整理整頓できない人向けの片付け方法|物を減らして収納を整えるコツ


片付けても部屋がすっきりしない、物を捨てられずについ溜め込んでしまう。そうした悩みを抱えている方は少なくありません。
よくある特徴や原因を押さえたうえで、無理なく続けられる片付けの手順と収納の工夫を紹介します。
整理整頓できない人の特徴・共通点
片付けが苦手な人には、性格や暮らし方に共通する傾向があります。まずは当てはまるものがないか、確認してみましょう。
物を捨てられず必要以上にため込んでしまう
「まだ使えるかもしれない」「もったいない」という気持ちから、不要になった物を手放せない人は多いでしょう。着なくなった服や使わない雑貨、古い書類などが少しずつ積み重なることで収納スペースが埋まり、部屋全体が片付きにくくなってしまいます。
物を減らす判断を先延ばしにするほど、あとで向き合う量も増えていくため、早めに見直しておくことが大切です。思い出の品や贈り物は特に判断が難しく、決めきれないまましまい込んでしまう人も多く見られます。
物の置き場所が決まっていない
使った物をどこに戻すかが決まっていないと、目についた場所にとりあえず置いてしまいがちです。定位置のない物は探すのに時間がかかり、見つからないまま同じような物を買い足してしまうこともあります。
置き場所が定まっていないことは、部屋が散らかる大きな原因のひとつです。家族と暮らしている場合は、置き場所の認識が人によって異なることも多く、それぞれ違う場所に物を置くことでさらに散らかりやすくなる傾向もあります。
片付けを後回しにしてしまう
忙しい毎日を過ごしていると、片付けはどうしても後回しにされがちです。「時間ができたときにまとめてやろう」と考えているうちに、日々の家事や仕事に追われて着手できないまま時間が過ぎてしまうことも珍しくありません。
一度後回しにすると散らかりが目に見えて増え、着手すること自体への抵抗感がさらに強まってしまう点にも注意が必要です。
片付けてもすぐ元の状態に戻ってしまう
時間をかけて片付けても、数日で元の散らかった状態に戻ってしまうことがあります。これは、収納の仕組みそのものが日常の動作に合っていないことが主な原因です。
一時的に見た目を整えるだけでなく、無理なく使える仕組みを作らないかぎり、リバウンドは繰り返されてしまいます。
取り出すたびに手間がかかる収納は戻す作業も面倒になりやすく、かえって元の状態に戻る速度を早めてしまうこともあります。
整理整頓できない主な原因
特徴を押さえたところで、その背景にある原因を整理していきます。原因が分かれば、取るべき対策も見えてきます。
散らかり方は人によってさまざまなので、当てはまるものを探しながら読み進めてみてください。
持っている物の量を把握できていない
自分がどれだけの物を所有しているか、正確に把握できている人は多くありません。クローゼットの奥や収納棚の上段など、普段目にしない場所に物がしまい込まれたままになっていることも珍しくないでしょう。総量を把握できていない状態では、どこから手をつければよいかも判断しにくくなります。
同じジャンルの物を複数の場所に分けて収納していると、持っていることに気づかないまま似た物を買い足してしまうこともあるため、一度全体を見渡してみることをおすすめします。
物の量に対して収納スペースが足りない
住まいの広さに対して所有する物の量が多すぎると、どれだけ工夫しても収納しきれません。特に季節家電やアウトドア用品、来客用の食器など使用頻度の低い物が場所を取っている場合、日常的に使う物のスペースまで圧迫されてしまいます。
収納力に見合わない量の物を抱えている状態では、片付けの努力だけでは限界があります。
収納場所が物の使い方に合っていない
使う場所と収納場所が離れていると、片付けの手間が増えて習慣化しにくくなります。
たとえばリビングでよく使う物を寝室のクローゼットにしまっていると、戻す作業が面倒に感じられ、結局その場に置きっぱなしになってしまいがちです。
動線に合わない収納は、片付けを継続させるうえで大きな障壁になります。片付け方そのものは理解していても、収納までの距離が遠いと実行のハードルが上がり、物が定位置に戻らないまま散らかってしまうケースも見られます。
一度にすべて片付けようとしてしまう
休日にまとめて家全体を片付けようとして、途中で疲れてしまい中途半端な状態で終わってしまうことがあります。
範囲が広すぎると判断すべき物の数も膨大になり、疲労や時間切れによって完了しないまま散らかりが残ってしまいます。意気込みが強いほど、かえって挫折につながりやすい点には注意が必要です。
一度うまくいかなかった経験が「自分は片付けが苦手」という思い込みにつながり、次に取り組むこと自体への心理的なハードルを上げてしまう場合もあります。
整理整頓を始める基本の手順

原因を踏まえたうえで、実際にどのような手順で片付けを進めればよいかを見ていきます。基本を押さえることで、無理なく片付けを継続できるようになります。順序を守って進めることで、途中で作業が止まってしまう事態も防ぎやすくなります。
小さな範囲から片付けを始める
引き出しひとつ、棚の一段といった小さな範囲から始めることで、短時間で達成感を得られ、次の作業への意欲も維持しやすくなります。
範囲を限定すれば判断すべき物の数も少なく済むため、集中力が続きやすいというメリットもあります。慣れてきたら少しずつ範囲を広げていくとよいでしょう。
必要な物・不要な物・迷う物に分類する
片付ける範囲を決めたら、中身をすべて出して「必要な物」「不要な物」「迷う物」の三つに分類します。この段階で無理に判断を急ぐ必要はありません。
迷う物は一旦保留にしておき、後述する一時保管の方法を活用することで、作業全体のスピードを落とさずに進められます。
すべてをその場で判断しようとせず、迷う物を一時的に脇へ置く選択肢を用意しておくだけでも、作業全体の負担はかなり軽くなります。
使用頻度に合わせて物の置き場所を決める
分類が終わったら、使用頻度の高い物ほど取り出しやすい位置に配置します。
毎日使う物は手の届く高さに、季節物や使用頻度の低い物は高い場所や奥のスペースに収めると、日常の動作がスムーズになります。
使う頻度と置き場所の距離を近づけることが、散らかりにくい部屋づくりの基本です。逆に、使用頻度が低い物を手前や低い位置に置いてしまうと、日常的に使う物を取り出すたびに動かす手間が生じ、片付けの負担が増える原因になります。
収納スペースに収まる量まで物を減らす
収納家具や棚のサイズは変えられない場合が多いため、物の量をスペースに合わせて調整することが現実的な解決策になります。
目安として収納の八割程度に収まる量まで減らしておくと、新しく増えた物の一時置き場にも余裕が生まれ、リバウンドを防ぎやすくなります。
整理整頓を習慣化するための工夫
片付けた状態を保つには、一度きりの作業で終わらせず、日常生活の中に仕組みとして組み込むことが欠かせません。気合いに頼るのではなく、自然と片付いた状態が続く仕組みを作ることがポイントです。
使った物をすぐ戻せる収納にする
フタを開けたり奥から取り出したりする手間が多い収納は、戻す作業が面倒に感じられて散らかる原因になります。オープンな棚やワンアクションで出し入れできる収納を選ぶことで、戻す動作のハードルが下がり、片付いた状態を維持しやすくなります。
収納用品を新しく揃える際は、見た目のデザインだけでなく、日々の動作の中で無理なく使えるかどうかを基準に選ぶとよいでしょう。
収納場所をラベルで分かりやすくする
引き出しや箱にラベルを貼っておくと、どこに何をしまうべきかが一目で分かるようになります。家族と暮らしている場合は特に効果的で、自分以外の人が使ったあとも定位置に戻してもらいやすくなり、部屋全体が乱れにくくなります。
新しい物を増やすときのルールを決める
新しい物を買うときに、似た用途の古い物をひとつ手放すというルールを設けておくと、物の総量が自然と一定に保たれます。
買い物の前に「本当に収納スペースに収まるか」を確認する習慣をつけることも、物を増やしすぎない工夫のひとつです。
家族と暮らしている場合は、このルールを共有しておくことで、それぞれが購入した物によって収納が圧迫される事態も防ぎやすくなります。
定期的に持ち物と収納を見直す
季節の変わり目など、年に数回のタイミングを決めて持ち物を見直す機会を作っておくと、知らないうちに物が増えていく事態を防げます。見直しのたびに使わなくなった物を手放していけば、大掛かりな片付けをしなくても整理された状態を維持しやすくなります。
カレンダーやスマートフォンのリマインダーに見直しの予定をあらかじめ登録しておくと、忙しい時期でも先延ばしにせず取り組みやすくなります。
物が多くて整理整頓できないときの対処法

物を減らす工夫を重ねても、家族構成やライフスタイルによっては、どうしても収納しきれない量の物を抱えてしまう場合があります。無理に処分を進めるのではなく、物との付き合い方を見直しながら検討したい対処法を紹介します。
季節用品や使用頻度の低い物を分ける
暖房器具やスキー用品など、特定の季節しか使わない物は日常のスペースから切り離して考えると管理しやすくなります。使用頻度で物を仕分けし、低頻度の物をまとめて収納する場所を別に確保することで、日常的な収納スペースに余裕が生まれます。
押し入れの上段や納戸などの奥まったスペースを低頻度の物専用に決めておくと、日常の動線とぶつからずに収納できます。
捨てるか迷う物は期限を決めて一時保管する
思い出の品や高価だった物など、すぐには判断しづらい物については、段ボールなどにまとめて半年から一年程度の保管期限を設定しておく方法が有効です。
期限が来た時点で一度も使わなかった場合は手放すと決めておけば、迷いによる先延ばしを防ぎながら物を減らしていけます。
自宅に置く必要がない物はトランクルームに預ける
自宅の収納力を超える量の物を抱えている場合、無理にすべてを住まいの中に収めようとせず、外部の収納サービスを活用する方法もあります。
トランクルームであれば、使用頻度の低い物をまとめて預けておき、必要なときだけ取り出すという運用が可能です。自宅の収納スペースに空きが生まれることで、日常的に使う物の整理整頓もしやすくなります。
整理整頓にトランクルームを活用する方法

トランクルームは、自宅の収納だけでは物を収めきれないときに頼れる選択肢のひとつです。
屋内型と屋外型ではサイズや料金、保管に適した物の性質が異なるため、預ける物に応じて使い分けることが、無理のない整理整頓につながります。実際に取り入れる際の考え方を紹介します。
自宅で日常的に使う物と保管する物を分ける
トランクルームを活用する前提として、まずは自宅で毎日使う物と、月に数回程度しか使わない物とを線引きしておく必要があります。
日常的に使う物は自宅に残し、使用頻度の低い物を預ける対象として切り分けることで、自宅の収納は本当に必要な物だけに絞られ、片付けやすい状態を保てます。
判断に迷う場合は、直近半年から一年の間に一度でも使ったかどうかを目安にすると、線引きしやすくなります。
屋内型トランクルームの保管に向いているもの
空調管理がされていることの多い屋内型のトランクルームは、湿気や温度変化に弱い物の保管に向いています。
- 季節用品・季節家電
- 育児用品
- 書籍・書類
これらは自宅のクローゼットや押し入れを圧迫しやすい物でもあるため、屋内型トランクルームに移すことで居住スペースの収納にゆとりが生まれます。屋内型は比較的小さな区画から借りられることが多く、自宅の収納が少し足りないという程度の悩みにも取り入れやすい選択肢です。
屋外型トランクルーム(レンタルボックス)の保管に向いているもの
コンテナを利用した屋外型のトランクルームは、屋内型に比べて料金を抑えやすく、大型の物やアウトドア用品の保管に適しています。
- アウトドア・スポーツ用品
- 自転車・バイク・タイヤ
- 大型の家具
湿気に弱い精密機器や貴重品の長期保管には向かないため、預ける物の性質に応じて屋内型と使い分けることが大切です。広めの区画も選びやすいため、大型のアウトドア用品をまとめて預けたい場合や、家族で共有する用品を保管したい場合にも対応しやすい点が特徴です。
保管した物を記録して管理する
トランクルームに預けた物が何であるかを忘れてしまうと、結局同じような物を買い足してしまい、物を減らした意味が薄れてしまいます。
何をいつ預けたかをスマートフォンのメモやリストにまとめておくと、必要なときにすぐ取り出せるだけでなく、不要になった物を見直すタイミングも把握しやすくなります。
段ボールや収納ケースごとに番号を振り、中身をリストと紐づけて管理しておくと、現地で探す手間も減らせます。
片付く仕組みを作って整理整頓を続けよう
整理整頓は一度きれいにして終わりではなく、物の量と収納の仕組みを生活に合わせて調整し続けることで維持できるものです。小さな範囲から取り組みを始め、使用頻度に応じた置き場所を決め、必要に応じてトランクルームなどの外部収納も取り入れながら、無理なく続けられる片付けの仕組みを整えていきましょう。
完璧を目指すのではなく、少しずつ自分の生活に合った形を見つけていく姿勢が、整理整頓を長く続けるための一番の近道になります。

株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。
【資格】
整理収納アドバイザー1級
WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!







