衣替えの時期になると、衣類の収納で悩む方も増えてくるのではないでしょうか。 特に、整理整頓が苦手な方にとって、衣替えは相当な気合いが必要ですよね。
つい後回しにして、シーズンオフの衣類をそのままにしていませんか?
そこで今回は、誰でも簡単にできる衣替えのコツや衣類の収納テクニックをご紹介します。次のシーズンまで大切な衣類を状態よく保管するためにも、ぜひ参考にしてください。
目次
衣替え後の洋服はどんな場所に収納すべき?
衣替えでは、オフシーズンの洋服をどんな場所に収納するかが、重要なポイントになります。具体的には、以下のようなポイントを満たす場所がおすすめです。
- 直射日光が当たらない
- ホコリっぽくない
- 十分な広さがある
さらに、必要になったら簡単に出し入れしやすい場所だと、なお便利です。
衣替えをスムーズに進めるための準備
衣替えを始める前に、ご紹介するような準備をしておくとスムーズに進みます。
衣替えの作業スケジュールを立てる
最初に、衣替えの作業スケジュールを立てましょう。途中で挫折してしまう理由の多くは、無計画に手を付け始めてしまうからです。作業スケジュールを立てるときのポイントは、以下のとおりです。
- 衣替えの実施日と作業時間を決める
- やるべきことを書き出し、それぞれ時間を配分する
- 作業の順番を決める
なお、適宜休憩を入れることも忘れないでください。衣替えは、運動量が意外と多いため最後まで効率よく片付けるためにも、リフレッシュする時間が必要です。
不要な洋服を仕分けして処分する
収納する前に、不要な洋服を仕分けして処分し、物量を減らすことも大切です。物量を減らすことで、格段に収納しやすくなります。不要な洋服の仕分け基準は、以下を参考にしてください。
- 洗濯・クリーニングをしても汚れが落ちない
- 素材の痛みが目立つ
- サイズや好みが合わない
- 今後着る機会がない
- 特に思い入れがない
不要な洋服の中でも、まだキレイで十分に着られるものは、知人などに譲る、買取に出すといった方法でリサイクルするとよいでしょう。汚れや傷みなどの理由で着られないものでも、自治体によっては「古布」として回収してもらえることがあります。可燃ゴミとして廃棄処分する前に、検討してみてください。
収納する洋服を洗濯・クリーニングしておく
収納する洋服は、きちんと洗濯・クリーニングしておきましょう。パッと見ではキレイでも、皮脂汚れなどがしつこく残っていることが多いものです。
汚れが残ったまま収納すると、カビや害虫の原因になります。特に大切な洋服は、自分では落とせない汚れをキレイにするために、クリーニングに出しましょう。
衣替えで失敗しない7つのテクニック
ここでは、衣替えで失敗しないテクニックを7つご紹介します。
その1.作業時間に余裕を見ておく
衣替えでは、作業時間に余裕を見ておくことが大切です。衣替えは、実際にやってみると、意外と時間がかかります。最初はスムーズに作業できても、徐々に疲れてしまい、効率が悪くなることがあるからです。
また、来客や急用での外出など、突発的な理由で作業を中断せざるを得ないことがあるものです。その場合でも、作業時間に余裕を見ておくと、問題なくカバーできます。
その2.なるべく複数人で作業する
可能であれば、なるべく複数人で作業することをおすすめします。1人では大変な作業量でも、複数人で分担すれば楽に進むものです。
家族に手伝ってもらう場合は、自分の洋服の衣替えを担当してもらいましょう。自分の洋服を自分で管理することで、収納の整理整頓が習慣化し、自分に本当に必要な服を見極めやすくなります。
その3.収納しやすいようになるべく同じ大きさにたたむ
衣類は、収納しやすいようになるべく同じ大きさにたたんでください。さらに、収納道具に合わせた大きさや形にたたむと、無駄なく収納できます。そのためにも、収納道具のサイズをきちんと測定しておきましょう。
また、洋服の種類ごとに同じ方法でたたむ、ダンボール紙などで大きさや形の見本を作っておくといったことで、スムーズに作業できます。
その4.洋服の種類に合った方法や収納ケースを選ぶ
次に着るときまで状態よく保管するには、洋服の種類に合った方法や収納ケースを選ぶことが大切です。
たとえば、Tシャツやセーターといったトップスは、収納ボックスや衣装ケースにたたんで収納するのがおすすめです。一方、コート類やスーツなどは、たたむとシワになりやすいため、ハンガーを使って吊るして収納する方法が向いています。吊るして収納する場所がない場合は、収納場所に突っ張り棒をわたすなどして、工夫してみましょう。
その5.見やすさ・取り出しやすさを意識して収納する
洋服を収納するときは、見やすさ・取り出しやすさを意識しましょう。具体的には、以下のようなポイントを参考にするとうまくいきます。
- 着る頻度が高い洋服は手前側に収納する
- しばらく着る予定がないものは奥側・下側に収納する
- 収納ボックスや衣装ケースは、種類別(例えばトップス、ボトムス、アウターなど)に分けてまとめると、目的のアイテムを探しやすくなります。
なお、この記事の「その3.収納しやすいようになるべく同じ大きさにたたむ」で準備しておくとさらにスムーズです。
その6.中身を区別できるように収納ケースにラベルを貼る
収納後でも中身を区別できるよう、収納ケースにラベルを貼ると分かりやすくなります。具体的には、「持ち主」「種類」「季節」を書いておくと便利です。
ひと手間かけることで、ラベルを見るだけでどんな洋服がどこに入っているか分かり、次の衣替えがスムーズに進みます。
その7.防虫対策や除湿対策をしっかり行う
衣替えでは、防虫対策や除湿対策をしっかり行ってください。衣類用の防虫剤や除湿剤を一緒に収納するほか、洋服を詰め込み過ぎると風通しが悪くなるため、避けましょう。
特に、綿・絹・本革・麻といった天然素材は、害虫の食害に遭いやすいので注意が必要です。また、湿気対策が不十分だと、衣類に湿気がこもって嫌な臭いやカビが繁殖する原因になります。
衣替えを4つのステップで簡単に進める方法
衣替えを簡単に進める方法を、4つのステップに分けてご紹介します。
ステップ1:衣替えのための作業スペースを確保する
まずは、衣替えのための作業スペースを確保してください。収納する洋服を一時的に置いたり、これから着る服を出したりする際、スペースに余裕があると効率よく作業が進みます。
ステップ2:オンシーズンの洋服を取り出す
作業スペースを確保できたら、オンシーズンの洋服を取り出しましょう。このとき、すべての洋服を取り出すことが大切です。
取り出した洋服は、ひとまず一か所にまとめておき、風通しの良い場所にしばらく置いておきましょう。これにより、保管中に付いた臭いや湿気を自然に取り除くことができ、気持ちよく使い始めることができます。
ステップ3:空になった収納スペースをキレイに掃除する
空になった収納スペースを、キレイに掃除してください。単に保管しているだけでも、ホコリなどで意外と汚れているものです。洋服を状態よく保管するためにも、面倒がらずに掃除しましょう。
また、収納スペースにカビが生えてしまっている場合は、表面をそっと乾いた布で拭き取ってから、70~80%の濃度のエタノールを塗布し、よく乾かしてください。カビが生えたままの状態で保管すると、カビが洋服に移って台無しになってしまいます。
ステップ4:オフシーズンの洋服を収納する
収納スペースの掃除が終わったら、いよいよオフシーズンの洋服を収納しましょう。オフシーズンの洋服を収納する際は、前述した「衣替えで失敗しない5つのテクニック」の項目を参考にしてください。
最後に、オンシーズンの洋服を普段使っているクローゼットなどに収納して完了です。
トランクルームは衣替えの洋服の収納に最適
もしも、衣替えの洋服の収納場所にお困りなら、トランクルームの利用を検討してみてはいかがでしょうか。トランクルームは、以下のような点から衣替えの洋服を収納するのにぴったりです。
●自宅の収納スペースを確保できる
季節外の衣類をトランクルームに預けることで、自宅のクローゼットや収納スペースが広く使えます。
●大容量の収納が可能
特にかさばる冬物のコートやダウンなどをまとめて保管できるため、家のスペースを有効活用できます。
●使わない衣類を整理しやすい
シーズンごとにトランクルームを活用することで、不要な衣類を整理する機会を得やすくなり、断捨離もスムーズに進みます。
●季節家電もまとめて保管可能
スペースに余裕があれば、扇風機やヒーターなどの季節家電も一緒に保管でき、家全体の収納効率がアップします。
まとめ
衣替えでは、オフシーズンの洋服の収納に毎回手間取ってしまう人が多くいます。もしも、適切な収納場所がないことが原因なら、トランクルームの利用も考えてみてはいかがでしょうか。自宅のスペースを有効活用できて、オフシーズンの衣類や家電を手軽に収納することができますよ。