機能が備わっているものもあります。

  • ホコリを防ぐ密閉性
  • フィギュアの重みに耐える耐荷重設計
  • 色あせを防ぐ紫外線カット加工

100円ショップなどで手軽に購入できるものもありますが、より高品質なケースを求める場合は、専門店の製品を選ぶと安心です。

「しっかり保護しつつ、省スペースで収納したい」という方にも適した選択肢といえるでしょう。

プラスチック製のケースに収納する

フィギュア専用でなくても、プラスチック製の収納ケースを活用すれば、十分に保管は可能です。

専用ケースに比べてインテリア性や見映えは劣るかもしれませんが、「飾らずに保管しておきたい」「手軽に整理したい」といった用途であれば、特に問題はありません。

また、100円ショップなどでも手に入るため、コストを抑えて収納環境を整えたい方には、現実的で便利な選択肢といえるでしょう。

不織布製のケースに収納する

通気性に優れた不織布の収納ケースも、フィギュアの保管に活用できます。密閉性の高いケースでは湿気がこもりやすく、塗装の剥がれや変色の原因になることもありますが、不織布なら風通しがよく、湿気を抑えた収納が可能です。

ただし、不織布素材はやわらかいため、衝撃には弱いという側面もあります。ケースを積み重ねたり、重いものを上に置いたりすると、フィギュアが傷つく恐れがあるため注意が必要です。

安全に保管するためには、フィギュアを一体ずつ緩衝材(プチプチや布など)で包んだうえで、不織布ケースに収納するとよいでしょう。

ワイヤーネットに吊るして収納する

できるだけ省スペースでフィギュアを収納したいという方には、ワイヤーネットを活用する方法がおすすめです。

壁にワイヤーネットを取り付ければ、床や棚のスペースを使わずにフィギュアを収納でき、空間を有効に活用できます。

必要なものは、ワイヤーネット・フック・結束バンドの3点で、いずれも100円ショップなどで手軽にそろえることができ、コストも抑えられます。費用をかけずにスペースを有効活用したい方にとって、シンプルながら実用性の高いアイデアといえるでしょう。

キャリーケースやスーツケースに収納する

使っていないキャリーケースやスーツケースがあれば、フィギュアの収納に活用するのも一つの方法です。外側がハードで頑丈なつくりのため、衝撃に弱いフィギュアをしっかり守ることができます。

また、内部は暗所になるため直射日光による変色や劣化を防ぐ効果も期待できます。キャスターや取っ手が付いているので、移動がしやすく、必要なときにすぐに取り出せる点も便利です。

収納スペースとしてだけでなく、保護性と可搬性を兼ね備えたアイデアとして、ぜひ活用してみてください。

  

飾っていないフィギュアを収納するときの注意点

NOを持つデッサン人形

飾らずに保管しているフィギュアであっても、ただしまい込むだけでは十分とはいえません。収納方法を誤ると、ホコリや湿気、紫外線などの影響で劣化が進んでしまうことがあります。

大切なフィギュアを長く良い状態で保ちたいなら、保管時の環境や扱い方にも気を配りましょう。

直射日光が当たらないようにする

フィギュアにとって最大の敵ともいえるのが、直射日光です。

長時間日光が当たる場所に保管していると、色褪せや変色、ひび割れといった見た目の劣化が起こりやすくなります。さらに、日光による熱がこもることで、樹脂素材が傷み、表面がベタついてしまうこともあります。

こうしたトラブルを防ぐためにも、日当たりの良すぎる部屋や窓際など、直射日光が当たる場所での保管は避けましょう。フィギュアを長くきれいな状態で保つには、日差しの届かない涼しい場所に収納することが大切です。

高温多湿になる場所は避ける

高温多湿の場所も、フィギュアの収納には適していません。 色褪せや変色、加水分解といった劣化に加えて、湿気がこもることでカビが発生するリスクも高まります。

特に金属パーツが含まれるフィギュアでは、湿度によってサビが生じる可能性があるため、より慎重な管理が必要です。また、購入時の箱は密閉性が高いため湿気がこもりやすく、高温多湿になりやすい点にも注意が必要です。

風通しのよい環境で箱から出して保管する、あるいは除湿剤を併用するなどの対策が有効です。

なお、フィギュアに触れる際には素手で触れると指紋や皮脂が残りやすく、その部分から塗装が劣化する恐れがあります。収納時や取り扱い時には、綿手袋を着用するなどの工夫を取り入れると、より安心して長期保管できるでしょう。

乾燥剤(シリカゲル)と一緒に保管する

乾燥剤(シリカゲル)と一緒にフィギュアを収納することで、湿気を抑えながら保管することができます。 湿度対策としては手軽で効果的な方法ですが、使い方にはいくつか注意点があります。

まず、過度に乾燥させすぎると「過乾燥」となり、ひび割れなどの原因になる可能性があります。 湿気を抑えたいからといって乾燥剤を大量に入れるのではなく、適量を守って使用することが大切です。

使用する乾燥剤は、市販の食品用シリカゲルでも十分な吸湿力があります。ただし、フィギュアに直接触れないようにすることが重要です。 シリカゲルは化学的には無害ですが、ビーズの表面にザラつきがあるため、接触によってフィギュアに細かな擦り傷がつく恐れがあります。

乾燥剤を活用する際は、ガーゼや小袋に包む、緩衝材の中に忍ばせるなど、直接触れないような工夫を取り入れると安心です。

ほこりや汚れは落としてから収納する

フィギュアを収納する前には、表面のほこりや汚れを丁寧に拭き取っておくことが大切です。 一見目立たないほこりでも、微細な砂粒など硬い成分が混ざっていることがあり、そのまま収納するとフィギュアの表面に小さな傷をつけてしまう恐れがあります。

さらに、ホコリが湿気を含むとカビの原因になることもあります。こうしたトラブルを防ぐためにも、柔らかい布やブロワーなどで優しくクリーニングしてから保管するようにしましょう。

汚れや皮脂なども、長期間放置すれば変色や劣化の原因になります。フィギュアをきれいな状態で保つためには、収納前のひと手間が重要です。

電池が入っているものは取り除く

フィギュアに電池が入っている場合は、収納前に必ず取り外しておきましょう。 長期間使用しない状態が続くと、自然放電や経年劣化により電池が液漏れを起こす可能性があります。

液漏れによって内部パーツや本体が汚れたり、腐食してしまうリスクがあるだけでなく、フィギュアそのものの価値を損なう原因にもなります。

また、電池を入れたまま放置することで電池自体が劣化するだけでなく、発熱や破損など安全面でもトラブルを招く可能性があるため注意が必要です。

収納前には電池を外し、必要に応じて電池ボックス内部も軽く拭いておくと安心です。

飾っていないフィギュアのおすすめ収納場所

扉が閉まっているクローゼット

フィギュアをきれいな状態で保つためには、収納する場所の選び方がとても重要です。どんなに丁寧にしまっていても、保管環境が適切でなければ劣化を早めてしまう原因になります。

特に、飾らずに長期間収納しておく場合は、湿度・温度・日光などの影響を受けにくい場所を選ぶことが大切です。

ここでは、「飾る予定はないけれど大切に保管したいフィギュア」に適した収納場所の候補を紹介します。

風通しの良い場所

収納場所は風通しが良く、直射日光が当たらない場所を選ぶのが基本です。とくに湿気がこもりやすい場所では、乾燥剤や除湿シートを活用して湿度をコントロールするのが効果的です。

また、梅雨時や夏場など湿度が高くなる季節は、エアコンや除湿機を使って部屋全体の湿度を下げる工夫も大切です。収納環境そのものを見直すことで、フィギュアの劣化を防ぎやすくなります。

室内のデッドスペース

部屋のスペースを有効活用したい場合は、室内のデッドスペースをフィギュア収納に活用するのもひとつの方法です。

デッドスペースとは、家具のすき間や部屋の角、高い棚の上など、普段使われていない空間を指します。人の動線から外れているため、誤ってぶつかるリスクが少なく、スペースを有効活用できる点が魅力です。

ただし、風通しが悪くホコリがたまりやすい場所でもあるため、収納する際はケースを使う、定期的に掃除をするといった工夫が必要です。直射日光を避けられる静かな場所であれば、フィギュアの保管場所としても検討の価値があります。

押入れやクローゼット

押入れやクローゼットも、飾っていないフィギュアの収納場所として有効です。直射日光を避けられ、扉で閉じられているためホコリの影響も受けにくく、フィギュアの劣化を防ぐのに適した環境といえます。

また、押入れやクローゼットは、奥行きや高さを活かしきれていないデッドスペースが生まれやすいため、収納スペースの有効活用にもつながります。

ただし、間取りや季節によっては湿度がこもりやすいこともあります。長期間保管する場合は、乾燥剤や調湿シートなどを併用して湿度対策を行うことが大切です。

フィギュアを自宅以外で安全に保管する方法

飾っていないフィギュアを自宅で管理するスペースがない場合や、保管場所にこだわりたい場合は、専用のサービスを利用するのも選択肢の一つです。

ここでは、手軽に預けられる便利なサービスについても紹介します。

宅配型トランクルームを利用する

自宅から離れた場所に大切なフィギュアを預けたい場合、宅配型トランクルームの活用が便利です。

宅配型トランクルームは、専用のボックスや段ボールにフィギュアを詰めて業者へ集荷を依頼し、温度・湿度が管理された倉庫で安全に保管してもらえるサービスです。

必要なときはスマホやパソコンから取り出しを依頼でき、自宅まで配送してもらえるのも大きなメリットといえます。収納したいフィギュアの数が多い場合でも自分で運ぶ必要がなく、運搬の手間を大幅に省けます。

保管環境やセキュリティ体制も整っているところが多いので、大切なフィギュアの長期保管にも適しています。

一時保管サービスを利用する

「フィギュアが増えて収納場所に困っている」といった方には、一時保管サービスが役立ちます。

引越し業者や運送会社などが提供しているサービスで、スタッフが自宅までフィギュアを受け取りに来てくれるので、梱包や運搬の手間がかかりません。

保管環境は業者によって異なりますが、温度や湿度の管理が行き届いている場合が多く、安心して大切なコレクションを預けることができます。取り出しのタイミングも自由に調整できるため、気軽に活用できるのもポイントです。

屋内型トランクルームを利用する

飾る予定がないフィギュアの保管場所として、屋内型トランクルームを活用する方法もあります。月額料金はかかりますが、湿度や温度の管理が行き届いている施設が多く、フィギュアの劣化を防ぎながら長期保管できる点が大きなメリットです。

また、直射日光の影響を受けにくく、セキュリティ対策が整っているため安心して預けられます。コレクションの量が多い場合でも、一箇所にまとめて保管できるため、自宅の収納スペースを圧迫せずに済むのも魅力です。

また、屋内型トランクルームを活用することで、家の中にある頻繁に使わない物を移動させ、生活スペースを広げることも可能です。自宅の収納に無理をさせずに済むうえ、空調やセキュリティが整った環境で保管できるため、安心感も得られるでしょう。

限られた住空間をより快適に使いたい方にとって、トランクルームの利用は有効な選択肢といえます。

  

大切なフィギュアを長く美しく保つためには、適切な収納方法と環境が欠かせません。自宅・外部サービスをうまく使い分けて、自分に合った保管スタイルを見つけましょう。

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監修・投稿者プロフィール安武 亜希

株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。
【資格】
整理収納アドバイザー1級
WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!

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