
写真のアルバムは懐かしく見返す楽しみがある一方で、収納スペースを圧迫しやすく、かさばるのが難点です。しかし、思い出の詰まった写真を減らし、処分することに抵抗がある方もいるでしょう。
本記事では、多くなりがちなアルバムを収納するアイデアを紹介します。写真を厳選したりコンパクトにまとめたりするための工夫や、現像した写真の劣化を防止するためのポイントもあわせて知っておきましょう。
目次
アルバムの収納アイデア5選

アルバムを収納する主なアイデアには、次のものがあります。
- 収納ボックスを活用する
- ファイルボックスに収納する
- キャスター付きの収納ラックに並べる
- バンカーズボックスに入れて保管する
- 壁掛け棚を使いインテリアとして楽しむ
思い出の写真の詰まったアルバムをスッキリと収納し、必要に応じて出し入れしやすい環境を整えましょう。
1.収納ボックスを活用する
アルバムをまとめて収納する場合は、収納ボックスが役立ちます。収納ボックスを活用するメリットは、サイズやテイストがばらばらであっても収納できる点です。押入れやクローゼットにアルバムを収納する場合にも、収納ボックスにまとめておけば、出し入れがしやすく便利です。
蓋付きの収納ボックスを選べば、大切なアルバムにほこりが付くのを防げます。積み重ねられるタイプの収納ボックスであれば、限られた収納スペースを有効活用できるでしょう。
収納ボックスは、プラスチック製と布製に大きく分類できます。プラスチック製の収納ボックスは手頃な価格で購入でき、多くのもので積み重ねが可能です。布製の収納ボックスはおしゃれな見た目のものが多く、使わないときは折りたたんで収納できます。
2.ファイルボックスに収納する
リビングや寝室などにアルバムを収納する場合は、ファイルボックスを使うことでインテリアの統一感を保てます。
ファイルボックスを使うことでアルバムの背表紙や側面を隠せるため、サイズやテイストがばらばらであってもスッキリと収納可能です。反対側が低くなっているため、取り出しもスムーズに進みます。
ファイルボックスはA4サイズのものが多いため、それに収まるA4サイズ以下のアルバムを多く持っている方におすすめです。
3.キャスター付きの収納ラックに並べる
アルバムが大量にある場合は、キャスター付きの収納ラックを有効活用しましょう。まとめて収納すると重くなってしまうアルバムも、引き出せる収納ラックであれば出し入れが簡単です。クローゼットや、押入れにアルバムをしまう場合にもおすすめです。
キャスター付きの収納ラックをリビングや寝室に置く場合は、インテリアになじむものを選ぶとよいでしょう。空いたスペースにカメラや小物を置くことで、さらにおしゃれにコーディネートできます。収納ラック自体を移動できるため、掃除がしやすいこともメリットです。
4.バンカーズボックスに入れて保管する
段ボールでできた、書類収納箱の「バンカーズボックス」に入れて保管することもおすすめです。バンカーズボックスは、もともとは銀行の書類保管用の箱としてアメリカで製造されました。軽くて丈夫な点や、シンプルで機能的なデザインが人気を呼び、広く使われるようになった収納グッズです。
バンカーズボックスは丈夫で取っ手があり、持ち運びしやすい点がメリットです。積み重ねも可能であるため、空いたスペースの有効活用にも役立ちます。シンプルな見た目のものを選べば、インテリアにもなじむでしょう。使わないときはたたんで収納も可能です。
5.壁掛け棚を使いインテリアとして楽しむ
デザイン性の高いアルバムやフォトブックは、壁掛け棚を活用してインテリアとして楽しむのもおすすめです。アルバムの数が少ない場合や、お気に入りのアルバムがある場合は、見せる収納も検討しましょう。
壁掛け棚の材質は、木製やアイアン製などさまざまです。アンティーク調やナチュラル系などデザインのテイストも異なるため、インテリアに合わせて楽しめます。アルバムとともに小物や観葉植物を並べることで、さらにおしゃれな空間を演出できます。
かさばるアルバムをスマートに収納する工夫

年々アルバムが増え、収納スペースを圧迫して困っている方には、次の2つの方法をおすすめします。
- アルバムをコンパクト化する
- 写真をデジタル化する
それぞれの方法について、具体的に見ていきましょう。
アルバムをコンパクト化する
写真の量を減らして、アルバムをコンパクトにする方法です。昔ながらのアルバムは表紙や台紙が分厚く、アルバムだけでかさばってしまうものが少なくありません。
必要な写真のみを残してアルバムの内容を再編集し、かさばりにくいポケットタイプのアルバムに収めることで、収納スペースの削減が可能です。もともとポケットタイプのアルバムを使っている場合でも、写真を仕分けてアルバムを再編集することで、さらにコンパクトにまとめられます。
アルバムをコンパクト化して再編集するには、まずはすべての写真をアルバムからはがしましょう。写真を1枚1枚確認し、残すものと処分するものに仕分けます。
判断に迷ったら、残したい枚数にあわせて選別するのも方法の1つです。最終的に残したい写真の枚数を決めて、撮影した年数で割ることで、1年あたりに残せる写真の枚数を計算できます。その枚数に対して手元の写真の枚数が多すぎれば、処分する写真を増やすことで手元の写真を厳選できます。
写真をデジタル化する
写真をデジタルデータにすることで、物理的なアルバムをなくしたり減らしたりする方法です。デジタル化には、主にスキャナーやアプリを活用する方法と、専門店のサービスを利用する方法があります。スキャナーやアプリを使う方法は、自分で写真を撮り込む手間がかかります。特にスキャナーを使う場合は、購入費用も必要です。専門店に依頼する場合は、費用がかかるものの、手間は大幅に省けます。
デジタル化によってかさばる写真をスマートに保存できますが、データが消失する可能性もゼロではありません。万が一に備えてバックアップを取っておけば、こうした心配も軽減できます。HDDやDVDなどの記録メディアやクラウドストレージなど、2つ以上の方法で保存しておくと安心です。
写真の劣化を防ぐ│アルバムを収納する際の注意点

写真は紙でできており、含まれる成分の関係もあり、環境によって劣化します。収納の際は、次のポイントに注意しましょう。
- 高温多湿の環境を避ける
- 直射日光が当たらない場所を選ぶ
- ほこりや汚れの付着を防ぐ
それぞれの対処法について紹介します。
高温多湿の環境を避ける
写真の劣化を防止するために、高温多湿な環境でのアルバムの収納は避けましょう。
高温の環境で写真を保管すると、写真同士がくっついたり、色あせが起こったりします。紙に現像された写真は水分を含みやすく、カビの発生や写真の変形が起こることも少なくありません。
こうした影響を避けるため、写真は涼しく湿気の少ない場所に収納しましょう。
直射日光が当たらない場所を選ぶ
写真に紫外線が当たることで色あせすることがあるため、アルバムは直射日光の当たらない場所に収納しましょう。
紫外線に長期間さらされることで、写真の色素が分解されてしまいます。紫外線は蛍光灯やテレビの光にもわずかに含まれるため、写真にはできるだけ光を当てないよう心がけることが大切です。
アルバムや写真を飾る場合は、UVカットのフレームやフィルムを使うことで、紫外線の影響を軽減できるでしょう。
ほこりや汚れの付着を防ぐ
写真にほこりや汚れが付かないような場所に、アルバムを収納することも大切です。写真にほこりや汚れが付くと、水分を含んでカビが発生したり、変色したりすることがあります。
アルバムを長期間収納する場合は、ほこりや汚れの付着を防ぐためフタ付きの収納アイテムを選ぶとよいでしょう。収納アイテム内の湿気を防止するために、乾燥材や除湿剤を入れておくのもおすすめです。
ほこりや汚れの影響を考えるなら、写真が空気に触れないアルバムを選ぶことも検討しましょう。写真をポケットに差し込む「ポケットタイプ」よりも、台紙に写真を並べてフィルムで覆う「フリー台紙タイプ」を選ぶとより安心です。ただし、台紙を使うアルバムはかさばりやすいデメリットもあるため、保管スペースも考慮してアルバムの種類を検討しましょう。
アルバムの収納におすすめの場所

アルバムの収納に適している主な場所は、次のとおりです。
- 押入れ・クローゼット
- すぐに取り出せる場所
- トランクルーム
アルバムをどのくらいの頻度で見返すかや、自宅の収納スペースの状況などによって、適切な収納場所は異なります。ケース別にアルバム収納におすすめの場所について紹介します。
押入れ・クローゼット
アルバムが大量にある場合や、見返すことが少ない場合は、押入れやクローゼットへの収納がおすすめです。光が入りにくいため、紫外線による劣化を防止できます。
一方で、押入れやクローゼットは湿気がこもりやすいため、湿度対策が必要です。乾燥剤や除湿剤を使用する、こまめに換気するなどして、大切な写真を守りましょう。
すぐに取り出せる場所
アルバムを見返す機会が多い場合は、リビングや寝室などに収納するとすぐに取り出せるため便利です。
インテリアとして、壁掛け棚やオープンシェルフなどに収納してもよいでしょう。劣化が気になる場合は、扉付きの棚への収納がおすすめです。ほこりや汚れの付着を防ぎながら、紫外線対策もできます。
トランクルーム
家にアルバムを収納するスペースがない、紫外線や湿気の対策が十分にできないという場合は、トランクルームの利用も視野に入れましょう。
トランクルームとは、荷物を預けられるレンタル収納スペースのことです。空調設備が整ったトランクルームであれば、紫外線や湿気の心配がない環境でアルバムを保管できます。
アルバムだけでなく、使用頻度の少ない家電や衣類、趣味のアイテムなども収納可能です。自宅に収納場所が足りず困っている方にとって、便利なサービスといえます。
思い出が詰まったアルバムを上手に収納しよう

かさばるアルバムは、収納グッズを活用することでスッキリと収納できます。アルバムをインテリアとして活用することも、収納方法の1つです。
一方で、アルバムや写真が増えるあまりに収納しきれなくなることも少なくありません。アルバムのコンパクト化や写真のデジタル化をしても収納しきれない場合は、トランクルームの活用も検討しましょう。
「加瀬のレンタルボックス」の屋内型トランクルームは、カビや湿気を防止する材質のパーティションや天井を用いており、紫外線も入らない環境でアルバムを保管することができます。
かさばるアルバムの収納スペースが欲しい、ほかにも収納したいものがあるという方は、ぜひ「加瀬のレンタルボックス」を検討してみてください。