2026年「スポーツ・アウトドア用品の収納問題に関する実態調査」完全版

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2026年「スポーツ・アウトドア用品の収納問題に関する実態調査」完全版
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キャンプ、ゴルフ、スキー・スノーボードなど、趣味として楽しむ人が多いスポーツ・アウトドア用品。サイズが大きく、住まいの収納を圧迫しがちなこれらの用品について、944名を対象に「スポーツ・アウトドア用品の収納問題に関する実態調査」を実施しました。

調査概要

  • 調査期間:2026年6月19日〜2026年6月30日
  • 調査対象:当社「加瀬のレンタルボックス・トランクルーム」利用者
  • 調査方法:メールによるアンケート調査
  • 有効回答数:944件
  • 回答者の年代:50代38.3%、60代以上28.1%、40代21.2%、30代9.6%、20代2.8%
  • 回答者の性別:男性77.6%、女性21.4%、回答しない1.0%

※本記事に掲載しているアンケート結果・調査データを引用される際は、引用元として「加瀬倉庫」を明記し、本記事のURLへのリンクを設置していただきますようお願いいたします。

スポーツ・アウトドア用品の所有率は約56%

スポーツ・アウトドア用品を所有していますか?

まず、スポーツ・アウトドア用品を「所有している」と答えた人は529人で、全体の56.0%を占めました。半数以上の人が何らかのスポーツ・アウトドア用品を保有していることが分かります。

保有しているスポーツ・アウトドア用品ランキング

所有者529人に、「保有しているスポーツ・アウトドア用品をすべて選んでください(複数回答)」という質問の回答結果を集計した保有しているスポーツ・アウトドア用品ランキングのトップ10は以下のとおりでした。

保有しているスポーツ・アウトドア用品をすべて選んでください(複数回答)

1位はキャンプ用品で、所有者の半数以上にあたる57.1%が保有していると回答しました。テント、寝袋、テーブル、チェア、クーラーボックスなど点数が多く、かつ一つひとつがかさばるアイテムが多いことも特徴です。2位のゴルフ用品、3位の自転車・ロードバイクも、それぞれ長さや形状の面で収納場所を選ぶ用品といえます。

最も場所を取っている用品も「キャンプ用品」がトップ

最大用品_利用頻度

「最も大きい(場所を取る・スペースを占有している)用品」を尋ねたところ、こちらもキャンプ用品が34.0%でトップとなりました。ゴルフ用品と自転車・ロードバイクがともに13.6%で並び、スキー・スノーボード用品が10.2%と続きます。

その用品の利用頻度を見ると、「年数回」が210人(39.7%)と最も多く、「ほとんど使わない」も106人(20.0%)に上りました。両者を合わせると約6割にあたる59.7%が、最もスペースを取る用品を年に数回以下しか使っていないという結果です。

大きな場所を占有している割に稼働率は決して高くない、という実態が浮かび上がります。

「1年以上使っていない用品がある」は63.3%

1年以上使っていない用品はありますか?

「1年以上使っていない用品はありますか」という質問では、所有者のうち335人(63.3%)が「ある」と回答しました。また、所有者全体に使わなくなった理由(複数回答)を尋ねたところ、次の結果になりました。

理由ポイント(%)
なんとなく捨てられない39.7%
体力・年齢の問題21.7%
一緒にやる人がいなくなった17.2%
飽きた・興味が薄れた13.8%
壊れている4.9%
忙しい・時間がない4.5%
とくになし3.2%

最多の理由は「なんとなく捨てられない」で、約4割の回答者が挙げています。年齢や環境の変化で手が離れた道具であっても、明確な理由がないまま保管が続いているケースが多いと考えられます。

「もう使わないが手放せない」は約半数、その理由は「また使うと思う」が突出

手放せない有無_具体的な用品

「もう使わないが手放せていない用品がある」と答えた人は254人(48.0%)で、所有者のほぼ半数に達しました。

「もう使わないが手放せていない」と回答した人に、具体的にどの用品が手放せていないのかを尋ねたところ、最も多く挙げられたのは、ここでも「キャンプ用品」(18.6%)でした。保有率・専有スペースの大きさに加えて、「手放せない用品」としても上位に来ており、キャンプ用品がライフサイクル全体を通じて処分しづらい存在だといえそうです。

次いで「自転車・ロードバイク(用品)」(10.0%)、「ゴルフ用品」「サーフィン・マリンスポーツ用品」(ともに8.6%)が続きました。「その他」は32.9%と最も高い割合を占めており、特定のジャンルに偏らず、人それぞれの思い入れのある品目が個別に手放せずに残っている実態も見えてきます。

「使用していない用品を保有している理由を教えてください(複数回答)」
理由割合
また使うと思う57.7%
思い出がある25.1%
売却が面倒25.0%
高価だった15.7%
家族が使用する7.2%

「使用していない用品を保有している理由を教えてください(複数回答)」という質問では、「また使うと思う」が57.7%と突出して多く、実際に使っていなくても「いつか使うかもしれない」という気持ちが手放せない最大の要因になっています。「思い出がある」「高価だった」といった感情的・金銭的な価値も、処分をためらわせる理由として一定数挙がりました。

保管場所の6割超が「トランクルーム・レンタル倉庫」

スポーツ・アウトドア用品はどこに保管していますか?(複数回答)

スポーツ・アウトドア用品の保管場所(複数回答)を尋ねたところ、最も多かったのは「トランクルーム・レンタル倉庫」で62.6%でした。「クローゼット・押し入れ」も40.6%と多く、自宅の収納とトランクルームを併用しているケースが目立ちます。

トランクルームに保管しているスポーツ・アウトドア用品を選んでください(複数回答)

トランクルームに保管している用品としては、キャンプ用品(39.3%)が突出して多く、ゴルフ用品(18.7%)、スキー・スノーボード用品(15.1%)、自転車・ロードバイク(12.1%)と続きます。かさばる用品ほどトランクルームに預ける傾向があることが分かります。

スポーツ・アウトドア用品の収納は、トランクルームを契約する理由の一つになりましたか?

それを裏付けるように、「スポーツ・アウトドア用品の収納は、トランクルームを契約する理由の一つになったか」という問いには、60.9%が「はい」と回答しました。スポーツ・アウトドア用品の収納ニーズが、トランクルーム契約の動機のひとつになっていることがうかがえます。

スポーツ・アウトドア用品は、自宅収納のどの程度を占めていますか?

一方、自宅収納に占めるスポーツ・アウトドア用品の割合を見ると、「1割未満」が63.3%と最多でした。「1〜3割程度」も27.0%おり、収納スペースの1〜3割程度をスポーツ用品が占めている家庭も一定数存在するものの、多くの人はかさばる用品を積極的にトランクルームへ逃がすことで、自宅収納の圧迫を最小限に抑えていることがうかがえます。

収納・保管の悩みは「場所をとりすぎる」が約半数

スポーツ・アウトドア用品の収納・保管に困っていることはありますか?(複数選択)

収納・保管に関して困っていること(複数回答)のトップは「場所をとりすぎる」で49.0%でした。「季節外に邪魔になる」(25.3%)、「劣化・サビが心配」(25.0%)、「取り出しにくい」(20.8%)と続きます。

スポーツ・アウトドア用品の収納・保管で、一番困っていることやエピソードを尋ねた自由回答では、「奥のものが取り出せなくて毎回大掃除になる」「久しぶりに出すとカビてる」「どこに何をしまったか分からなくなる」といった声が目立ちました。

  • 奥のものが取り出せない、探すのに手間がかかる(「奥の物を取り出すために全ての荷物を出すことになる」)
  • カビ・サビ・劣化など保管状態への不安(「湿度でカビや錆ていないか不安になる」)
  • 「いつか使う」と思って手放せない(「使わないことが分かっていても処分できない」)
  • 階段の上げ下ろしなど運搬の負担(「マンションの4階に住んでいるが、毎回車まで運んで、戻してが大変」)
  • 存在を忘れて同じ物を買ってしまう(「持っていることを忘れて同じものを買ってしまう」)

単なる容量不足だけでなく、取り出しにくさ・劣化・処分できない心理など複数の悩みが絡み合っている様子がうかがえます。

家族から「捨てて」と言われた経験がある人は3割

収納について家族から不満や指摘を受けたことが「よくある」「時々ある」と答えた人は合わせて30.0%でした。「全くない」38.4%、「あまりない」31.6%と、不満を受けたことがない層のほうが多いものの、3割の家庭では収納問題が家族間の会話の種になっている様子がわかります。

スポーツ・アウトドア用品の収納について、家族から不満や指摘を受けたことがありますか?

家族から言われた印象的な一言としては、次のような回答が寄せられました。

  • 「使わないなら処分しちゃえば?」
  • 「こんなんいつ使うんや。邪魔や捨てなさい!」
  • 「ケツは一つなのにな(チェアを多数所有していることに対して妻から)」
  • 「家で場所取りすぎだから処分して!」
  • 「使わないなら売れ、さもなくば捨てろ」
  • 「入りきらないものは身の丈に合ってないんだから捨てて」
  • 「邪魔!いらないなら捨ててきて!」
  • 「これいつ使うの?」「まだ使うの?」「これ、まだ使う?」
  • 「使わないなら捨てるか人にやる」
  • 「もう処分して」
  • 「売っちゃえ」
  • 「たまにしか使わないのに場所をとるので邪魔」
  • 「あまり使わないものはレンタルで良い」
  • 「棄てられない」(家族自身の自嘲まじりの一言)
  • 「カビが生えるから時々乾燥させて」
  • 「一度手放して、必要になればまた買うということもできる」
  • 「自宅ではなくトランクルームに置くようになって不満を言われなくなった」

シンプルに「捨てて」と迫られるケースが多いなか、「複数の椅子を持っていることを皮肉られた」というようなユーモラスな指摘もあり、スポーツ・アウトドア用品ならではの悲哀がにじみ出ています。

このほか、収納・保管に関する自由回答として次のような声も寄せられました。

  • 「10年使わなかったバーナーを無断で捨てられた」
  • 「新しいものが増え、古いものを使用しなくなる」
  • 「形がいびつだったりするので、すっぽり収納できない(高さが足りないとか)」
  • 「重たいものが多いので出し入れが大変」
  • 「長く保管していて劣化に気づかないことがある」
  • 「マンションの4階に住んでいるが、毎回車まで運んで、戻してが大変」
  • 「20年以上使っていないのでどうなっているか分からない」
  • 「持っていることを忘れて同じものを買ってしまう」
  • 「あったことを忘れている」
  • 「使わないことが分かっていても処分できない点」
  • 「新しいキャンプ道具を入手すると今まで使っていた同じ用途のものは絶対に使わなくなるのに『いつか使う』と考え取っておく為、どんどん道具が増えてしまう」
  • 「トランクルームの奥のスペースに保管しているので搬出が困難」
  • 「試合後に汗をかいた状態で収納できないからシーズン中はケースに入れず裸で保管するため、扉を開けた際に誰かに見られたら見栄えが悪い」
  • 「早くメルカリに出したい」
  • 「倉庫の入口、通路が狭く台車で運びにくい」
  • 「2階の場合、階段を持ってくるのが大変。重い」
  • 「積み重ねができない」
  • 「折りたためるスノーボードが欲しい」

サイズや形状が不揃いなアウトドア用品ならではの「収納しにくさ」と、使う頻度が下がることで生じる「劣化・カビ・所在不明」の2つが、悩みの二大テーマとして繰り返し登場しています。

収納に余裕があれば買いたい用品

また、「収納スペースに余裕があれば購入したい用品」を聞いたところ、次のような声が寄せられました。

  • テント(大型テントを含む)
  • テーブル・チェアセット、屋外用チェア
  • ソロテント、焚き火台、ハンモック、シュラフ、キャンプチェア
  • ゴルフ用品
  • スキー板、ブーツ、スノーウェア
  • テニスラケット
  • 自転車、ロードバイク、折り畳み電動自転車
  • カヤック、船外機カヌー、ジェットスキー
  • ボート類、サーフボード、ボディボード用具一式
  • バーベキュー用品、キャンプ調理道具
  • 車のルーフボックス
  • 大型スーツケース
  • ガーデニンググッズ
  • 試合用スケート靴
  • 収納用の棚

「テント」や「焚き火台」「チェア」など、キャンプ関連の追加装備を挙げる声が特に多く、既存の趣味をもっと充実させたいという需要がうかがえます。「大型テント(いずれ災害対策用に)」のように、レジャー目的と防災目的を兼ねて用品を増やしたいという声も見られました。

収納の悩みを抱えつつも「スペースさえあれば、もっと道具を増やしたい」という声が一定数あり、収納問題の解決がアウトドア関連の新たな消費を後押しする可能性も見て取れます。

まとめ

今回の調査から、次のようなポイントが明らかになりました。

  1. スポーツ・アウトドア用品の所有率は56.0%で、特にキャンプ用品が保有率・専有スペースの両面でトップ
  2. 所有者の63.3%が1年以上使っていない用品を保有しており、主な理由は「なんとなく捨てられない」
  3. 約半数(48.0%)が「もう使わないが手放せない」用品を抱え、「また使うと思う」という心理が処分の壁になっている
  4. 保管場所はトランクルーム・レンタル倉庫が62.6%でトップ。60.9%がスポーツ用品の収納をトランクルーム契約理由の一つに挙げている
  5. 収納の悩みは「場所をとりすぎる」が49.0%で最多。3割が家族から収納について指摘された経験あり

アウトドア市場のトレンドから見える収納の問題

アウトドア業界では、コロナ禍で拡大したキャンプブームが落ち着いたといわれています。買い集めたアウトドア用品やスポーツグッズが、ブームが去った後にどのように扱われているかについても興味深い結果となりました。

多くの人が「使っていない道具」を手放せずに抱えていることからは、ブームが落ち着いた後にグッズがどう扱われているかが見えてきます。趣味として買い集めた道具が、ライフステージの変化とともに使われなくなっても、「また使うと思う」という気持ちがある限り、なかなか処分には至らないという心情があるようです。

住まいの側から見ると、都市部の住戸狭小化を背景にトランクルーム市場は拡大が続いているとされ、今回の調査でも、「トランクルームを契約する理由の一つになった」と答えた人が60.9%にのぼりました。「物を減らしたい」という気持ちと「使わないが手放せない」という気持ちは、必ずしも矛盾するものではなく、その間を埋める選択肢として、外部収納サービスの存在感は今後も増していくと考えています。

住まいの収納設計や新築・リフォームの提案において、「趣味の道具をどう保管するか」という視点は、これまで以上に重要なテーマになっていくはずです。

監修・投稿者プロフィール
安武 亜希

株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。
【資格】
整理収納アドバイザー1級
WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!