ダウンジャケットの収納方法|長期保管のポイントとNG行為


ダウンジャケットは間違った保管をすると、ボリュームが戻らない・ニオイが残る・カビが発生するなど、せっかくのダウン性能を損ねてしまう原因になってしまいます。ふんわり感を保ち長く着続けるためには、日常の収納とシーズンオフの保管方法が重要です。
この記事では、ダウンジャケットの正しい収納方法と長期保管のポイント、やってはいけないNG行為をわかりやすく紹介します。来シーズンも快適に着るために、ぜひチェックしてみてください。
普段使いのダウンジャケットを収納するコツ
日常的に着るダウンジャケットは、しまい方ひとつで着心地や見た目が変わります。
普段の出し入れがしやすく、汚れや湿気からダウンを守るための基本的な考え方を紹介します。
畳まずにハンガーで吊るす
普段使いのダウンジャケットは、畳まずにハンガーへ吊るして保管するのが基本です。シワや型崩れを防げるだけでなく、ダウン内部に空気を含ませたまま保てるため、ふんわりとしたボリュームを維持しやすくなります。
帰宅後は、玄関で軽くほこりを払い、決めた場所にそのまま掛ける習慣をつけましょう。収納スペースに余裕がない状態で無理に服を詰め込むと、ダウンが押しつぶされて保温性や見た目が損なわれる原因になります。
畳んだときは上にものを置かないようにする
ダウンジャケットを畳んで収納する場合は、上にものを重ねないことが重要です。ダウンは空気を含むことでふくらみと暖かさを保っているため、重さがかかると中の空気が抜けやすくなります。
空気が抜けた状態が続くと、型崩れして見た目が悪くなるだけでなく、保温性の低下にもつながります。ハンガー収納が理想ですが、畳む場合は収納ボックスや棚の一番上に置き、ダウンに負担をかけないようにしましょう。
雨や雪に濡れたときはしっかり乾燥させる
雨や雪でダウンジャケットが濡れた場合は、十分に乾かしてから収納しましょう。湿った状態で保管すると、カビや雑菌が繁殖しやすく、生地やダウンの劣化につながります。
濡れたダウンは、直射日光を避け、風通しの良い場所で陰干しするのが基本です。触って冷たさや湿り気を感じなくなるまで乾かしてから収納に戻すことで、ニオイやボリュームダウンを防げます。
外出後に軽くブラッシングしてほこりを落としておくと、汚れの蓄積も抑えられます。
収納場所は風通しの良いクローゼットを選ぶ
普段使いのダウンジャケットは、風通しの良いクローゼットに収納するのが理想です。冬に着用するアウターは、汗や湿気が内側に残りやすく、気づかないうちに湿った状態になりがちです。
湿気がこもると、カビやニオイの原因になります。クローゼットの通気性に不安がある場合は、定期的に扉を開けたり、ダウンを取り出して陰干ししたりして、空気を入れ替えるようにしましょう。
ニオイや湿気が気になるときは除湿剤を活用
クローゼット内のニオイや湿気が気になる場合は、除湿剤を取り入れて保管環境を整えましょう。風通しに配慮していても、天候や収納量によっては湿気がこもることがあります。
吊り下げタイプや置き型など、収納スペースに合った除湿剤を使えば、湿度管理がしやすくなります。湿気を抑えることで、カビやニオイの発生を防ぎ、ダウンジャケットを清潔な状態で保管できます。
シーズンオフにダウンジャケットを長期保管するときのポイント

ダウンジャケットは、着用しない期間の保管方法によって、次のシーズンの状態が大きく変わります。
シーズンオフに正しく長期保管しておくことで、ボリュームや清潔感を保ったまま、翌シーズンも気持ちよく着用できます。
クリーニングまたは自宅洗濯で汚れを落とす
ダウンジャケットを長期保管する前には、クリーニングまたは自宅で洗濯して汚れを落としておくことが大切です。
汗や皮脂汚れが残ったままだと、黄ばみやニオイ、カビの原因になります。汗抜きや防カビ加工などに対応しているクリーニング店を利用すれば、より安心して保管できます。
着用を重ねてボリュームが落ちたダウンも、クリーニングによってふんわり仕上がることがあります。ただし、素材や装飾によっては取り扱い不可の場合もあるため、事前に対応可否を確認しておきましょう。
クリーニングに出す時期は、虫食い対策の面から春先が目安とされています。シーズンが終わったら早めに汚れを落とし、きれいな状態で保管に入るのが理想です。
なお、自宅で洗濯する場合は、手洗い・洗濯機洗いの可否を洗濯表示で必ず確認し、表示に沿った方法で洗うようにしてください。
通気性の良いカバーをつける
長期保管する際は、通気性の良いカバーを使ってダウンジャケットを保護しましょう。クリーニング返却時にかけられているナイロンカバーは、あくまで一時的なほこり除けのため、そのまま保管すると湿気がこもりやすくなります。帰宅後は早めに外すのが基本です。
カバーを選ぶ際は、密閉性の高い素材ではなく、空気が通りやすい不織布タイプが適しています。湿気を逃がしながらほこりを防げるため、長期保管向きです。
収納スペースの都合で吊るせない場合は、通気性の良い収納ボックスに畳んで入れ、上に物を重ねないよう注意しましょう。
湿気が少ない場所で保管する
ダウンジャケットは、湿気の少ない場所で保管することが重要です。湿度が高い環境では、カビやニオイが発生しやすく、生地や中のダウンを傷める原因になります。
クローゼットや押入れに収納する場合は、除湿剤を使って湿度管理を行いましょう。
保管場所に合わせて、吊り下げタイプや置き型、シートタイプなどを使い分けると効果的です。あわせて、クローゼットや押入れの扉を定期的に開けたり、サーキュレーターで空気を循環させたりすると、湿気対策がより万全になります。
防虫剤を使用する
ダウンジャケットをシーズンオフに長期保管する際は、防虫剤を使用して虫食い対策を行いましょう。特にウール素材を使用しているダウンジャケットは、衣類害虫が好んで付着・繁殖しやすい素材ため注意が必要です。
ハンガーに吊るして保管する場合は、防虫成分が全体に行き渡るよう、パイプに沿って等間隔で設置しましょう。防虫成分は上から下へ広がる性質があるため、畳んで保管する場合は、ダウンジャケットの上に防虫剤を置くのが効果的です。
圧縮袋での保管は避ける
圧縮袋にダウンジャケットを入れて保管すると、中の空気が抜けてふわふわ感がなくなるリスクがあるため、圧縮袋を使った保管はおすすめできません。
ダウンのふわふわしたボリュームが失われると防寒性も低くなるため、ハンガーにかけるかふんわりと畳んで保管しましょう。
ダウンジャケットの収納・保管でやってはいけないこと

ダウンジャケットは、正しい方法で収納していても、ちょっとした誤りが劣化の原因になることがあります。
ダウンジャケットの収納・保管時についやってしまいがちな注意点を整理して紹介しますので、大切な一着を無駄に傷めないためにも、事前に確認しておきましょう。
汚れを落とさずにそのまましまう
ダウンジャケットを汚れたまま収納すると、汗や皮脂、ほこりが生地やダウンに残り、生地の傷みを早める原因になります。汚れが蓄積するとダウンがつぶれやすくなり、保温性の低下にもつながります。
日常的なケアとして、帰宅後に軽くブラッシングして表面のほこりを落としてから収納する習慣をつけましょう。シーズンオフに長期間保管する場合は、クリーニングや洗濯で汚れを落とし、清潔な状態にしてからしまうことが大切です。
濡れたまま・湿ったまま収納する
濡れたまま、または湿り気が残った状態でダウンジャケットを収納すると、カビやニオイの原因になります。見た目が乾いているようでも、内側に湿気が残っていることがあるため注意が必要です。
雨や雪で水滴が付いた場合は、帰宅後に乾いたタオルで表面をやさしく拭き取りましょう。その後は、直射日光を避けた風通しの良い場所に掛け、触って湿り気を感じなくなるまで乾かしてから収納することが大切です。
細いハンガーを使って肩の形を崩す
ダウンジャケットを細いハンガーに掛けると、重みが一点に集中し、肩のラインが崩れやすくなります。特に厚みのあるダウンは、長時間吊るすことで型崩れが目立ちやすくなるため注意が必要です。
吊るして保管する場合は、肩先に丸みと厚みのあるハンガーを選びましょう。木製や厚手のプラスチック製など、ジャケット全体を面で支えられるタイプを使うことで、収納中の型崩れを防ぎやすくなります。
ビニール袋をかけっぱなしにする
クリーニング返却時にかけられているビニール袋は、あくまで一時的なほこり除けであり、通気性が低いため保管には向いていません。そのままにしておくと湿気がこもりやすくなるため、持ち帰ったら早めに外し、通気性の良い保管用カバーに替えましょう。
ダウンジャケットによっては、専用の収納袋が付属している場合もあります。メーカーが長期保管を想定して設計しているものであれば、そのまま使用して問題ありません。ただし、簡易的な袋や通気性の低い素材の場合は、湿気やシワ、型崩れの原因になることがあります。
収納袋の素材や用途を確認したうえで、必要に応じて不織布などの通気性の良いカバーに替え、吊るして保管するのがおすすめです。
ほかの服と密着させて通気性を悪くする
ダウンジャケットをほかの衣類と密着させて保管すると、空気の通り道が失われ、湿気がこもりやすくなります。クローゼットや収納ボックスは詰め込みすぎず、全体の7〜8割程度に抑えることで、通気性を確保しやすくなります。
畳んで収納する場合は、通気性の良い収納ボックスにダウンジャケット単体で入れるのがおすすめです。余計な圧力がかからず、ふんわりとした状態を保ったまま収納できます。
正しく収納・保管して長持ちさせよう
ダウンジャケットを長く快適に着続けるためには、日常のちょっとしたケアと、シーズンオフの適切な収納・保管が欠かせません。通気性と湿気対策を意識することで、カビやニオイ、型崩れを防ぎ、次の冬も気持ちよく着用できます。
自宅のクローゼットに十分なスペースがない場合は、屋内型トランクルームを活用するのも一つの方法です。温度や湿度が管理された環境であれば、大切なダウンジャケットを安心して預けられます。
収納を見直して、衣類も暮らしもすっきり整えましょう。

株式会社加瀬倉庫 IT戦略推進部所属。
【資格】
整理収納アドバイザー1級
WEBを活用した集客施策を担当しています。
トランクルームに興味をもっていただけるよう、みなさまに役に立つ情報を発信していきます!







