
ゴルフクラブやゴルフバッグは場所を取り、本数も増えやすいため、収納方法で悩む方も多いでしょう。適切に収納しないと、大切な道具を傷める原因になるので注意が必要です。
本記事では、ゴルフクラブを保管する際のポイントや収納前の手入れの方法を紹介します。おすすめの収納場所も紹介しているため、ぜひご覧ください。
目次
ゴルフクラブ・ゴルフバッグを保管する際のポイント

ゴルフクラブ・ゴルフバッグは傷みやすく、盗難被害に遭いやすいという特徴があります。これらのリスクを防止するためには、適切な方法・環境での保管が重要です。
以下では、ゴルフクラブ・ゴルフバッグを保管する際のポイントを4つ紹介します。大切なクラブを劣化させず、安全に保管するためにも、ぜひご確認ください。
車に置きっぱなしにするのは避ける
ゴルフクラブを車の中に置きっぱなしにするのは避けましょう。
ゴルフクラブは熱や温度変化に弱いという特性があります。高温になりやすく、温度変化が激しい車内に放置すると、以下のように劣化する原因となります。
- グリップのゴム素材が劣化する
- シャフトとヘッドをつなぐ接着剤が溶け、抜けやすくなる
また、ゴルフバッグ内に収納しているボールが傷む原因にもなるので要注意です。多少面倒であっても、練習やラウンド後は都度適切な場所へ移動させましょう。
盗難被害に気をつける
ゴルフクラブを保管する際は、盗難被害に注意が必要です。
ゴルフクラブは高価な商品が多く、窃盗犯がフリマアプリなどで売却してしまう恐れがあるので注意しましょう。
特に、鍵をかけずに物置や車庫、車内などに収納していると、盗難のリスクが高まります。目の届く室内や、防犯対策が行き届いたロッカー・レンタルルームといった環境に収納することをおすすめします。
高温多湿の場所は避ける
ゴルフクラブは、高温多湿の環境を避けて収納しましょう。
高温な環境にゴルフクラブを放置すると、グリップの劣化やヘッドとシャフトをつなぐ接着剤の強度低下を招きます。湿度が高いとグリップやヘッドのカビ、シャフトのサビの原因となるので要注意です。
湿度が低い環境でも、通気性が悪ければ湿気がこもってしまうので、換気が行き届き、一定の温度を保てる場所に収納しましょう。収納場所に乾燥剤を入れる対策などもおすすめです。
手入れをしてから保管する
練習やラウンドを終えたら、収納する前にゴルフクラブを手入れしましょう。ゴルフクラブの使用後は、皮脂や土などで汚れているためです。
汚れが付着したまま収納すると、カビやサビの原因となり、グリップの劣化も早まります。最悪の場合、次に取り出すタイミングでは使えない状態になっている可能性もあります。
ゴルフクラブを長持ちさせるために、収納場所だけでなく手入れの方法にもこだわりましょう。
ゴルフクラブを収納する前の手入れの基本

ゴルフクラブを収納する前には、入念に手入れを行うことが大切です。
ゴルフクラブに汚れが付着していると、適切な場所に収納していても、カビやサビ、劣化の原因となるため注意しましょう。
具体的な手入れの方法は、ゴルフクラブのパーツによって異なります。以下では、ヘッド・シャフト・グリップに分けて、収納前の手入れ方法の基本を紹介します。
ヘッド
ゴルフクラブのヘッドを手入れする流れは、大きく以下の通りです。
- 水を入れたバケツなどにヘッドを入れて濡らす
- タオルやスポンジでヘッドを拭き、土や芝を落とす
- 歯ブラシなどでフェースの溝に入った土を落とす
- 乾いたタオルでヘッドの水分を拭き取る
- サビ防止スプレーを吹きかけ、乾いたタオルでなじませる
金属製のたわしなどを使うと、ヘッドに傷がつく可能性があります。柔らかい素材のタオルやスポンジを利用しましょう。
コストはかかりますが、専用のクリーナーを使うのもおすすめです。
ヘッドを洗浄した後の乾拭きが不十分で水分が残ってしまうと、サビの原因になるため注意してください。
シャフト
ゴルフクラブのシャフトの手入れは、以下の流れで行います。
- 濡れタオルやスポンジでシャフト全体の汚れを落とす
- 乾いたタオルでシャフト全体の水分を拭き取る
- サビ防止スプレーを吹きかけ、乾いたタオルでなじませる
シャフトの手入れは水洗いが基本です。ただし、軽いサビがついている場合はメラミンスポンジ、重度のサビがついている場合はサビ落としクリームを活用しましょう。
なお、メラニンスポンジは擦りすぎるとシャフトに傷がつく恐れがあります。塗装部分への使用は避け、状態を確認しながらやさしく使用してください。
グリップ
ゴルフクラブのグリップの手入れは、大きく以下の流れで行います。
- 中性洗剤を水で薄める
- ブラシやスポンジで擦り洗う
- 水で洗剤を流す
- 乾いたタオルで水分を拭き取る
- 風通しの良い日陰で半日ほど乾かす
汚れがひどくない場合は、中性洗剤を使わず水洗いしても問題ありません。
また、グリップエンドの穴から水分が入ると、内側にサビがつく可能性があります。洗う前にティーやマーカーを指して塞いでおくと安心です。
ゴルフクラブを当分使わない場合は、グリップにラップを巻く保存方法がおすすめです。乾燥を防ぎ、グリップの劣化を防止しやすくなります。
ゴルフクラブ・ゴルフバッグのおすすめ収納場所

以下では、ゴルフクラブ・ゴルフバッグの収納でおすすめの場所を5つ紹介します。
個々に適したゴルフクラブの収納場所は、生活環境やゴルフへの取り組み方によって異なります。自宅スペースやゴルフクラブの使用頻度・時間帯を考慮して、適切な収納場所を見つけてください。
室内の見える場所
リビングなどの室内の見える場所であれば、空調が効いている環境でゴルフクラブを保管でき、盗難のリスクも軽減できます。ふとしたときに、すぐゴルフクラブに触れる点もポイントです。
ゴルフバッグをそのまま置いても良いですが、ゴルフクラブスタンドや壁掛けラックを使えば、おしゃれに見せる収納が可能です。ゴルフバッグごとに収納したい方は、ゴルフバッグ専用収納ラックの活用を検討しましょう。
ただし、ペットや子どもがいる場合、ゴルフクラブを倒してケガをしてしまう可能性があります。ペットや子どもがいる場合は、手の届かない他の場所に収納するのが良いでしょう。
玄関や土間
ゴルフクラブを玄関や土間に収納するメリットは、持ち運びをしやすい点です。
特に土間であれば、収納のためのスペースを確保しやすいでしょう。練習やラウンドで頻繁にゴルフクラブを持ち運ぶ方にもおすすめです。
ただし、玄関や土間は、室内と比較して気温差が激しいという難点があります。結露が発生するとサビの原因となるため、小まめな換気やメンテナンス、除湿剤の設置などで対策しましょう。
物置やクローゼット
物置やクローゼットもおすすめの収納場所です。
いずれも生活スペースを確保しやすく、ペットや子どもが倒してケガをするリスクも防止できます。
ただし、物置やクローゼットは湿気がこもりやすいので、カビ対策が必要です。除湿剤の設置や定期的な換気などで対策しましょう。また、屋外の物置に収納する場合は、防犯対策として施錠を行うことが大切です。
ゴルフ練習場
ゴルフ練習場によっては、ロッカーやゴルフバッグの預かりサービスを提供しているケースがあります。
普段から同じ練習場を利用している場合、持ち運ぶ手間を削減でき、仕事帰りでも自分のクラブで練習することが可能です。ただし、有料サービスであることが多く、最低申込み期間が定められている場合もあります。
また、急にラウンドの予定が入ると、取りに行く手間が生じる点にも注意が必要です。ゴルフ練習場の営業時間外の場合、自分のクラブを使えないといった事態も考えられるでしょう。
トランクルーム
トランクルームとは、荷物の保管場所をレンタルできるサービスです。
さまざまな用途で使用されており、スペースの広さも十分なので、ゴルフクラブやゴルフバッグの収納にもおすすめです。
屋内型トランクルームは空調設備が整っている施設が多いため、ゴルフクラブの保管に適した環境であり、好きな時間に収納・取り出しもできます。盗難のリスクも防止できるので、ゴルフクラブを安全かつ劣化させずに収納したい方にとって有力な選択肢となるでしょう。
くわしいメリットは下記の記事で紹介しておりますので、ご参考ください。
トランクルームにゴルフクラブを収納するメリット

ゴルフクラブを収納する場合、トランクルームの活用が有力な選択肢のひとつです。特に、屋内型のトランクルームは、ゴルフクラブの収納場所として適しており、自分の好きな時間に利用可能です。
以下では、トランクルームにゴルフクラブを収納する5つのメリットを紹介します。
ゴルフクラブ以外の荷物も保管できる
トランクルームを契約すれば、ゴルフウェアやゴルフシューズ、かさばりがちな練習器具などもまとめて収納することが可能です。また、ゴルフ道具に限らず、自宅では収納しきれない衣類や季節家電なども保管できます。
一言でトランクルームといっても、1.0帖未満から8.0帖程度などさまざまなスペースがあります。目的に応じた広さのトランクルームを契約すれば、自宅の収納スペースにも余裕が生まれるでしょう。
ゴルフクラブの保管に適した環境を保てる
ゴルフクラブの保管に適した環境を保てる点もトランクルームを活用するメリットです。
多くのトランクルームでは空調設備が整っており、安定した温度・湿度に保たれています。
ゴルフクラブを高温多湿の環境に収納すると、カビやサビ、グリップの劣化などにつながります。適切な環境に収納すれば、ゴルフクラブの寿命が延び、高いパフォーマンスを維持できるでしょう。
好きな時間にゴルフクラブを出し入れできる
24時間365日利用できるトランクルームであれば、好きな時間にゴルフクラブを収納・取り出しができます。
急な誘いや早朝からのラウンド、深夜の帰宅であっても柔軟に対応可能です。
ゴルフ練習場にクラブを預ける場合、時間の制約が生まれるため、好きな時間に出し入れができるのはトランクルームの大きなメリットといえます。ただし、すべてのトランクルームが24時間365日利用できるわけではないため、事前に確認しましょう。
盗難被害のリスクが抑えられる
盗難被害のリスクを抑えられる点も、トランクルームにゴルフクラブを収納するメリットです。
監視カメラや施錠システムといったセキュリティ対策が備わっているトランクルームが多いため、第三者の侵入は難しく、万が一の際には警備会社に連絡が届く施設もあります。
第三者からゴルフクラブを盗難されるリスクを最小限に抑えられるため、車内や屋外の物置よりも安心して収納できます。セキュリティ対策は各トランクルームで異なるので、事前に確認すると良いでしょう。
運搬サービスを利用できる
トランクルームの中には、運搬サービスを提供している事業者があります。
運搬サービスとは、自宅からトランクルームに荷物を運んでもらえるサービスです。運搬サービスを活用すれば、帰宅後にゴルフクラブを手入れしてからトランクルームに運ぶ手間を省けます。
ゴルフクラブの収納にはトランクルームがおすすめ
本記事では、ゴルフクラブを保管する際のポイントや収納前の手入れ方法、おすすめの収納場所などを紹介しました。
ゴルフクラブは、高温多湿の環境に適しておらず、盗難のリスクも高いです。適切な場所を選択し、ゴルフクラブを安全かつ劣化させずに収納しましょう。
また、ゴルフクラブの収納にはトランクルームの活用がおすすめです。トランクルームであれば、ゴルフクラブの保管に適した環境が整っており、盗難のリスクも最小限に抑えられます。
加瀬のレンタルボックスが提供するトランクルームは、1帖からサイズを選べ、湿度や温度対策、換気設備も整っています。さらに、24時間出入り自由かつセキュリティが行き届いた環境でゴルフクラブを保管できますので、ぜひご検討ください。