
漫画を片付ける場合は、まずは「売る」「残す 」「捨てる」の3つに分別することが必要です。思い出の詰まった漫画を一気に捨てると後悔することがあるため、最初の段階で丁寧に分別することが重要です。
本記事では、漫画を分別する際の基準や、それぞれに適した処分方法を詳しく紹介します。また、漫画を捨てる際に留意すべきポイントについてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
後悔しない漫画の捨て方とは

漫画が好きな人にとって、漫画を手放すのは簡単なことではありません。そのため、気づけば、本棚や部屋が漫画であふれてしまうこともあるでしょう。漫画を処分する際は、きちんと分別し、自分にとって納得のいく方法で処分することが大切です。
ここでは、後悔しない漫画の捨て方について紹介します。
「売る」「残す」「捨てる」の3つに分別する
漫画を処分する場合、まずは漫画を「売る」「残す」「捨てる」の3つに分別することが先決です。ここでの判断が、漫画を処分したあとの満足度に大きく影響するため、丁寧に分別しましょう。
それぞれの基準は、次のとおりです。
【売る漫画】
- 市場での需要が高い(人気漫画・話題作・限定版など)
- 状態が良好(カバーの傷みが少ない・日焼けや汚れがない)
- 全巻揃っている
- 初版本やサイン入りなどコレクター的価値がある
【手元に残す漫画】
- 思い出深い
- 今後も読み返す可能性が高い
- コレクションの一部として手元に残しておきたい
- 絶版してもう手に入らない
【捨てる漫画】
- 状態が悪い(表紙が破れている・ページが取れているなど)
- 内容に興味がない
- 全巻揃っていない
- 1年以上読んでいない
売ったり捨てたりしたあとに、「やっぱり残しておけばよかった」とならないように、時間をかけてじっくりと分別することが重要です。
分別したものを適した方法で片付ける
漫画を3つに分類したあとは、最適な方法で処分していきます。この段階で大切なことは、手間・時間・精神的負担のバランスをとることです。
売ると決めた漫画については、ネットや古本屋、中古品買取業者を利用し、納得のいく価格で売りましょう。残す漫画は、自宅の収納スペースやトランクルームを活用し、漫画で空間が圧迫されないように整理します。捨てる場合は、自治体の分別ルールに従い、適切に処分することが大切です。
漫画を売る3つの方法

漫画を整理する場合、「売る」という方法を選ぶことで、思い出の詰まった本をただ捨てるのではなく、誰かに引き継いでもらえるという感覚が得られ、精神的な負担を軽くしながら片付けを進められます。また、漫画を売ることによって、ちょっとした臨時収入も得られるのはうれしいポイントです。
売る手段としては、主に以下の3つが挙げられます。
- ネットオークションやフリマアプリで売る
- 中古品買取業者やリサイクルショップに売る
- 古本屋に売る
ここでは、それぞれの方法について詳しく紹介します。
ネットオークションやフリマアプリで売る
漫画を売る場合、ネットオークションやフリマアプリがおすすめです。昨今、さまざまなプラットフォームで、個人間取引が活発に行われており、自宅にいながらにして漫画を売却できます。
ネットオークションやフリマアプリを利用する大きなメリットは、価格を自分で決められることです。プレミアムのついた漫画や人気漫画、限定版などは、高値での取引を期待できます。さらに、購入者と直接やりとりができるため、自分の思い入れを伝えると相手も大事に扱ってくれるかもしれません。
ただし、出品には漫画の写真を撮ったり、商品の紹介文を書いたり、発送の準備をしたりと、それなりに手間がかかります。手間や時間をかけてでも、少しでも高く売りたい人に向いている方法です。
中古品買取業者やリサイクルショップに売る
中古品買取業者やリサイクルショップに売るのも、ひとつの選択です。人気がある作品や、全巻揃っている場合は、高値で買取ってもらえる場合があります。宅配買取サービスを提供している店舗であれば、自宅まで買取りにきてくれるため、自分で持ち込む必要もありません。
しかし、保存状態の悪いものは買取りを拒否される場合もあり、その場合はほかの選択肢を検討する必要があります。
古本屋に売る
古本屋では、大型チェーンでは取り扱わないような珍しい漫画や絶版作品を高値で買取ってくれる場合があります。
特に古書専門店や漫画を専門に扱う古本屋では、マニアックなジャンルに詳しいスタッフがいる店舗が多く、丁寧な査定が期待できます。思い入れのある漫画を、理解してくれる相手に託したい場合に適した選択肢といえるでしょう。
漫画を残す2つの方法

「どうしても手放せない」「読み返す可能性がある」という漫画は、大切に残しておきましょう。漫画を保管する主な方法は、次の2つです。
- 自宅で保管する
- トランクルームで保管する
次に、具体的な保管方法を見てみましょう。
自宅で保管する
漫画を残す基本的な方法は、自宅での保管です。本棚や収納ボックスを使えばすっきり片付けられて見た目も整い、読みたいときにすぐに手に取って楽しめます。
保管する場合は、次の対策を取ることが大切です。
- 虫対策
- 湿気対策
- カビ対策
- 日焼け対策
虫はホコリやカビを好むため、こまめに掃除をし、風通しをよくすることが大切です。風通しをよくすることで、カビ対策にもなります。防虫剤のほか、湿気対策として除湿剤も設置しておきます。
また、直射日光は紙の劣化を早めるため、できるだけ直射日光の当たらない場所を選んで保管しましょう。
漫画をおしゃれに保管したい場合は、ブックカバーを用いるのもひとつの手です。多くの漫画がある場合でも、インテリアの邪魔にならず、自分好みの空間を演出できます。
トランクルームで保管する
自宅で保管しきれない場合は、トランクルームの利用を検討してみましょう。屋内型のトランクルームでは、空調や湿度管理が整った環境も多く、大切な漫画を湿気や温度変化から守って保管できます。トランクルームを利用すれば、費用はかかるものの手放す必要はありません。
「加瀬のレンタルボックス」の屋内型トランクルームは、通気性に配慮した構造やメッシュ天井を採用していて、湿気がこもりにくい環境が整っています。セキュリティ面でも、入口と収納スペースの両方に鍵がかけられる仕様など、安心して利用できる設備が備わっています。
また、トランクルーム内には、無料で使える台車が設置されており、荷物の出し入れもスムーズです。
漫画を捨てる2つの方法

「売ることができない」または「残す必要もない」漫画については、潔く捨てましょう。漫画を捨てる主な方法は、次の2つです。
- 自治体のゴミに出す
- 不用品回収業者に依頼する
以下で、それぞれの捨て方を紹介します。
自治体のルールに従ってゴミとして処分する
漫画を処分する一般的な方法は、自治体のルールに従ってゴミとして出すことです。多くの場合、漫画は「資源ごみ」や「雑誌」に分類されますが、地域により細かいルールが異なるため、事前にお住まいの自治体のホームページなどで確認しておくと安心です。
不用品回収業者に依頼して処分する
引越しや大掃除などで、短期間で処分する必要があれば、不用品回収業者を利用するのもひとつの方法です。業者によっては即日で対応してくれるところもあり、スピーディに片付けたいときに便利です。また、漫画だけでなく、家具や家電などほかの不用品もまとめて処分できます。
ただし、不用品回収業者に依頼すると費用がかかるため、予算とのバランスを考えて利用することが大切です。また、悪質な業者とトラブルにならないよう、口コミや評判をチェックして、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。
漫画の捨て方のポイント

漫画をゴミとして出す際は、周囲への配慮と衛生面に気を配る必要があります。特に、次の3点には気をつけましょう。
- 紐でしっかりと結んで捨てる
- 雨天時にゴミに出す場合はビニール袋に入れる
- 漫画の内容によっては紙袋に入れて捨てる
それぞれの具体的なポイントを紹介します。
漫画を紐でしっかりと結んで捨てる
漫画を複数冊まとめて捨てる場合は、漫画がバラバラにならないように、しっかりと紐で十字に結んで捨てることが大切です。結び方があまいと、紐がはずれて散乱することもありえます。新聞紙や雑誌と同じように、しっかりと紐で結んでから捨てましょう。
雨天時にゴミに出す場合はビニール袋に入れる
雨天時に漫画をゴミに出す場合は、漫画が水を吸って重くなり、回収時に破れて散らばってしまうことがあります。天気が悪い日は、透明なビニール袋に入れて口をしっかりと結び、濡れないように注意しましょう。
漫画の内容によっては紙袋に入れて捨てる
成人向けやセンシティブな内容の漫画は、紙袋に入れて中身が見えないように捨てましょう。集合住宅のゴミ捨て場や子どもたちの通学路にあるゴミ収集場などでは、特に大切なマナーといえます。
漫画を処分できない場合はトランクルームの活用がおすすめ!

漫画を手放すことは、ただ「ものを処分すること」ではなく、自分の気持ちや思い出と向き合う時間でもあります。だからこそ、焦らず「売る」「残す」「捨てる」の3つに分けて、自分に合った方法をと取ることが大切です。
どうしても処分に踏み切れないときは、無理に手放す必要はありません。トランクルームを活用すれば、部屋を整理するのと同時に大切な漫画も保管できます。
漫画との付き合い方迷ったときは、こうした選択肢もうまく取り入れて、自分にとって心地よい形を見つけてみてください。