レジャー用品の収納は、多くの皆さんが悩む問題です。アウトドアグッズは、テントやバーベキューコンロなど、大きさ・形・種類が多種多様なことから、どんなポイントを押さえて収納すればよいか困ってしまいますよね。
それに、適当な方法で収納したばかりに、次に使おうとして「保管状態が悪くて使えない」ということだけは避けたいところでしょう。
そこで今回は、レジャー用品の収納方法や主なステップ、簡単に整理するコツなどを詳しく紹介します。
目次
レジャー用品の収納場所に適した条件は?
まずは、レジャー用品の収納に適した条件について、具体的に見ていきましょう。
十分な広さがある
レジャー用品を収納するには、第一に十分な広さがあることが条件です。レジャー用品は、大きくて重量があるものも多く、意外と広いスペースが必要になります。
また、積み重ねできない素材や構造のものも多いため、十分な広さがある収納スペースを選びましょう。奥行きだけでなく、天井の高さもきちんと確認してください。
直射日光が当たらない
直射日光が当たらないことも、必ず押さえておきたいポイントです。直射日光による熱や紫外線は、レジャー用品の素材を劣化させる原因になります。特に、プラスチック製品は、劣化が進みやすいので注意しましょう。
窓がある場所に収納する場合は、うっかり直射日光を当ててしまわないよう、遮光カーテンを使用する、収納する位置を考えるといった方法で対処しましょう。
湿気やホコリの影響が少ない
レジャー用品の劣化を予防して状態よく保管するには、湿気やホコリの影響が少ない場所を選ぶことも大切です。
たとえば、金属製のものは、保管中のサビが心配です。プラスチック製のものも、湿気やホコリによる影響で劣化しやすいといえます。湿度管理とこまめな清掃により湿気やホコリ対策を行い、レジャー用品を長く状態よく維持しましょう。
レジャー用品を収納する前に必要な準備は?
収納前に必要な準備を整えておくことで、レジャー用品を効率よく簡単に片付けることができます。
不用品を仕分けて処分する
レジャー用品をスッキリ片付けるには、最初に不用品を仕分けて処分し、物量を減らすことが大切です。不用品の仕分け基準は、以下を参考にしてください。
- 汚れや傷みがひどい
- 不具合や故障があって正常に使えない
- 今後使う予定がない
- 機能や性能に不満があり、買い替える予定がある
収納の作業計画を立てる
不用品の処分が終わったら、収納前の作業計画を立てましょう。主なポイントは、以下のとおりです。
- 最初に全体の物量や内容を把握する
- 主な作業ごとに時間を配分する
- どのレジャー用品をどこに収納するか考える
- 収納する順番を決める
なお、レジャー用品の収納は意外と体力を使うため、無理をせず、適宜休憩をはさむようにすると挫折しにくくなります。
収納作業に必要な道具を揃えておく
次に、収納作業に必要な道具を、以下のリストを参考にして揃えておきましょう。
- 軍手
- マスク
- 汚れてもよい服装(長袖・長ズボンがおすすめ)
- はさみ・カッター
- ドライバーなどの工具
- ほうき・ちり取り・掃除用シートなどの掃除用具
道具類は特定の場所にまとめて置いておくと、必要なときにすぐ手に取ることができておすすめです。
汚れをきちんとクリーニングしておく
仕分けが終わり、必要なレジャー用品だけを残したら、汚れをきちんとクリーニングしておきましょう。レジャー用品には、ホコリや泥汚れ、油汚れなどが付着しています。
汚れたまま収納すると、素材が劣化する原因になります。また、害虫やカビが繁殖する、嫌な臭いが発生するといったことがあるため、キレイにクリーニングしてから収納しましょう。
レジャー用品の収納方法を4つのステップごとに解説
ここでは、レジャー用品の収納方法を4つのステップに分け、それぞれ紹介します。
ステップ1:収納場所の掃除・片付けを行う
まずは、収納場所の掃除と片付けを行いましょう。不要なものはすべて片付け、できるだけ何もない状態にしてください。その後、キレイに掃除をしましょう。
一見キレイな状態であっても、ホコリなどで汚れているものです。レジャー用品を状態よく長く保管するためにも、丁寧に掃除をすることが肝心です。また、最後によく換気をし、空気を入れ替えておくことも忘れないでください。
ステップ2:収納するレジャー用品の内容を再度確認する
収納する前に、レジャー用品の内容を再度確認してください。この時点で、不用品だと判断したものは、収納せずに処分するとよいでしょう。
物量が減ってさらに収納しやすくなるほか、無駄なものを保管し続けなくて済みます。なお、判断に迷うものは、処分すると後悔する可能性が高いため、そのまま残しておいて構いません。
ステップ3:必要に応じてラックやコンテナを設置する
必要に応じて、ラックやコンテナを設置しましょう。いったん、作業計画のとおりに配置してみて、特に問題なく収納できそうか確認してください。
よくあるのが、収納場所のサイズを測定せずにラックやコンテナを用意し、設置してから、サイズが合わない、使いづらいと判明するミスです。この場合、作業計画のやり直しとなるので、注意しましょう。
ステップ4:作業計画に沿って順次収納していく
すべての準備が整ったら、作業計画に沿って順次収納していきましょう。なるべく淡々と作業すると、時間内に終えやすくなります。
ときどき進捗をチェックし、遅れているようなら意識してスピードアップを図りましょう。すべてのレジャー用品を収納し終えたら、周囲を軽く掃除して完了です。
レジャー用品を効率よく収納する5つのコツ
ここでは、レジャー用品を効率よく収納するコツを5つご紹介します。それぞれよく読んで、参考にしてください。
きっちり詰め込まないようにする
収納する際、きっちり詰め込まないようにしてください。限られたスペースを活用しようとして詰め込み過ぎると、どこに何があるか分かりづらい、出し入れしにくいなどの原因になります。
また、きっちり詰め込んでしまうと、ちょっとした振動でレジャー用品同士がぶつかり、傷ができたり破損したりすることがあります。状態よく保管するためにも、ある程度余裕を持って収納しましょう。
出し入れしやすい方法で収納する
レジャー用品は、次に使うときを考えて、出し入れしやすい方法で収納するようにしましょう。よく考えず、適当な方法で収納すると、必要なものを取り出すためにほかのものを動かす必要があるなど、不便なことがあります。
特に、次のシーズンでも頻繁に使うことが明らかなものは、すぐに出し入れしやすい位置に見やすく収納しておきましょう。
ラック・突っ張り棒・収納ボックスなどを活用する
ラック・突っ張り棒・収納ボックスなどを活用すると、限られた空間を最大限に活かして収納できます。たとえば、以下のような方法を試してみてください。
ラック
- 大量のレジャー用品を、縦方向・奥行きの空間を活用して収納する
- 棚の位置によって使用頻度の高い・低いものを区別して収納する
- 収納ボックスと組み合わせて、細かなレジャー用品をまとめて収納する
突っ張り棒
- 板と組み合わせて簡易的な棚を作って収納する
- S字フックを取り付けてつり下げて収納する
- 小型の突っ張り棒を収納ボックスの中に渡して、簡易的な仕切りにする
収納ボックス
- 積み上げ可能な収納ボックスで縦方向の空間を有効活用する
- キャスター付きの収納ボックスで奥側の空間を有効活用する
- 透明・半透明なタイプを選び、中身が分かりやすいように収納する
定位置を決めて収納する
レジャー用品は、定位置を決めて収納しましょう。それぞれに定位置を決めて収納することで、どんなものがどこにあるか分かりやすく、紛失しにくくなります。また、無駄なものを購入せずに済むため、節約にも効果的です。
さらに、使ったら必ず定位置に戻すことを徹底すれば、収納場所が散らかることなく、常に整頓された状態を維持できます。
使う頻度が高いものを手前側に収納する
レジャー用品の中でも、よく使うものと使わないものがあるはずです。使う頻度が高いものは、手前側に収納すると分かりやすく、必要なときにすぐに出し入れできます。
反対に、使う頻度が低いものは、奥側に収納するとよいでしょう。ラックを使って収納する場合は、重量の軽いものを上段、重いものを下段に収納すると、ラックが安定し、安全性が高まる意味でもおすすめです。
レジャー用品の収納場所にはトランクルームもおすすめ
レジャー用品の収納場所にお困りなら、トランクルームもおすすめです。トランクルームを利用すると、以下のようなメリットがあります。
- レジャー用品の収納量に合った広さの物件を選べる
- 必要なときにいつでも出し入れできる
- スペースに余裕があればレジャー用品以外のものも収納できる
- 行き届いた空調管理の下、状態よく保管できる
- 短期~長期まで必要に応じて利用できる
- セキュリティー体制が整っているため、盗難リスクが低い
まとめ
レジャー用品を収納するには、湿気やホコリの影響を受けにくい、適度な広さがある場所を選ぶと、長く状態よく保管できます。自宅などに適切な収納場所がない場合は、トランクルームを利用するのもよい方法です。