
サーフボードを賢く収納する方法をご紹介します。自宅でサーフボードの収納場所に困っている人・サーフボードが劣化しない保管方法を知りたい人は必見です。
また、サーフボードラックの種類・自作収納スペースのDIY・トランクルームのメリットについても、わかりやすく紹介します。
目次
サーフボードのおすすめ収納方法
サーフボードは大きくてかさばるため、収納方法にお悩みの人も多いでしょう。
今回実施したアンケート(※表1)では、サーフィン経験者がサーフィンにおいて大変だと思うこととして、自然条件や時間、移動コストとともに機材の保管場所や日々のメンテナンスなどの機材に関する項目が上位にランクしており、悩みをもつ人が多いことがわかります。
▼※表1 アンケート調査 「サーフボードの保持並びに、サーフィンをする際に大変に感じること」 (n=733)

自宅でサーフボードを収納する場合、市販のサーフボードラックを購入するか、収納スペースをDIYで自作するかの2通りがあります。
市販のサーフボードラックと自作する収納スペースには、それぞれメリットとデメリットがあるため、紹介します。
サーフボードラックで見せる収納をする
自宅でサーフボードを収納する場合、サーフボードラックを検討している人が多いのではないでしょうか。
サーフボードラックをうまく活用することで、複数のサーフボードを省スペースで収納できます。またインテリアの一部として、おしゃれに見せることも可能です。
サーフボードラックには、横置き型・縦置き型・アームラック型と種類があるため、それぞれの特徴を紹介します。
縦置き型
サーフショップでよく見かける、一般的なサーフボードラックが縦置き型です。縦置き型のメリットは、コンパクトなスペースにまとめて収納ができること。サーフボードを複数枚お持ちで、収納スペースが限られている人におすすめです。
縦置き型のサーフボードラックは、サーフボードの出し入れが簡単なため実用的です。ウィンタースポーツをされている人は、スキーやスノーボードの板も一緒に収納できますよ。
ただし、天井の高さが限られているマンションなどにお住まいで、ロングボードを所有している人は注意が必要です。縦置きできない可能性が高いため、横置き型・アームラック型もあわせて検討しましょう。
横置き型
サーフボードを置くスペースに余裕があり、インテリアとしてサーフボードを見せたい人におすすめなのが、横置き型です。縦置き型と同様に、複数枚のサーフボードをまとめて収納できる点が魅力です。
天井の高さを気にする必要がないため、ロングボードの収納にも適しています。また横に寝かせて収納するため、サーフボードのメンテナンスがしやすいメリットもあります。
デメリットは、縦置き型に比べると場所を取ることです。お部屋の広さにあわせて、検討する必要があります。
アームラック型
壁にディスプレイするように収納できるのが、アームラック型です。ハワイアン料理のレストランで、よく目にします。
アームラック型のメリットは、お部屋のスペースを有効活用できて、見た目がおしゃれなこと。縦置き型・横置き型に比べ、コストを抑えることもできます。
一方デメリットは、壁の高い位置に設置するため、サーフボードの出し入れが面倒になること。また、設置のためにネジで固定する必要があるため、賃貸住宅にお住まいの人には不向きかもしれません。
DIYで収納スペースを自作する
サーフボードラックには、さまざまな種類があることを紹介しました。市販のサーフボードラックを購入してもよいですが、DIYで自作するのもおすすめです。
収納スペースを自作することで、サーフボードの収納枚数を増やせたり、お部屋にあわせたスタイリッシュな雰囲気を出せたりと、自分好みのサーフボードラックを作れます。
作成の手間はありますが、手順さえわかっていれば簡単に作れるため、本記事を参考に作ってみてください。
サーフボードラックの設計図を作る
床から天井までの距離(縦軸の支柱の長さ)・サーフボードラックの横幅(横軸の支柱の長さ)・サーフボード受けを設置する間隔を事前に測り、簡単な設計図を作りましょう。
準備するもの
・支柱とする木材
ホームセンターで購入できる、2×4(ツーバイフォー)木材がおすすめです。2×4木材とは、規格化された木材で、強度があるため支柱に向いています。縦軸の支柱を必要本数分(最低2本は必要)と横軸の支柱1本を準備しましょう。
・サーフボード受けとなる木材
ホームセンターで購入できる、1×4(ワンバイフォー)木材がおすすめです。1×4木材は、2×4木材に比べ細いためサーフボード受け用の木材として向いています。
・『ディアウォール』または『ラブリコ』
壁に穴を開けずに支柱を立てられる、便利なDIYグッズです。
・ビス
支柱同士やサーフボード受けとなる木材を、組み立てる際に使用します。
・電動ドライバー
支柱同士やサーフボード受けを、ビスで取り付ける際に使用します。
組み立ての手順
縦軸の支柱とする木材に、『ディアウォール』または『ラブリコ』をはめていきます。
横軸の支柱に、サーフボード受けとなる木材を、等間隔になるようにビスで取り付けます。
横軸の支柱を、縦軸の支柱にビスで固定してください。
作成したサーフボードラックを壁に取り付けます。
縦軸の支柱を床と垂直に立て、アジャスターを締めたら完成です。
なお、取り付け作業は、2人以上で行いましょう。
ローコストで簡単に作るには
木材や組み立てに必要なビスなどは、すべてホームセンターで購入できます。木材は、購入したホームセンターで事前にカットしてもらうと、簡単かつきれいに作れます。
電動ドライバーがない場合は、ホームセンターのレンタル工具を利用するとよいでしょう。500円ほどでレンタルできるので、工具を購入するよりリーズナブルです。
アレンジ自在!サーフグッズをまとめたオリジナル収納スペースの作成も
支柱として立てた木材に有孔ボードを組み合わせることで、サーフグッズの収納スペースを設けることができます。
有孔ボードにL字金具やアイアンバーを取り付けて、リーシュコードの収納場所やウェットスーツ干しに……。サーフグッズを、インテリアの一部としておしゃれに収納できますよ。
サーフボードを長期保管する前の手入れの基本

あたたかい季節だけサーフィンをする人は、サーフボードを使わないシーズンオフに入る前に、しっかりとお手入れをしてから保管しましょう。大切なマイボードを長く使えるよう、おすすめのお手入れ方法をご紹介します。
フィンを外し水で洗う
サーフボードを長期保管する場合、フィンを外してお手入れします。フィンボックスの内部に、砂が入り込んでいる可能性があるためです。
フィンを外した状態で、サーフボード全体とフィンボックス内部を真水でよく洗いましょう。塩分が残っていると、サーフボードの劣化につながるため、念入りに洗うことが大切です。
きれいに洗い流したら、乾いた布で水分を拭き取ります。
ワックスをはがして傷をチェックする
サーフボードを長期保管する前に、ワックスをはがし、傷のチェックをしましょう。保管している間にワックスが溶けてしまい、ベタベタになるのを防ぐためです。
また、ワックスをはがすことで、細かい傷に気付くことができます。傷を爪でさわって引っかかりがある場合は、浸水の可能性があるため、リペアしましょう。
ワックスをはがしたら、直射日光を防ぐため、ボードケースに入れて保管します。
サーフボードの収納や長期保管に適さない場所

サーフボードの保管場所として適しているのは、風通しが良く、高温にならず、直射日光を避けることが条件です。
知らずに間違った場所で長期保管をしてしまうと、サーフボードの劣化につながります。サーフボードが劣化しない正しい収納方法や、長期保管に適さない場所をお伝えします。
屋外
サーフボードを屋外に置きっぱなしにすると、紫外線によってサーフボードが黄ばみます。お気に入りのマイボードが、黄色くなってしまうのはショックですよね。
そしてもっとも厄介なのが、直射日光を浴びることでウレタンフォームからラミネートが浮いてしまう「剥離(ハクリ)」が起こることです。剥離したサーフボードは、リペアしないと使えなくなってしまうため、注意が必要です。
他にも、強風でサーフボードが倒れ破損するリスクや盗難の心配があるため、屋外での保管は避けてください。
車内
車内は室温が上がりやすいため、注意が必要です。とくに真夏の炎天下では、車内はエンジン停止後、一気に室温が上昇します。
ワックスが溶けてボードケースや車がベタベタになるのはもちろん、先ほどお伝えした剥離のリスクが非常に高いです。
一時的に、車内にサーフボードを置いておく場合も、対策が必要です。サーフボードをケースに入れて直射日光が当たらないようにする、車用のシェードを付けて車内の室温が上がらないようにする、窓を少し開けて風通しを良くしておくなどの対策をしましょう。
屋外の物置
直射日光が避けられるため保管場所として良さそうに思われがちですが、夏の物置は車内同様、庫内温度が高くなります。
夏場は50度近くまで上がることがあり、サーフボードの保管場所には向いていません。サーフボードが剥離する可能性が高いため、注意が必要です。
どうしても屋外の物置を利用する場合は、断熱材使用の物置を利用しましょう。
サーフボードをトランクルームに収納するメリット
「サーフボードの枚数が増えて、自宅だけでは収納しきれない」「家族の理解が得られず、サーフボードやサーフグッズを自宅に置いておけない」と悩む人も少なくありません。
アンケート結果(※表2 )でも、機材保管について大変だと思うこととして、「衝撃でボードに傷がつく」「日光の管理」などが上位にあがっており、日光の当たらない広めの置き場所の確保に課題を感じている方が多いことがわかります。
▼※表2 アンケート調査 「サーフボードの保持並びに、機材保管について大変だと感じること」 (n=733)

このような悩みをお持ちの方におすすめなのが、トランクルームへの収納です。サーフボードをトランクルームに収納するメリットについて説明します。
ボードにあわせて収納サイズが選べる

トランクルームは、1帖未満から8帖以上まで大小さまざまな広さがあるため、サーフボードの長さや収納したい荷物の量によってサイズを選べます。
加瀬倉庫が運営する屋内型トランクルームの天井高は2.1m程度であるため、6.8ft(=約208cm)までのサーフボードは、縦置きが可能です。ショートボードから6.8ftまでのミッドレングスであれば、縦置き収納ができます。
シーズンオフの使わないウェットスーツや海外トリップ用のハードケース、ポリタンクなど、場所を取るサーフグッズもまとめて収納できるため、便利です。
温度管理が行き届いている
今回実施したアンケート(※表2)では、現在サーフボードを所有している人の39.2%が「温度の管理」、33.4%が「湿度の管理」に課題を感じています。
▼※表2 アンケート調査 「サーフボードの保持並びに、機材保管について大変だと感じること」 (n=733)

屋内型のトランクルームは空調設備が整い、温度・湿度が管理されているため、サーフボードの保管に適しています。サーフボードが苦手とする直射日光や高温にさらされる心配がないため、長期保管も安心です。
また、湿度の管理や通気性が確保されているトランクルームであれば、ウェットスーツにカビが生える心配もありません。
24時間365日利用できる
「日がのぼる時間からサーフィンがしたい!」という人も、トランクルームは24時間荷物の出し入れが可能なため、安心です。自宅近くや、海までアクセスしやすいトランクルームを選ぶとよいでしょう。
サーフショップのボードロッカーも便利ですが、サーフショップ付近の海でしかサーフィンできないことがデメリットです。トランクルームを利用することで、好きなサーフポイントで好きな時間にサーフィンができます。
サーフボードの保管に適したトランクルームを選ぶときは、以下の条件に当てはまるかを確認しましょう。
- 湿度・温度が管理されている
- 24時間荷物の出し入れが可能
- セキュリティが整っていて盗難の心配がない
『加瀬のレンタルボックス』は、サーフボードの保管に適した条件が揃っているため、おすすめです。0.5帖から広さを選べるのも、サーフグッズの保管に適しています。
全国幅広いエリアで展開されているため、以下のページから利用したいエリア・広さを指定して検索してみてください。
サーフボードを正しく収納しサーフィンを楽しもう

サーフボードはデリケートなため、保管方法には注意が必要です。直射日光による日焼けや黄ばみ、高温での剥離など、サーフボードが劣化する原因を避けて収納することで、マイボードを長く使うことができます。
自宅にサーフボードを保管するスペースを確保できない場合は、トランクルームの利用がおすすめです。
『加瀬のレンタルボックス』は、温度管理をされたトランクルームで、24時間いつでもサーフボードの出し入れが可能なため、安心してマイボードを預けられます。サーフボードの収納先をお探しの際は、ぜひ『加瀬のレンタルボックス』をご利用ください。