海外赴任が決まった場合には、家具の預かりサービスが便利でおすすめです。海外赴任中、家具を安全に保管できるなど、多くのメリットがあります。
とはいえ、実際にどんなメリットがあるのか、どんな業者に依頼できるのかなど、分からないこともあるはずです。そこで今回は、海外赴任時の家具の預かりサービスについて、詳しく紹介します。
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海外赴任時の家具の保管場所に困る理由
海外赴任時には、以下のような理由から家具の保管場所に困ることが多いものです。
- 海外赴任先へにすべての家具を持っていくことはほぼ不可能
- 賃貸物件の場合は、一般的に長期間留守にできず、家具を含む家財を持ち出す必要がある
- 実家や知人宅に預かってもらうには、負担がかかり過ぎる
保管場所に困るとはいえ、まだ十分に使える家具や愛着のある家具を処分するのは、気が引けるものです。また、処分するにしても、手間や費用がかかることから、海外赴任前の多忙な時期に大きな悩みになります。
海外赴任時の家具の預かりサービスとは？
海外赴任時には、家具の預かりサービスの利用を検討するとよいでしょう。家具の預かりサービスを利用すると、引っ越しや海外赴任などで一時的に使用しなくなった家具を、専用の倉庫などに預けることができます。
配送や搬入・搬出サービスが含まれる場合もあり、手間をかけずにスムーズに預けることが可能です。長期不在時でも安心して大切な家具を保管できます。
家具の預かりサービスの4つのメリット
海外赴任時には、家具の預かりサービスを利用すると多くのメリットがあります。ここでは、そのうちの主な4つをご紹介しましょう。
安全に保管できる
海外赴任時に家具の預かりサービスを利用すると、安全に保管できるのがメリットです。家具の預かりサービスは、業者の管理の下に保管されるため、盗難や破損のリスクを回避できます。
不在中に悪意のある第三者が持ち出したり、いたずらをされたりといった心配なく、安心して海外赴任できます。
状態よく保管できる
状態よく保管できるのも、家具の預かりサービスを利用するメリットです。家具の預かりサービスでは、適切な温度・湿度に保たれた空間で保管できるため、劣化を防ぐことができます。
海外赴任が終わり、再び家具を使い始めるまで、状態よく保管したい要望にマッチしているといえます。
賃貸物件を契約し続けるより割安
家具の預かりサービスを利用すると、賃貸物件を契約し続けるより割安です。海外赴任中も賃貸物件をそのまま契約し続ける場合、1人暮らし用物件でも毎月10万円程度は払い続けることになります。
その点、家具の預かりサービスは、家具の大きさや保管スペースの大きさによって細かく料金設定がされています。そのため、必要な分のスペースに対してだけ料金を支払うことができ、費用を抑えやすいのが特徴です。賃貸物件を契約し続けて家具を保管するよりも、無駄なスペースの費用を抑えられるため、長期的には割安で効率的な保管方法として選ばれています。
帰国時に好きなタイミングで戻せる
家具の預かりサービスは、帰国時に好きなタイミングで家具を取り出すことができて便利です。海外赴任が満了となって帰国スケジュールが決まれば、契約内容にもよりますが、帰国してすぐに使い始めることができます。
一時的にでも間に合わせの家具を用意する必要がなく、使い慣れた家具で帰国後の生活を送ることが可能です。
家具の預かりサービスの4つのデメリット
一方、海外赴任時に家具の預かりサービスを利用すると、以下のようなデメリットがあります。
一時帰国の際にすぐに使えないことがある
家具の預かりサービスを利用した場合、一時帰国の際にすぐ使えないことがあります。たとえば、長期休暇などで1か月程度帰国した場合などでも、契約内容によっては、使いたい家具を取り出すまで数日かかることがあります。
また、面倒な手続きを踏まなければならないこともあるため、一時帰国時に家具を使う予定がある場合は、注意が必要です。
利用期間中は料金を支払う必要がある
家具の預かりサービスは、利用期間中は継続的に料金の支払いが必要です。そのため、海外出張が長期にわたるほど、費用がかさむことになります。
たとえば、最長2年間など、最初から期間限定での海外赴任の場合は、最初からどれぐらいの費用がかかるか分かるので、問題ありません。しかし、長期前提かつ期間未定での海外赴任は、数年以上利用する可能性があるため、注意しましょう。
都合のよいタイミングで戻せないことがある
都合のよいタイミングで戻せないことがあるのも、覚えておきたいポイントです。家具の預かりサービスは、業者によって、戻すのに事前申請が必要だったり限られた時間内での持ち出しだったりします。
たとえば、帰国してすぐに使いたいので夜間に戻したい、明日から新居で使いたいといったことはできないことがあります。
一部の家具だけを戻すのは難しいことがある
預かりサービスの種類によっては、一部の家具だけを取り出すのは難しいことがあります。たとえば、荷物を取り出した時点で契約が終了するパターンの預かりサービスでは、いったんすべての家具を取り出す必要があります。
いざというときに困らないよう、契約時に、一部の家具だけを取り出せるかどうか確認しておくとよいでしょう。
家具の預かりサービスを依頼できるところは？
ここでは、家具の預かりサービスを利用できるところとして、「引っ越し業者」と「トランクルーム」それぞれの特徴をご紹介します。
引っ越し業者
引っ越し業者では、引っ越しの契約者向けに、オプションとして家具の一時預かりサービスを有料で行っていることがあります。たとえば、賃貸物件の退去日と新居の入居日にずれがある、新居を建築中などの理由で、一時的に家具の保管場所に困る場合などに便利です。
預かり期間は、数日～1か月程度など、比較的短期間での利用が基本です。なお、引っ越し業者によっては、海外赴任中の家具の預かりを有料で依頼できるところもあります。
トランクルーム
海外赴任時には、トランクルームに家具を預ける方法もご検討ください。トランクルームには、ビルのフロアを細かい区画に分けて貸し出す屋内型と、屋外に設置したコンテナを収納スペースとして貸し出す屋外型があります。
このうち、家具を預けるのに向いているのは、屋内型です。風雨による影響を受ける心配がなく、空調管理がされた環境で家具を保管できます。
海外赴任時の家具はトランクルームでの保管がおすすめ
海外赴任時の家具の保管に、トランクルームを利用することで多くのメリットがあります。
1か月～長期まで契約期間が柔軟
トランクルームは、最短1か月～長期まで契約期間を柔軟に設定できます。海外赴任は、短期では数か月程度、長期になると数年程度になるのが一般的ですが、必ずしも当初の予定通りの期間になるとは限りません。
たとえば、当初の期間より延長になったり、反対に、急遽帰国することになったりすることもあるでしょう。トランクルームに家具を預けていれば、必要な期間に合わせて契約や解約ができるので安心です。
契約期間中はいつでも出入り・家具の取り出しが自由
契約期間中は、いつでも出入り・家具の取り出しが自由な点も、大きなメリットです。一時帰国中に家具の状態を確認したい、一部の家具を取り出して海外赴任先に持ち込みたいといった要望にも対応できます。
預ける家具の種類や物量に応じてスペースを選べる
トランクルームの広さは非常に多様で、さまざまなニーズに応じた幅広いサイズが用意されています。そのため、家具の種類や物量に過不足のない広さのスペースを選ぶことができます。
近年、トランクルームの需要が急増しており、全国で物件が次々と増えています。その結果、家具の保管に適した広さや利便性の高い立地のトランクルームを、さらに選びやすくなってきています。
空調管理の行き届いた空間で状態よく保管できる
屋内型のトランクルームに家具を預けることで、空調管理が行き届いた環境で保管できます。家具の保管には適切な温度と湿度の管理が不可欠です。大切な家具の劣化を防ぎ、次に使用する際も良好な状態を維持するためには、トランクルームの利用が最適な選択といえるでしょう。
セキュリティー対策がしっかりしている
運営会社によって多少異なるものの、トランクルームには、一般的に以下のようなセキュリティー対策がとられています。
- 契約者以外の物件への出入りを禁止
- 入口や共有部分に監視カメラを設置
- 警備会社との提携で24時間体制の監視を実施
海外赴任でなかなか帰国できない場合でも、トランクルームに預けておけば安心です。
まとめ
海外赴任時には、家具の預かりサービスを利用することで、安心して大切な家具を保管できます。帰国後に慣れ親しんだ家具を再び使用できる点でも利便性が高いといえます。
特にトランクルームは、空調管理が行き届いた環境で家具を保管でき、契約期間中は自由に出し入れが可能です。また、セキュリティー面も充実しており、多くのメリットがあるため、海外赴任時の家具の保管先として非常に有効な選択肢となるでしょう。
