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公開日2025.11.04
最終更新日2025.10.29

服が多いときの押入れ収納術|上段・中段・下段を活かすアイデア

服が多いときの押入れ収納術

服が多いと押入れはすぐにいっぱいになり、どこに何をしまったのか分からなくなりがちです。気づけば床に放置してしまったり、毎回服を探すのに手間がかかってしまうことも少なくありません。

押入れは奥行きや段ごとに収納のコツがあるため、ポイントを押さえれば収納力を向上できます。簡単にできる押入れの収納アイデアを紹介しますので、スッキリ片付いた空間を目指しましょう。

服が多くて押入れに入りきらないときの収納アイデア

服が多くて収納しきれない場合は、押入れのスペースを有効活用するのがおすすめです。
押入れを使いやすくしつつ、大量の服をしっかり収納できるアイデアを紹介します。

キャスター付きの収納アイテムで奥行きを有効活用

押入れの奥行きを活用して服を保管する場合、キャスター付きの収納アイテムがぴったりです。チェストタイプや収納ケースタイプ、棚のタイプなど複数のタイプがあり、特に押入れの下段で活躍します。

キャスター付き収納の利点は、衣替えがしやすいことです。奥行きが40cmほどの浅めの収納チェストを2つ購入し、それぞれにオンシーズンとオフシーズンの服を保管します。季節によってチェストを前後に入れ替えるだけで衣替えが完了するので便利です。

上に重ねられる収納ケースを使用する

スタッキングできるタイプの収納ケースも、押入れ収納で役立ちます。特に、使いやすい高さである押入れの中段は、スタッキング収納ケースを使用するのがおすすめです。

スタッキング型のケースは、浅型タイプから深型タイプまで豊富です。押入れの容量に合わせて異なる高さの収納ケースを組み合わせ、見た目もスッキリとした収納スペースにしましょう。

浅いタイプの収納ケースは下着やソックスなどの細々したアイテムを、深さがあるタイプの収納ケースにはジーンズなどのボトムスを中心に仕分けておくと、毎朝の準備もスムーズです。

押入れのスペースに余裕がある場合は、同じアイテムでも学校用・仕事用・プライベート用など用途別に収納ケースを分けて保管しておくと、よりスッキリと片付きます。

突っ張り棒で収納スペースを広げる

高さとスペースがある押入れでは、突っ張り棒で収納スペースを作るのもおすすめです。突っ張り棒で押入れ内に収納スペースを作る方法は2つあります。

1つ目の方法は、押入れの上部に突っ張り棒を横向きで設置し、クローゼットのように使用する方法です。
押入れの高さを活用して、ロング丈の洋服をハンガーにかけて保管できます。ただし、洋服の重さに耐えきれず、突っ張り棒がズレたり折れ曲がったりすることがあるため、商品の耐荷重を確認した上で設置してください。

押入れの壁面に十分な強度がない場合は、ハンガーラックがおすすめです。ハンガーラックを使用する際は、押入れの高さに合わせて高さを変えられるタイプを購入しましょう。

2つ目の方法は、押入れの床と天井の間に縦方向へ突っ張れるポールハンガーを設置し、帽子やカバンなどを吊り下げる方法です。
収納できるアイテムは小物に限られるものの、突っ張り棒を横方向に設置するよりもズレにくく安定性があります。

自宅の押入れにあった方法を選んで、収納スペースを広げましょう。

ふすまを外してオープン収納にする

思い切ってふすまを取り外し、押入れをオープン収納として活用する方法もあります。

ふすまを取り外すことで、ハンガーラックなどの収納アイテムが使用しやすくなるだけでなく、部屋の空間が広く見えるようにもなります。

押入れをオープン収納として使用する場合は、ものを詰め込みすぎず、収納の色合いやテイストを部屋のインテリアと合わせるのがポイントです。部屋の雰囲気に合うように、押入れの色を塗り替えてみるのも1つの方法です。

押入れの上段・中段・下段をうまく活用する方法

洋室にある空っぽの押入れ

押入れが上段・中段・下段と3つのパートに分かれている場合は、それぞれの特徴を活用して収納する服を分別しましょう。上段は主にオフシーズンのアイテム、中段は普段使う服や小物、下段は重さのある衣服を配置します。

押入れの各段の特徴を踏まえて、洋服を無駄なく収納する方法を紹介します。

上段(天袋)はオフシーズンや軽量の服を収納

押入れの一番高い位置にある上段(天袋)には、普段使用しないシーズン外のアイテムや軽めの洋服を保管しましょう。上段に普段使用しないアイテムを収納することで、中段や下段を有効活用しやすくなります。

上段には、以下のようなアイテムを保管するのがおすすめです。

  • フォーマルウェア
  • 季節外のコートやジャケット
  • 来客用パジャマ
  • 子ども服のお下がり
  • 軽めのスポーツウェアなど

出し入れの際は収納ケースの重さで怪我をしないように、軽めのアイテムを収納するのがポイントです。

また、上段で使用するアイテムには、中身が見えるケースや取っ手付き収納を選ぶのがおすすめです。頻繁に出し入れしない場所だからこそ、必要なときに中身が分かりやすく、スムーズに出し入れできることが重要です。

中段は毎日使う洋服や小物を配置

立った時に目の高さにくる押入れの中段には、日常生活で頻繁に使用する洋服や小物などのアイテムを中心に保管しましょう。

家族がいる場合は、それぞれ専用の収納ケースを用意して服をしまうと整理しやすくなります。人ごとに分けておくと、誰のものか一目でわかり、身支度もスムーズに行えます。

押入れの手前には以下のようなオンシーズンのアイテムを収納しておくと、毎日の着替えや洋服の出し入れがよりラクになります。

  • Tシャツ
  • シャツ
  • カーディガン
  • ジーンズ
  • バッグ
  • 帽子類

スタッキング型の引き出しケースや小分けボックスを利用して、学校用・仕事用・プライベート用と目的別に整理するのもよいでしょう。

また、押入れならではの奥行きの深さを活用して、奥と手前でシーズンの使い分けをする方法も効果的です。

下段は重くてかさばる衣類を収納

押入れの下段は、重さがありかさばる衣類を収納するのに最適です。

低い位置にあるため、重いものを持ち上げる必要がなく、出し入れの負担を減らせます。普段あまり使わない季節外の衣類や、大きめのアイテムを中心に収納すると効率的です。

  • ダウンジャケット
  • 厚手ニット
  • 冬物コート
  • 防寒ブーツ
  • スキーウェア

キャスター付きの収納ケースを使えば、奥にしまった衣類も簡単に引き出せて便利です。また、通気性のある不織布タイプのケースを選ぶと湿気がこもりにくく、カビ対策にも効果的です。

押入れに服を収納するときの注意点

衣装ケースに入りきらない洋服

服の収納スペースとして便利な押入れですが、締め切った状態が続くと通気性が悪く、湿気がこもりやすい点には注意が必要です。また、奥行きが深いため、奥にしまったものは出し入れがしづらくなります。

服を良い状態で保管するためには、こうした押入れの特性を踏まえて収納方法を工夫しましょう。

通気性の良い収納ケースを選ぶ

押入れ用の収納ケースを選ぶ際は、通気性に注目しましょう。押入れは湿気がこもりやすいため、ケースの素材によっては服が傷んでしまうこともあります。プラスチック製・布製・木製など、それぞれの特徴を理解して用途に合わせて選ぶのがポイントです。

・プラスチック製ケース
密閉性が高く、ホコリを防げるため中段や上段での収納に適しています。汚れも拭き取るだけで落とせるのでお手入れが簡単です。ただし、通気性は低いため、頻繁に出し入れする衣類向きです。

・布製ケース
通気性に優れており、湿気がこもりにくいので長期保管に向いています。軽くて上段にも置きやすく、洗えるタイプなら清潔に保てます。ただし、強度が低めなので重ね置きする場合は軽いものを上にしましょう。

・木製ケース
見た目にも上質で、通気性・耐久性ともに高く、着物やフォーマルウェアなど大切な衣類の保管に適しています。ただし重さがあるため、押入れの下段に置くのが安心です。

除湿剤や乾燥剤を活用する

押入れ内には除湿剤や乾燥剤を設置して、湿気が溜まらないように対策しましょう。特に押入れの下段は湿気が溜まりやすい場所です。除湿剤や乾燥剤のほか、押入れの床面にすのこを敷いておくと、湿気対策がしやすくなります。

ちなみに、押入れ内で湿気が最も溜まりやすいのは、押入れの奥や角です。除湿剤は、上段・中段・下段それぞれの角と奥に設置します。押入れ内の水分を吸収するタイプの除湿剤を使用する場合は、水が溜まっていないか定期的に確認してください。

さらに、押入れ内に服を詰めすぎないことも大切です。押入れ内にものを詰めすぎると通気性が悪化して湿気が溜まり、カビの原因となるからです。除湿剤や乾燥剤の使用はもちろん、服が傷まないように押入れに収納する服の量にも気を遣いましょう。

また、服を守るためには湿気対策だけでなく、防虫対策も重要です。長期保管用の収納ケース内には、防虫剤を必ず入れておきましょう。

定期的に服を取り出して換気する

押入れ内の服を定期的に取り出して換気することも、服を良い状態に保つためには欠かせません。

収納ケースを押入れから出して換気し、押入れに溜まった埃やゴミを掃除した上で、除湿剤や乾燥剤を新しいものに変えましょう。換気は、天気がよく湿度の低い日に行うのがポイントです。

押入れを掃除している間は、服を陰干しするのがおすすめです。1カ月〜2カ月に1回は収納ケースから全ての服を出して、直射日光が当たらない場所で風を通しましょう。なお、服を取り出す際に、収納ケース内にある防虫剤の期限が切れているかどうかも確認し、新しい防虫剤を補充してください。

万が一傷んでいる服があれば、思い切って処分しましょう。

取り出しやすさを動線でチェックする

押入れに服を保管する際は、取り出しやすさを重視することも大切です。押入れは奥行きがあるので、手前にはよく使用するものを、奥側には季節ものをはじめ、普段あまり使わない保管用のケースを配置します。

また、押入れが上段・中段・下段と複数のスペースに区分けされている場合は、中段に日常的に使用するアイテム、上段や下段に長期保管用アイテムを保管するのがおすすめです。

これはあくまでも一例なので、ご家庭の状況や家族の人数などに応じて、収納ケースの大きさやアイテムの配置場所を決めてください。

服が多くても押入れを上手に使おう

服が多いと押入れはすぐにあふれてしまい、出し入れに手間がかかりがちです。しかし、上段・中段・下段それぞれに特徴があるため、収納方法を工夫すれば驚くほど使いやすくなります。

キャスター付き収納やスタッキングケース、突っ張り棒などを取り入れることで、押入れの奥行きや高さを活かして衣替えや日常の整理もスムーズに行えるでしょう。

どうしても洋服が押入れに収まりきらない場合は、トランクルームを活用するのも一つの方法です。外部サービスも上手に取り入れながら、服が多くても快適な暮らしを目指しましょう。

トランクルームなら「加瀬のレンタルボックス」

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監修・投稿者プロフィール安武 亜希

株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。
【資格】
整理収納アドバイザー1級
WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!

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